2022年10月7日 11:00
「骨と関節の月間」 <40歳~79歳500名に調査>約2人に1人が実感、コロナ禍で深刻化する運動不足秋の行楽シーズンに向けて「骨折」に要注意!
コロナ禍で外出が思うようにできずアクティブに動く季節にぴったりな秋にこそ、まず自身の骨の状態を把握しておきましょう。整形外科や骨粗しょう症を診察されている施設で簡単に骨の強度(骨密度)を測定できます。
さらに、宗圓先生は「骨折を引き起こすと、“自由に動き、生活できる”健康寿命が縮み、介護を要する期間も長くなる傾向にあるため、気を付ける必要がある」と注意喚起!
〈宗圓先生のコメント〉
運動不足により転倒の危険性も増えます。さらに「転ぶ」「ぶつかる」などの軽い衝撃でも骨折を引き起こす危険性があります。調査結果でも約15%の方はコロナ禍で1回以上転倒したと回答されています。骨が弱まっている可能性とともに骨折の危険性が高いと考えます。
「平成28年 国民生活基礎調査」によりますと、転倒・骨折は、要介護4・5で介護が必要になった主な原因の第3位です。骨折、とくに太もも(大腿骨近位部)の骨折は要介護となる要因の1つであり、大腿骨近位部骨折による5年後生存率は3分の2未満と生存率も低くなります。
健康寿命(健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間)を延ばすためにも、要介護予防=骨折予防=骨粗しょう症の予防、治療は特に重要です。