2021年12月17日 11:30
抗ウイルス作用のVBに新展開 VBの主成分による皮膚に対する抗老化作用を確認
、78%(VB3)となった。またVBを添加するタイミングは、酸化ストレスを与える前(前処理)の方が、後処理より細胞生存率が有意に高く、より強い細胞保護作用が認められた。
酸化ストレス測定:細胞生存率(図3)
図4-a:細胞内活性酸素(ROS)に対する効果
皮膚線維芽細胞に過酸化水素(H2O2)による酸化ストレスを付加する前後で、VB化合物(VB2/VB3)を添加し、細胞内のROS(活性酸素)に対する効果を検証した。皮膚繊維芽細胞に酸化ストレスを与えると、細胞内のROSは370%に上昇する実験系において、VBを添加すると、VB2、VB3ともに濃度依存的にROSの上昇を抑制する効果が認められた。また予めVBを添加(前処理)した方が、その抑制効果は強かった。
細胞内活性酸素に対する効果(図4-a)
図4-b:活性酸素を分解する酵素(SOD)生成に対する効果
皮膚線維芽細胞に過酸化水素(H2O2)による酸化ストレスを付加する前後で、VB化合物(VB2/VB3)を添加し、細胞内のSOD(活性酸素分解酵素)の回復効果を検証した。
酸化ストレスを与えると、細胞内のSODの産出は56%に抑制される実験系において、VBを添加すると、VB2、VB3ともに濃度依存的にSODの抑制を回復させる傾向が認められた。