日本初の便秘外来を開設した小林弘幸教授が提唱する新キーワード「ゾンビ腸」 現代日本人の約6割が「ゾンビ腸」化 そのカラダの不調は、すべて“不腸”のせいだった!?「ゾンビ腸」書籍化を記念し、対策メニューも登場
多くのトップアスリートのコンディショニング、パフォーマンス向上指導にも研究成果が活用されている。自律神経研究の第一人者として著書多数。そのほとんどがベストセラーを記録。YouTubeチャンネル「ドクター小林弘幸の健康のカルテ」でも健康に役立つ情報を発信中。
【誰もが「ゾンビ腸」のリスクを抱えている】
年齢を重ねると、便秘をはじめとする消化機能の低下が現れますが、ゾンビ腸にも気をつけなければなりません。
調査の結果からも、30代を越えたあたりからゾンビ腸が増える傾向も見られますが、一方で腸へのケアを怠りがちな若年層(20代)でも約半数がゾンビ腸化していることもわかり、現代を生きる日本人の誰もがゾンビ腸のリスクがあるという実態が見えてきました。ゾンビ腸と言っても、腸だけの問題ではありません。気づかないうちに進行して、いつの間にか全身の健康にも悪い影響を与えてしまうことがあるのです。
「自分は若いから大丈夫」と思い込まず自分の生活を見直す必要があります。
また、ゾンビ腸とそうでない人との比較では、全ての不調の項目でゾンビ腸の方が85%以上を占めるという結果になり、ゾンビ腸の人ほど不調を抱えていることもわかりました。