無意識に“春バテ”してませんか? 女医が解説する「季節の変わり目不調」の特徴と対策
春といえば、入学や就職、異動や転勤など、新生活の始まりとともに周囲の環境がガラッと変わるという人も多い季節ですね。多くの人々にとって心躍る時期であるとともに、新しい環境への不安が高まるという人もいらっしゃるでしょう。この季節の変わり目には、体調を崩しやすいという問題も。そこで今回は、女医の筆者が、季節の変わり目に特に注意すべき体調不良の特徴と、その対策について解説します。春を健康に、そして快適に過ごすためのポイントを押さえていきましょう。
春に起こりやすい体調不良とその原因
アレルギー症状
春は、花粉症をはじめとするアレルギー症状が現れやすい季節です。去年は大丈夫だったのに、今年はなんだか鼻がムズムズする…という方も多いのではないでしょうか。
アレルギー症状は花粉以外にも、ダニやカビなどのアレルゲンが原因となる場合も。
くしゃみや鼻水、目のかゆみなどの症状は、体内でアレルゲンに対する過敏反応が起こることで引き起こされるとされています。症状が強い方だと、鼻詰まりや頭がぼーっとするなどの症状で、仕事や勉強にも集中できないという方も多くいらっしゃいます。
自律神経の乱れ
春は気温の変化が激しく、体がそれに適応しようとする過程で自律神経が乱れがちです。