次女・むっちゃんを妊娠23週・500g台で出産したはさみさん。そんなはなみさんは、むっちゃんを妊娠中、大変な苦労や心配があったそう。これは、はさみさんがむっちゃんをおなかに授かってから、出産するまでの物語です。むっちゃんを妊娠中、かかりつけの産婦人科で羊水過少症を指摘されたはさみさん。出血も続いていることから、妊娠22週のときに大きな病院へ入院することになりました。そこで、詳しい原因はわからないものの、早産になる可能性が高いことを知らされました。そして、入院中の夫と長女・まーちゃんとのビデオ通話中に、体調不良を感じたはさみさん。出血と腹痛が治まらず、急いで内診台へ。突如あわただしく動き回るスタッフに、はさみさんもただ事ではないと感じますが……?妊娠23週で生まれたわが子突然「これから産むことになります」と医師からの説明を受け、手術室へ移動することに。 目が覚めたときには、出産は終わっていました。 NICU(新生児集中治療室)にいる赤ちゃんに会いに行ったはさみさん。むっちゃんに対する第一印象は「小さい……。かわいい……」でした。 しかし、入院中はよく涙を流していたというはさみさん。そんな様子を見た看護師さんが親身に話を聞いてくれ、心が救われたそう。その後、はさみさんは自身の診療やむっちゃんの病状の説明を受け、退院。むっちゃんをひとりで病院に残してきたことには、なんとも言えない寂しさがあったそうですが、無事に長女のまーちゃんと再会でき涙を流したはさみさんでした。 医師からは「これからたくさんの山場がある」と説明されたはさみさん。「不安は当然ありましたが、目の前にいる次女は元気そう。不思議と山場を乗り越えられる気がした」と言います。 とはいえ小さな娘のために、親としてできることが限られているのも事実。そのため、入院中は涙してしまうことも多かったようです……。ですが、むっちゃんが無事この世に誕生できたのは、はさみさんが命がけでむっちゃんを守ってきたからに違いありません。 これから先、むっちゃんにはたくさんの山場が訪れるのかもしれませんが、はさみさんをはじめ、家族の支えがあればきっと大丈夫でしょう。愛情をたっぷりと受けて、すくすくと育っていってほしいですね! 著者:マンガ家・イラストレーター はさみ
2023年05月25日次男の妊娠が判明したとき、当時1歳10カ月だった長男は非常に活発で落ち着きがなく、言葉の発達も遅かったため、私は非常に手を焼いていました。このままでは、次男が生まれてきたらキャパオーバーになってしまう……。そんな不安を抱えていた私は、里帰りする実家近くの保育園に長男を預けることにしました。その結果……。妊娠した私の不安次男の妊娠が判明したとき、喜びの次に私の頭に浮かんできたのは長男のことでした。当時1歳10カ月で、非常に活発で落ち着きがなかった長男。外でも中でも常に走り回っており、捕まえようとする私の手を振りほどいて、どこまでも全力でダッシュするような子どもでした。また、言葉の発達が遅く、当時は単語を発することはありませんでした。 もちろん望んでいた第2子の妊娠でしたが、このように意思疎通が難しい長男と、生まれてくる赤ちゃんの子育てをうまく両立できるのだろうかと、私は不安を感じていたのです。 里帰り先の保育園の一時保育へ私は当時地元から遠く離れた県に住んでいました。そして、長男の出産のとき同様、里帰り出産をすることに。私の両親は働いているため、次男の妊娠が判明した数週間後、実家から歩いてすぐの保育園に長男の一時保育を申し込みました。 その保育園は私たちが里帰りしている間、平日はほぼ毎日長男を預かってくれるとのことで、ほっとひと安心。長男は預け始めて数日間は泣いていたもののすぐに慣れ、保育園生活を楽しんでいました。 長男に起きた変化保育園に通い始めて1カ月が経ったころ、私は長男のある変化に驚かされました。それは少しずつ単語が出始め、なんと2語文まで話すようになっていたことです。言葉の爆発とはこのことか、と私は思いました。私と両親は長男とようやくまともにコミュニケーションがとれるようになり、とても喜びました。 うれしい成長は他にもあります。あれだけ落ち着きがなく常に走り回っていた長男が、人と手をつないで歩けるようになったのです! ほかの親子が当たり前のようにしているこの行動を、私は長男が2歳半のときに初めて実現することができました。これは保育園の集団生活の賜物だと、私は感じていました。 ママ友の反応私たちが約3カ月の里帰りを終えるころには、長男はたどたどしくではあるけれど、3語文を話せるようになっていました。そして里帰りから帰ると、長男のことをよく知っているママ友たちに「◯◯(長男)ちゃんがしゃべってる!」「座ってる!」「手をつないで歩いてる!」とびっくりされました。 私はママ友たちのその言葉を聞いて、「長男を一時保育に通わせていなかったら、今ごろ次男を抱っこしたまま、走り回る長男を追いかけ回して大変だったかもしれない……」と思わずにはいられませんでした。 私は長男を一時保育に預けて、集団生活の力を改めて感じました。集団生活には良い点もあれば悪い点もあるのかもしれません。しかし、私は長男を成長させてくれた先生方やお友だちにとても感謝しています。長男の言葉や社会性の発達に悩んでいた私ですが、今は集団生活を経験させて本当によかったと思っています。今後も集団の中で、たくさんのことを吸収していくことを願っています。 監修/助産師 松田玲子著者:今岡めい6歳と4歳の超わんぱく兄弟を育てるママであり、フリーライター。「子育てで一番大切なのは母親が笑顔でいること」「幼児期最大の英才教育は遊びである」をモットーに掲げ、日々テキトー育児を繰り広げている。
2023年05月25日わが家はいわゆる授かり婚夫婦です。当時彼氏だった夫との間でとある事件が起き、関係に距離をおいていたときに、まさかの妊娠判明。そこから結婚までの出来事をお話しします。結婚したいと思っていた彼が浮気未遂!?当時、彼とは付き合って6年、私は30歳を過ぎていました。そろそろ結婚したいし、子どもも欲しいと考えていましたが、彼は自由でいたい願望が強く、私が結婚の意思を伝えても、濁されるばかりの状態。私は、「彼との結婚は望めないかも。だけど好きだから離れるのはつらい……」と悩み始めていました。 ある日、彼と私のお互いの友だちを誘って食事をする機会があったのですが、数日後、私の友だちから「○○君(私の彼)のことで話があるんだけど……」と言われたのです。話を聞いてみると、なんと彼はあの食事会の後、友だちのLINEに個人的に連絡をし、口説いていたとのこと……。 LINEの会話を見せてもらうと、「○○ちゃん(私の友だち)と付き合いたい。○○ちゃんの彼氏に嫉妬する」といった内容がズラリ。私は頭を鈍器で殴られたような衝撃で、すぐに彼に「どういうこと!?」と問い詰めました。理由を聞くと「関係がマンネリ化して、刺激が欲しかった」だそう。彼はもともと女好きなタイプで、私は常に浮気の不安を抱えていましたが、まさか友だちに手を出すとは思わず、とてもショックを受けました。その後、彼とはしばらく距離を置くことになり、「もう別れるかも」と考えていました。 距離を置いた直後に妊娠が判明…距離を置いて1カ月ほど経ったころ、なんと妊娠が判明。すぐに彼に会って伝えると、「本当に反省している。もう二度とあんなことはしない。子どもができてすごくうれしい。結婚しよう」と言われました。 正直、友だちを口説く男性は信用できませんが、子どもができたことは私も本当にうれしく、彼との結婚を決意。口説かれた友人は「あんな男やめたほうがいい」と、怒っていましたが、「子どもを授かったことは祝福する。でも、あいつがまた不貞を働いたら殴りに行ってやる!」と言ってくれて、今でも良き相談相手です。 あれから5年、2人目にも恵まれ、夫は今では子煩悩なパパに。子どもを授かれたことには感謝していますが、独身時代とはいえ、1度は浮気をしようとした夫です。今後、何が起きてもいいように、私ひとりで子どもたちを育てていくことを常に考えながら生活しています。 イラスト/ななぎ著者:南星 花3歳と0歳の姉妹と、発達障害の夫、13歳の猫と暮らす。妊娠中に夫の失業、切迫早産、胎児発育不全など、さまざまなトラブルを体験。IT業界で働くワーキングマザー。
2023年05月24日私には3人の子どもがいます。年の近い子どもたちを育てる日々の中で、家事や育児から疲れが溜まり、体力も落ちてきました。そして私たち夫婦は、3人目を妊娠してからおよそ2年間近く夫婦生活がありません。夫の「もう1人欲しい」の声も、私には届かず……。第3子出産後、性欲減退…私たち夫婦は、結婚当初から2歳差で3人の子どもを授かることを望んでいました。長男が誕生し、1年半後に2人目、さらに1年半後に3人目を授かり、家族計画は夫婦の希望通りに。 3人目を妊娠するまでは、子どもを授かりたいという気持ちがあり、性欲もあったのですが、もともと妊娠中に性欲が減退してしまう私は、3人目を授かった後は一度もそういった行為に至ることはなく……。そして3人目を出産後も、家事と育児の両立で心身ともに疲弊し、夫からの誘いをやんわりと断る日が続きました。 寝る場所にも原因があるように思います。私たち夫婦は、夫の十分な睡眠のために別の部屋で寝ています。そのため、3人目の出産後から1年が経っても、私たちは合計2年間のセックスレスの期間が続きました。 セックスレスではありますが、夫婦仲は非常に良く、夫も私もお互いを愛している気持ちは伝わっているように思います。しかし夜になると、育児を終えて寝かしつけをするうちに子どもと寝落ちしてしまい、気づいたら朝になっていることも多い私。セックスに対して、気持ちが乗らないのが現状です。 時々「今日はどう?」と誘われますが、夫は子どもと一緒に寝落ちしてしまう私を見て「疲れているから仕方ないよね」と許してくれます。セックスレスについて夫婦で話し合ったことはありませんが、夫に申し訳ない気持ちでいっぱいです。 幸い、セックスレスで夫婦の仲が悪くなることはなく過ごしています。今は子育てに追われ心身ともに休養を求めているのだと、自分自身を責めすぎずにゆっくり過ごしていけたらいいのかなと思うようにしています。 イラスト/ななぎ著者:中田優子自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2023年05月23日韓国人の夫と国際結婚をしたあゆみさん。3回の流産後、44歳で自然妊娠した体験をマンガで紹介します。2人の子どもを育てながら、40代で妊活をスタートしたあゆみさん。妊娠が産院で確認できました。不安はあったものの無事に心拍が確認できて、その後の妊娠経過は順調でした。そこで久しぶりに日本へ帰国することに。実家でゆっくりしたかったあゆみさんですが、動画視聴やゲーム三昧の息子を見て、両親は「こんな子になっちゃって」と苦言……。あゆみさんは両親に自分の子育てをジャッジされているように感じて傷ついてしまいます。そして翌朝も実母が作った朝ごはんを食べない息子について、また実母からダメ出し……。 夜、息子が起きてきて「足が痛い」と訴えました。病院には行きたがらず、結局そのまま寝ることになりましたが、明け方の出来事であゆみさんは眠くてヘトヘト。なんとか実父のおかげで息子が寝てくれそうになったので、あゆみさんは再び横になりました。しかし、またもあゆみさんの睡眠を妨げてきたのは息子でした――。 もう1ミリも私にストレスを与えないで! 息子は足を痛がっていたものの、おじいちゃんに湿布を貼ってもらい、これなら寝られそうだと機嫌も直りました。ホッとしたあゆみさんは、少しでも睡眠をとっておこうとまた横になります。しかし、またもや起こしてきたのは息子でした。机の上にあるはずの宿題がないと言い張る息子……。眠い目をこすりながら一緒に確認すると、机の上にありました。夜中に続いて睡眠の邪魔をされたと感じたあゆみさんは、ついイライラして息子に大きな声を出してしまいます。その声を聞いて心配そうに様子を見に来た実母。息子は起きたら誰もいなくてさみしかったのではないかと言います。自分だけひとりにされてさみしかったから、その反動で甘えているのではないかと……。そう言われてみれば、そうかもしれないーー。 あゆみさんは、冷静に状況を振り返って納得しました。息子はまだ小学2年生。お母さんのおなかに赤ちゃんがいるんだから気をつかってほしいと言っても、ピンとくる年齢ではありません。よく考えればわかることなのに、それに気づけなかったのは、自分もちょっと疲れているのかもしれない……。あゆみさんは、周りに頼りながら少し休憩することにしました。 小学生になると、子どもがぐっと成長したように感じますが、実際にはまだまだお母さんに甘えたい年ごろですよね。しかも、日本という慣れない場所で生活しているのだから、感情が安定しないのも仕方がないのかもしれません。あゆみさんの息子さんが、お父さんに心を開いてよかったですね。あゆみさんもホッとしたことで、息子さんの気持ちを理解する余裕ができたのかもしれませんね。 ※妊娠中の旅行は、これまで妊娠の経過に問題がなくても、かかりつけの医師に確認を取ったうえで、慎重に検討し、無理のない計画を立てることが大切です。飛行機に乗る場合は、航空会社によって搭乗可能な妊娠週数は異なりますので、事前に確認しておきましょう。搭乗条件に、医師の診断書の提出が必要なことがあります。また、妊娠中は安定していてもトラブルが起こることがあるので、保険証、母子健康手帳など、もしものためにしっかり準備をしておきましょう。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター あゆみん
2023年05月20日韓国人の夫と国際結婚をしたあゆみさん。3回の流産後、44歳で自然妊娠した体験をマンガで紹介します。2人の子どもを育てながら、40代で妊活をスタートしたあゆみさん。産院で妊娠が確認できましたが、医師や役所の担当者たちは流産を心配するばかり。あゆみさん自身も不安が募っていき、心理セラピストの先生に相談してみました。するとなんだか不安が減り心が軽くなります。やがて赤ちゃんの心拍を確認する日を迎えました。ドキドキしながら診察台に上がると、無事に心拍が確認できたのです。あゆみさんは妊娠の経過が順調なこともあって、久々に日本へ帰ることに。3年ぶりに日本へ帰国したあゆみさん。両親のサポートを期待して、実家でのんびり過ごそうと思っていました。けれども、久しぶりに会った孫がゲームや動画に夢中になっている姿を見た両親から、苦言を呈されて感情的に言い返してしまいます。 あゆみさんはちょっとした言葉にも敏感になってしまい、早くも実家での生活に不安を抱えていました……。 想像と違った実家での生活 日本に着いてウキウキしていたのもつかの間。両親からの言葉に過剰な反応をしてしまい、涙が止まらなくなったあゆみさん。「365日、自分なりに毎日育児を頑張っているのに……」 久々に子どもに会っただけの両親がいろいろと判断して口を出してきたことが、自分の育児を否定されたようで、耐えられませんでした。 そして翌日、朝ごはんに出されたホットケーキを息子は「食べない」と言って拒否。そのことも母親から指摘されて、あゆみさんは朝からうんざりしてしまいます。こんな調子で夏休みを過ごすかと思うと、ちょっと心配になってきました。 想像とは違うスタートを切った実家での生活でしたが、なんとか床についたあゆみさんと子どもたち。しかし、暑さで目が覚めてしまいます。 「このままだと、寝ながら熱中症になってしまうかもしれない……!」 身の危険を感じたあゆみさんは、重くて動かせなかった息子には扇風機を近くに置いて、自分と娘は冷房の効いた部屋へ移動しました。しかし、しばらくすると、息子が「足が痛い」と泣きながら起きてきました。「ママがこっちで寝ているから足が痛くなった」という息子の主張に首をかしげながらも、あゆみさんは明るいところで状態を確認しようと言いました。しかし、息子はふて寝してしまいます。久しぶりの日本でのんびり過ごすはずが、出だしから予想外の事態に振り回されてしまうのでした。 食事や寝具も、いつもと変わってしまうと子どももストレスを感じるのかもしれませんね。まだまだ実家での生活はスタートしたばかり。少しずつ順応していって、子どももあゆみさんも穏やかに過ごせるのが一番ですね。 ※妊娠中の旅行は、これまで妊娠の経過に問題がなくても、かかりつけの医師に確認を取ったうえで、慎重に検討し、無理のない計画を立てることが大切です。飛行機に乗る場合は、航空会社によって搭乗可能な妊娠週数は異なりますので、事前に確認しておきましょう。搭乗条件に、医師の診断書の提出が必要なことがあります。また、妊娠中は安定していてもトラブルが起こることがあるので、保険証、母子健康手帳など、もしものためにしっかり準備をしておきましょう。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター あゆみん
2023年05月18日私はアトピー性皮膚炎で、生理前や生理中は特に肌がかゆくなります。その中でも、特に頭を抱えていたのがデリケートゾーンのかゆみです。生理用ナプキンは私の肌に合わず、いつもかゆくなってしまっていて……。そんなとき、興味を抱いたのが月経カップ。経済的にもいいと思った私は、すぐさまネットショッピングで月経カップを検索したのです。 サイズ選びから始める購入サイトを見てみると、私が購入しようと思っていたメーカーの月経カップにはS・M・Lと3つのサイズがあることがわかりました。私の身長はどちらかというと低め。さらに初心者ということで、一番小さいSサイズがいいかなと考えました。 しかし、そこには「経産婦や経血量が多めだとSサイズでは経血が漏れてしまう可能性がある」との口コミが。どちらにも当てはまっては私はどうしようかと改めて考えました。 そこまで安くない月経カップ。失敗はしたくありません。悩んだ末、私はMサイズを選ぶことにしました。 月経カップ到着! さっそく装着してみると…月経カップは生理がくる前に届きました。先んじて説明書を読みながら、月経カップを煮沸消毒。準備をしっかりして生理がくるのを待ちました。 そして迎えた生理1日目。トイレに行き、月経カップを半分に折りたたんで腟に入れようとしたのですが……なかなかうまく挿入できません。「この方法で合っているのかな?」と不安を抱きながら、格闘すること数分、苦戦しつつもなんとか挿入することができました。 しかし、あまりにも苦戦し、私は「タンポンを入れるより大変だな……」「毎回、こんなに苦労をしなくちゃいけないの?」と、月経カップについてマイナスなイメージを抱いてしまいました。 何でこんなに漏れているの!?加えて、月経カップを挿入して数分後。なんだかショーツが濡れている感覚があり、私はトイレに駆け込みました。 すると、月経カップを入れていたにもかかわらず、経血が漏れていたのです。ショーツは経血で汚れてしまっていました。「位置が悪かったのかな?」と、思い月経カップを取り出しましたが、月経カップには経血が溜まっています。「もしかして、Mサイズは小さかったのかな……」と、私はこのとき、とても不安に。 そして再度、入れ直して様子を見てみることに。慎重に入れ、1回目よりもスムーズに入れることができました。その後、1時間、2時間と過ごしてみましたが、今度は漏れている感覚はありません。やはり、慣れていなかったことから、入れた位置が悪く経血が漏れてしまったよう。その後も経血が漏れることなく使えたため、「サイズは間違っていなかったんだ!」と、安心しました。 初めての月経カップの挿入は悪戦苦闘しましたが、今では慣れてスムーズに挿入することができるように。そして、私の場合は月経カップと吸水ショーツの組み合わせで使っています。生理用品を月経カップと吸水ショーツに変えたことで、デリケートゾーンがかゆくなることはなくなり、生理用ナプキンを買わなくなったため、わが家の経済的にもいいほうに作用しました。 また、子どもとお風呂に入るときにも大活躍しているので、私の場合は「月経カップを買ってよかった!」と心の底から思っています。 著者/花山 花子作画/ちゃこ監修/助産師 松田玲子 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター ちゃこ
2023年05月18日韓国人の夫と国際結婚をしたあゆみさん。3回の流産後、44歳で自然妊娠した体験をマンガで紹介します。2人の子どもを育てながら、40代で妊活をスタートし、自然妊娠をしたときのお話です。あゆみさんは産院で無事に妊娠していることがわかりましたが、医師や役所の担当者たちは流産を心配するばかりで、あゆみさん自身も流産するのではないかと不安が募っていきました。けれどもある日、心理セラピストの先生に相談すると、心配が減り心が軽くなったのがわかりました。やがて赤ちゃんの心拍を確認することができたあゆみさん。その後の妊娠の経過も順調なことから、3年ぶりに日本へ帰国して、実家でゆっくり過ごすことにしました。 しかし、両親は孫であるあゆみさんの子どもをみて、「こんな子になっちゃって……」と言ったのです――。 ちょっと言われた言葉にも敏感に… 両親の顔を見て、日本に帰ってきた実感がわいたあゆみさん。日本にいるという事実だけでウキウキします。でも、まずはやるべきことがありました。実は、経過がどうなるかわからなかったこともあって、妊娠したことをまだ両親に報告できていなかったのです。移動の疲れで子どもたちが寝たタイミングで、思い切って両親へ報告します。 「言ってなかったことがあるんだけど、ここにもう1人いるんだ……」 おなかに触れながら言ったあゆみさん。どんな反応が返ってくるのかドキドキしていましたが、「何だって!?」とビックリされたものの「こんなにかわいい子が増えるのはうれしいこと」 と、祝福されてホッとしました。両親への報告が無事に終わり、実家でのんびり過ごしていたあゆみんさん。その横では、子どもがいつものようにタブレットで動画を見ています。両親から指摘されますが、あゆみさん自身もずっと悩んでいること。子どもは注意してもなかなかやめてくれません。「こんな子になっちゃって……」 ボソっと両親がつぶやいた言葉に、あゆみさんは「こんな子って言わないで!」 と、つい感情的になってしまいます。 「ほぼひとりで育児しているのに!」「妊婦でも日本まで頑張って連れてきたのに!」 いろいろな思いが交錯して、あゆみさんは敏感に反応してしまいました。 あゆみさんは妊娠中、普段よりナーバスになっていて、いつもならスルーできることでも敏感に反応してしまったのだとか。妊娠中、あゆみさんのようにちょっとしたことで傷ついてしまった経験がある方もいるのではないでしょうか。というのも、助産師さん曰く、妊娠期はホルモンバランスが大きく変化するので心身が不安定になりやすいのだそう。妊婦さんは、今の状態を受け入れて、堂々と「そういうものだ」と気楽に構えるとよいそうですよ。あゆみさんが、少しでも心穏やかに過ごせるといいですね。 ※妊娠中に寿司や刺身を食べることは可能です。しかし、魚にはおなかの赤ちゃんに悪影響を与える水銀が含まれていること、妊娠中は感染症などに対する抵抗力が下がっていて感染のリスクが普段より高いことから、摂取量を調整する、体調の良いときに新鮮なものを食べるなど、食べるときには注意しましょう。 ※妊娠中の旅行は、これまで妊娠の経過に問題がなくても、かかりつけの医師に確認を取ったうえで、慎重に検討し、無理のない計画を立てることが大切です。飛行機に乗る場合は、航空会社によって搭乗可能な妊娠週数は異なりますので、事前に確認しておきましょう。搭乗条件に、医師の診断書の提出が必要なことがあります。また、妊娠中は安定していてもトラブルが起こることがあるので、保険証、母子健康手帳など、もしものためにしっかり準備をしておきましょう。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター あゆみん
2023年05月16日韓国人の夫と国際結婚をしたあゆみさん。3回の流産後、44歳で自然妊娠した体験をマンガで紹介します。2人の子どもを育てながら、40代で妊活をスタートし、紆余曲折を経て自然妊娠をしたときのお話です。あゆみさんは流産後に、今度は妊娠を確認するために、かかりつけの産院を訪れました。すると無事に妊娠していることがわかって安心したものの、医師や役所の担当者など周りは流産を心配するばかり。なんだか妊娠を歓迎されていないような気持ちになってしまいます。あゆみさんは、かんしゃくを起こす子ども、友だちと連日遊びに出かける夫にも、妊婦である自分に対するやさしさが感じられずイライラしてしまいます。そんなとき、心理学講座の先生から、ネガティブな思いを否定せず、すべては胎児に委ねればいいという言葉をかけられ、少し心が軽くなりました。 そしていよいよ、赤ちゃんの心拍を確認する日がやってきました。 どっちでも大丈夫! ※40~44歳の流産率は、自然妊娠の場合が約51%、体外受精で妊娠した場合が約40%という報告があります。(不妊治療情報センター「i-wish.ママになりたい」Vol.61より) 「妊娠するまでの準備はすべてやった。だからあとは胎児に委ねるだけ……」 先生と話しながら、もし流産という結果になったとしても、覚悟はできていることに気付いたあゆみさん。「どっちでも大丈夫!」という気持ちを持てるようになり、少し心が軽くなりました。そして迎えた病院に行く日。心拍確認の日です。胎児に委ねると決めていても、やはり不安になるあゆみさん。 「はい、では見ていきますね」恐る恐るエコー画面を見ると……!? 「心拍……あった!」 しっかりと心拍が確認できました。大きな壁を1つ乗り越えた気がして、そして「胎児に委ねる」と決めたことで、前よりも穏やかでいられるようになりました。妊娠9週の健診日、病院へ行くと、心拍もあり、赤ちゃんが大きくなっているのがわかりました。ひとまず大きな不安からは解放されたあゆみさん。3年も帰っていなかった日本へ帰ろうかなと考えたのでした。 自分のことをよく知る先生から「準備はすべてやった」と言われ、また、寄り添った言葉をもらえたことで、あゆみさんはネガティブな感情も受け入れられるようになったようです。久しぶりの実家で心身ともにリラックスして過ごせるといいですね。 監修者:医師 三鷹レディースクリニック院長 天神尚子 先生 著者:マンガ家・イラストレーター あゆみん
2023年05月15日長男くんが生まれてまもないころ。猫を飼い始めたお義母さんの家へ長男くんを連れて行くと、猫は長男くんだけを威嚇し、鋭い爪をたてて来ました。さらにそんな猫をお義母さんが放し飼いにしていることが発覚。猫は泥だらけ、床は土が散乱し、さらには外で捕まえたネズミの死骸が……。夫から放し飼いをやめるように言っても、猫や部屋の汚れについて注意しても、お義母さんは一切受け入れません。その結果、gachaさんがお義母さん宅へ長男くんを連れて遊びに行く機会は劇的に減っていきました。月日は流れ、gachaさんは2人目を妊娠し、長男くんは4歳になりました。「お義母さん宅へ遊びに行きたい」と言う長男くんの願いを叶えるべく、gachaさんは意を決して猫を放し飼いにするお義母さん宅へ遊びに行くことに。お義母さんは長男くんの頭をなでながら、「猫ちゃんが待ってるよー」と声をかけ、gachaさんには「猫は人を幸せにするわね」と言うのですが……? 妊婦のママへ義母がありえない用事を言いつけ… 猫を探して部屋のなかへ走っていく長男くんを追いかけようとするお義母さん。 お義母さんは「あ、そうだ」と何かを思い出し、gachaさんに向かって「お願いがあるの!」と話しかけてきました。 「ルーちゃんのトイレの砂、替えといてくれる?」頼まれたのは猫のトイレ掃除でした。「私は孫の面倒を見なきゃ。よろしくねー」 gachaさんは怒りが湧いてきました。 猫のトイレの砂替えぇ?そんなもん自分で替えろ! さらに引っかかるのはgachaさんが“妊婦”ということ。 猫のトイレ掃除を妊婦に任す?ちょっとは気をつかってくれないかな……。 モヤモヤした気持ちを抑えながら、猫のトイレ掃除に向かうgachaさんなのでした。 孫を見るからという理由で、自分が飼っている猫のトイレ掃除を嫁であるgachaさんに言いつけるのは、ちょっと違う気がしますよね。猫の糞便には、トキソプラズマ原虫が潜んでいる場合があります。口や結膜から入り、妊婦さんがトキソプラズマという感染症になると、生まれてくる乳児が感染して重度の脳障害が生じることがあります。このリスクをお義母さんは理解していないのかもしれません……。自分が飼っている猫の世話くらい嫁に押し付けず、自分でしてほしいものですね。 著者:マンガ家・イラストレーター gacha
2023年05月14日韓国人の夫と国際結婚をしたあゆみさん。3回の流産後、44歳で自然妊娠した体験をマンガで紹介します。2児を育てながら、40代でも可能性がゼロではない限り頑張りたい! そんな想いから妊活をスタートして紆余曲折を経て自然妊娠をしたときのお話です。流産後にまたかかりつけの産院を訪れました。妊娠を確認するためにやってきたのです。不安を抱えて産婦人科に足を運んだあゆみさんでしたが、無事に妊娠していることがわかって安心しました。しかし、予想はしていたものの、医師や役所の担当者など周りは流産を心配するばかりで、なんだか妊娠を歓迎されていないような気持ちに。 そして、家でも連日友だちと遊びに行ってしまう夫にイライラが募ります。だんだん感情のコントロールがきかなくなってしまったあゆみさんは……。 思うようにいかなくてイライラ… 赤ちゃんが自分のもとへやってきてくれたのはうれしいはずなのに、流産しないかなど、妊娠のことが不安で憂うつになってしまうあゆみさん。さらに、家にいると息子が大声でかんしゃくを起こし、夫は連日友だちとビリヤード……。誰にもやさしくしてもらえない現実に、あゆみさんはイライラしてしまいます。 「やさしくしろ! もうお前の子ども産まないぞ!」感情がうまくコントロールできず、ちょっとしたことで涙が出てしまいます。 あみさんは不安な気持ちを、受講している心理学の講座の先生に聞いてもらいました。そこで先生からかけられたのは「だれに何を言われようが胎児が決める。私が決めるんじゃない」という言葉でした。 不安で憂うつだったあゆみさんですが、素直な気持ちを相談できる相手がいるのは心強いですね。相談してからは、「人間だから不安になって当たり前だ」と思えるようになって、随分気持ちがラクになったのだそうです。妊娠中は誰しも不安になることがあると思いますが、そんなときは家族をはじめ、かかりつけの産院の医師や助産師さんなどに自分の気持ちを話してみると良さそうですね。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター あゆみん
2023年05月13日韓国人の夫と国際結婚をしたあゆみさん。3回の流産後、44歳で自然妊娠した体験をマンガで紹介します。2児を育てるあゆみさんが、40代でも可能性がゼロではない限り頑張りたい! そんな想いから妊活をスタートして紆余曲折を経て自然妊娠をしたときのお話です。韓国在住のあゆみさん。ある日、通い慣れた産婦人科にやってきました。このときあゆみさんは44歳。なぜ産婦人科を訪れたかというと……!? またこの反応… ※40~44歳の流産率は、自然妊娠の場合が約51%、体外受精で妊娠した場合が約40%という報告があります。(不妊治療情報センター「i-wish.ママになりたい」Vol.61より) 前回の妊娠は流産してしまったあゆみさん。手術からまだそこまで長い時間が経っているわけではありませんでしたが、通い慣れた産婦人科の前にいました。 実は、妊娠の兆候があったので、診察を受けるために来たのです。しかし、受付で驚かれ、担当医さえも、なんだか歓迎していない口ぶり。 それでも、「赤ちゃんが子宮にいてくれますように……」という祈りが通じたのか、あゆみさんの子宮の中には小さな命が宿っていました。 さっそくその足で役所に妊娠証明書を取りに行きますが、担当者からも「もしかして妊娠したんですか?」と驚かれてしまい、あゆみさんは「またこの反応……」と思わず苦笑いしてしまうのでした。 医師や役所の方たちの言った何気ない「一応」「とりあえず」「もしかして」などのひと言ひと言は、流産したばかりのあゆみさんのことを心配をして思わず出てしまった言葉なのかもしれません。けれども、あゆみさんが悲しくなってしまうのも理解できます。自分のひと言や反応が相手を傷つけてしまうこともあるということは、いつも気に留めておきたいですね。 監修者:医師 三鷹レディースクリニック院長 天神尚子 先生 著者:マンガ家・イラストレーター あゆみん
2023年05月12日私は妊娠33週から実家に里帰りしていました。周りからは「貴重なひとりの時間、有意義に使いなよ!」と言われていましたが、だらだらと過ごす日々。思いもよらぬてんやわんやな出産が待っているとは知らずに……。 これはおしるし? 前日、病院にて確認妊娠36週6日のとき、おしるしのようなものが確認できました。念のため病院に電話をすると、「状況を確認するので来てください」とのこと。先生からは「子宮口も開いていないです。様子を見ながら安静にしていてください」との指示を受けたので、その日はそのまま帰宅しました。私自身も「さすがに3週間以上前だし、たまたまの出血かな……」と思っていました。 母から「陣痛はそんなもんじゃない!」翌日5時ころからおなかが痛いな〜と目が覚めてしまいました。昨日のこともあったので心配になり、陣痛アプリをダウンロード。間隔を入力してみましたが、陣痛かどうかよくわからず、「間隔も何もずっと痛いんだけどな……」と感じた私は病院に電話しました。先生からは「あなた、声は元気そうよ。だからそれまだ陣痛じゃないんじゃない? また何かあったら電話して」と意外とあっさり。 私がソファで丸まって「おなか痛いよ〜」と訴えても、母からは「陣痛はそんな痛みじゃないから! 私なんか叫びすぎてよく覚えてないくらいだったわよ」と。出産経験のない妹からも「お姉ちゃん大丈夫〜?」と皆あまり心配してくれていませんでした。 車内で悶絶、スピード出産12時半ごろ、耐えきれなくなった私は「もう無理! 病院に連れてって!」と母と妹に伝えました。ようやく私の状況を理解してくれたのか、2人は車で私を病院まで運んでくれました。このときとにかく冷や汗が止まらなかったのを覚えています。病院に到着すると、助産師さんが「これは大変!」と私の足の間を手で押さえました。そして、「あなた歩ける?」と聞かれたので、「大丈夫です!」となんとか分娩室までの階段を自力で歩き、その後約20分で出産予定日より3週間早く出産しました。 私にとっても家族にとっても初めての経験だったので、全員ドタバタ焦ってしまいました。とにかく無事病院に着いてよかったなと思います。今となってはスピード出産でよかったねと言えますが、少し遅れていれば車内で出産する可能性もあったと思うとゾッとします。今第2子を妊娠中なので、次はもう少し余裕を持って行動したいです。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子作画/こちょれーと著者:倉木アリサIT企業に在職中。現在第2子妊娠中のため育休延長し、1歳男児の子育てをしながら、自身の経験をもとに体験談を執筆している。転勤族のため現在は東京都在住。 イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター こちょれーと
2023年05月11日私は36歳のときに3人目を妊娠。妊娠がわかる前は月に1回程度のペースで夜の営みがありました。上の兄たち2人のときは、妊娠中も産後も夫の性欲はあり、セックスレスになることは今回が初めての経験です。私は育児に疲れており、性欲は未だにないのですが、私が思う夫のセックスレスの理由を考えてみました……。3人目妊娠初期の出来事…妊娠検査薬で妊娠がわかった妊娠初期のころに夜の営みをしました。しかし、その2、3日後に微量の出血と陰部や腟のヒリヒリ感があり、産婦人科を受診。出血の原因は着床出血で、腟のヒリヒリ感はカンジタ腟炎だと医師から言われ、軟膏をもらいました。 私はカンジタ腟炎になったのは初めてで、夫に治るまでは無理だからと伝え、この日からセックスレスがスタートしたように思います。 3人目が女の子とわかると夫に変化が私のカンジダ腟炎は2週間後の妊婦健診で治ったのがわかりましたが、つわりが始まったり切迫流産になったりして私のほうがそれどころではなく、セックスレスのまま妊娠中期に入りました。 そして、夫がおなかの子の性別を気にし出して、担当医から「女の子かも」と言われたことを告げると、太っている父親と思われたくないという一心でダイエットに没頭し始めてしまったのです。 おなかを触ってもらえず不安になる私夫はダイエットに集中して、夜は疲れて爆睡……。胎動があり、兄たちは触ったり声をかけてくれたりするのに、夫は関心がないのかと思うくらいおなかに触れてくれませんでした。 兄たちのときは胎動を感じながら夫婦、親子のスキンシップをとれたのに、今回はまったく近寄ってこない夫。不安に感じ、いつもならしない私がおなかを触ってもらうために夫の布団に潜り込んだくらいです。 私が思う夫のセックスレスの理由私は、きっと3人目が生まれたら夜の営みを求めてくるだろうなと思っていました。ですが、産後5カ月を過ぎてもその素振りはありません。 私自身の性欲はないので、夫に何でしないのかと聞こうとは思わないですが、生まれたのが女の子だったことが、夫に何かしらの気持ちの変化をもたらしたのかもしれません。兄たちのときにはセックスレスにならなかったので、何となく、3人目が女の子だったことが影響しているような気がしたのです。 現在は娘の2時間ごとの夜泣きが始まり、夫婦して体力を削られていますが、もし今後そういう雰囲気になったときには、疲れているからと断わらないようにしたいと思います。 監修/助産師 松田玲子著者:古谷きょうこ2男1女の母。正看護師免許資格あり。育児休暇や隙間時間を利用し、ライターとして活動中。主に妊娠・育児や健康についてのジャンルを執筆している。
2023年05月10日私は第1子を里帰り出産することにしました。初めての出産で不安なことと、母の希望もあって決めた里帰り出産。出産予定日の前後3カ月間を実家で過ごしたのですが、快適である反面ストレスが溜まることもあったのです……。快適な実家生活だったけど…産院を転院する関係で、私は出産予定日の2カ月前から実家へ帰ることにしました。実家で長く生活するのは、高校を卒業して以来約10年ぶりのこと。夫を家にひとり残すのはちょっぴり心配でしたが、久しぶりの実家生活をとても楽しみにしていました。 実家からは産院へも近く、何かあったらすぐに駆けつけてくれる親戚も近くにいました。また、何よりもごはんを作らなくていい実家生活は、妊娠後期で体が重かった私にとってとても快適なものでした。 「水道光熱費が増えた」と言われた無事に長男を出産した私は、退院して実家へと戻りました。慣れない育児、眠気と闘いながら頭ボサボサのまま長男のお世話をしていた私にとって、ごはんを作ってくれる母や長男の面倒を見てくれる父の存在は、ありがたいものでした。しかしあるとき、母に「水道代が高い! 先月からすごく増えた!」と言われたのです。 確かに、里帰り中の私はずっと実家にいました。父と母の2人のときよりも、水道の使用量は増えると思います。トイレも膀胱が圧迫されるせいか1日10回以上は行っていたし、「水道代が上がるのは仕方ないんじゃないか」と思います。しかし母は納得がいかなかったようで、「節約するように」と念を押されてしまいました。 電話しただけで激怒された検針票を見て、私が里帰りをしてからの水道光熱費が跳ね上がっていることを知った母は、いろいろなことに対して過敏に反応するようになりました。私のスマホが不調だったので実家の電話を使っていたら「いつまで電話してるの! 電気代がかかる!」と激怒されたこともあります。 産後1カ月は湯船につかれないため、毎日シャワーを15分程度使っていたら「シャワー使い過ぎじゃない?」と言われたこともあります。私はそんな母の小言に産後の疲れも加わり、とてもストレスを感じるようになってしまいました。おそらく母も同じようにストレスを感じていたと思います。 里帰り前から決めていた謝礼を渡すと…そして長男の生後1カ健診が終わった日、自宅に帰ることになりました。その日に私が里帰りしたことで増えてしまった水道光熱費と食費として、10万円を渡しました。この10万は最初から渡そうと思っていたお金でしたが、里帰り中の母の小言を聞いて「絶対渡さなきゃ!」と思った10万でもあります。このお金を渡したことで母も納得してくれたように思えます。 今回の里帰り出産で、親子間であってもお金の取り決めはきちんとして、あらかじめ伝えておかなければ、ということを学びました。そうすることで、私だけでなく、母のストレスも減らすことができたのではないかと感じています。 著者:小山田ちよえ2男1女の母、アラフォー主婦。夫の仕事が忙しく平日はワンオペ育児に奮闘中。チョコレートとパンが大好き。復職に向けて資格取得を目指している。
2023年05月09日妊娠中、つわりで大変なときもそのつらさを理解し、サポートしてくれた夫。初めての出産に対する不安を抱えていたときも、寄り添ってくれました。「夫は妊娠出産の大変さを理解してくれている」。そう思っていたのですが……。 私たちのバースプラン赤ちゃんは2人揃って迎えてあげたいと決めており、立ち会い出産を希望。里帰りを終え、出産予定日よりも少し前に陣痛が始まりました。しかしお産は進まず、夫は一度仕事へ戻ることになりました。ようやく進み始めたものの、夫はまだ遠方で仕事中のため、すぐには駆け付けることができません。 本格的な痛みが伴う陣痛が始まってから6時間が経ったころ、「もし陣痛が耐えられそうにないなら、希望は叶わなくなるかもしれないけれど、破水を促せば子宮口が開きやすく、もっと出産をラクに進められるよ」と助産師さんに言われました。しかし、「赤ちゃんの状態が大丈夫なら、可能な限り夫の希望を叶えてあげたい」⋯⋯そう思いながら、その後も必死に痛みと闘っていました。 出産後、夫からまさかの発言助産師さんの助言を頂いてから3時間後、夫が無事到着。それと同時に破水を促し、すぐに子宮口全開大となり、無時出産となりました。なんとか立ち会い出産を叶えることができ、夫婦そろって涙を流しながら喜びました。夫の顔を見ながら、「陣痛は苦しかったけれど、頑張って本当によかった」心からそう感じていました。 しかし、幸せな時間が流れていたのも束の間! 落ち着いたころに、夫がびっくりな発言をしたのです。「割とスムーズでラクな出産になって本当によかったね」。⋯⋯開いた口が塞がらないとはまさにこのこと。「ラクな出産」。悪気はなかったにしろ、夫の発言に私はとてもモヤっとした気持ちになりました。そして悲しくもなりました。 夫に物申す!夫の言い分は…?夫は私が陣痛で苦しむ姿を一切見ることなく、病院に到着してすぐの出産だったため、スムーズでラクな出産に思えたようです。さらに出産については、自分にできることはないと思い、出産の流れについても事前に調べることもしなかったようでした。 そこで私は、「2人の夢を叶えるため助産師さんの助言後も陣痛に耐えたこと。本格的な陣痛がどれほどの痛みで、それに耐えることのつらさがいかなるものであったか。さらにラクな出産というものは、そもそもないのだ」ということを説明しました。夫はしっかり話を聞いて理解し、自身の発言を反省してくれていました。 このことから、私たちは産後のトラブルや育児に関して可能な限り、共有するようにしました。仕事が忙しいため、すべてを把握してもらうことは難しいですが、夫が理解しようと関心を向けてくれただけで私はうれしかったですし、心が救われました。慣れない育児は大変でしたが、夫の存在には救われました。それでも2人目の出産は、陣痛から付き添ってもらおうと心に決めています。 監修/助産師 松田玲子作画/キヨ著者:山下亜衣10歳と7歳のサッカー小僧の母。子どもたちを応援するため、アスリートフードマイスターを取得。転勤族で現在は地方での生活を満喫中。趣味はキャンプ。
2023年05月07日私が「経血量が多いかも」と自覚したのは、2人の子どもの出産後。子育て中は家にいることも多かったのですが、特に生理期間中は子どもを連れて外出先のトイレに行くのがおっくうで、完全に家に閉じこもることが多くありました。そんなとき、興味本位から自分の経血量を測ってみると……? もしかして過多月経が原因?「もしかしたら、過多月経なのかも」。そう思い、自分の1回の生理でどのくらいの月経量があるのか確かめてみることにした私。方法はいたって簡単で、使用前のナプキンと交換後のナプキンの重さを測り、その差を計算するだけのものでした。 経血の量を測ってみること1週間、7日分の経血量はなんと約250mlでした。多少の誤差はあるものの、「水250ml」と思うとかなりの量です。思えば、就寝時は夜用ナプキンでは追い付かず、タンポンがないと不安で眠れないほどでもありました。 ※日本産婦人科学会では、1回の生理における総経血量の平均を約20〜140mlと定義しています。 また、思い返せば妊娠中から目まいや立ち眩みにも悩まされていました。採血をすると気分が悪くなりフラフラ。妊娠中に調べてもらった結果「貧血だ」と医師から言われ、処方してもらった鉄剤を服用したり、食事を見直したりしていましたが改善することはなく……。同様に若いころ貧血に悩まされていた母から「生理があるうちは仕方がないよ」と言われていたため、貧血については閉経まであきらめるしかないと思っていたのです。 経血量の多さ、貧血症状……過多月経と言われる症状に当てはまるものが多かった私は、「生理がラクになればもっと元気に過ごせるのでは」と考え、産婦人科で相談することにしました。 病院へ思い立ったらすぐ行動。翌日に産婦人科医へ行き、自分で測った1週間分の経血量のことや生理の過ごし方、貧血の症状があることを相談しました。 産婦人科医曰く、過多月経の可能性が高いが、子宮内膜症などの病気も一度検査しましょうということで、検査をすることに。 結果、異常は見つからず、「過多月経」と言われ、低用量ピルの服用かミレーナ挿入を提案されました。産婦人科医は、「過多月経なら保険適用になるし、ミレーナは低用量ピルのように飲み忘れもない」と、ミレーナを強くおすすめしてくれました。 ミレーナに決めた一度見積りを出してもらうと、保険適用とはいえ、もろもろの費用込みで最終的にはおよそ4万円程度に。専業主婦の私には決して安くはありませんでした。 しかし、今後の生理用品代や鎮痛薬代、子どもたちとも全力で遊べるラクな生理生活と考え、夫にも相談した結果……私はミレーナを入れることを決意! とはいえミレーナ挿入のタイミングを調整したり、再度検査が必要で、思い立ったらすぐに入れることはできません。その後、ミレーナ挿入まで4週間ほど時間がありましたが、待っている間、「子宮口から子宮内に入れるって痛いし怖いかもしれない」と、経産婦ゆえに必要以上に不安にもなってしまいました。 結果的には、結構痛かったです。内診台のカーテンの向こうでミレーナ挿入がおこなわれているので、見えてはいないのですが、そのぶん感覚がいつも以上に冴えてしまったのかもしれません。けれども、痛みは一時的なもので、挿入してからは違和感を覚えることもありませんでした。 ミレーナを挿入して、何よりうれしかったのは、経血量が減り生理は3日程度で終了することに加え、生理痛もなく、貧血も改善され、本当に身体がラクになったことです。生理の負担がいかに心身にも経済的にも大きかったか、ということが身に沁みました。今年で5年目で交換の時期になります。今後も医師と相談しつつ、継続して使用したいと思っています。 ※ミレーナの金額は病院ごとに異なります。※ミレーナは、黄体ホルモンを付加した子宮内避妊器具で、重い生理症状の改善のためにも使用されています。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者/天木みみ作画/加藤みちか監修/助産師 松田玲子 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者・イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター 加藤みちか
2023年05月06日この記事では、2023年4月に妊娠を発表した芸能人や有名人をご紹介! 妊娠・出産時期が自分と近い芸能人や有名人には、なんとなく親近感がわくものですよね。徳永えりさん、新井恵理那さんなど、多方面でご活躍中の方々からおめでたいニュースが届きました。 タレント、女優など、9名の妊娠のニュースをお届けします。 妊娠発表山﨑ケイ(40歳)お笑いコンビ・相席スタート ※夫は立川談洲(35歳)落語家 妊娠発表:2023年4月1日(1人目)宮澤 智(33歳)フジテレビアナウンサー 妊娠発表:2023年4月1日(1人目) ブログ・SNS:Instagram(@tomo.miyazawa)松村香織(33歳)タレント・ 元SKE48 妊娠発表:2023年4月3日(1人目) 出産予定:6月中旬ごろ ブログ・SNS:Twitter(@kaotan_0117)本田朋子(39歳)フリーアナウンサー ※夫は五十嵐圭(43歳)プロバスケットボール選手 妊娠発表:2023年4月3日(2人目) ブログ・SNS:Instagram(@tomoko_honda_official_phonics)徳永えり(34歳)女優 妊娠発表:2023年4月6日(1人目) ブログ・SNS:Instagram(@eri_tokunaga.official)新井恵理那(33歳)フリーアナウンサー 妊娠発表:2023年4月16日(1人目) ブログ・SNS:Instagram(@elina_arai)酒井千佳(37歳)気象予報士・フリーアナウンサー 妊娠発表:2023年4月18日(2人目) ブログ・SNS:Instagram(@sakaichikaaaa)野口啓代(33歳)プロフリークライマー・東京2020オリンピック銅メダリスト ※夫は楢崎智亜(26歳)スポーツクライマー 妊娠発表:2023年4月20日(1人目) ブログ・SNS:Instagram(@noguchi_akiyo)佐藤すみれ (29歳)クリエイター・元AKB48&SKE48 ※夫は愛鷹 亮(33歳)K-1ファイター 妊娠発表:2023年4月26日(2人目) 出産予定:秋ごろ ブログ・SNS:Instagram(@sumiresato_official)気になる芸能人や有名人はリストの中にいましたか? 同じくらいの妊娠週数だったり、わが子と近い月齢の赤ちゃんが登場したりする芸能人のブログには、マタニティライフや子育てのヒントがあるかもしれません。家事や子育ての息抜きにチェックしてみてはいかがでしょうか。
2023年05月06日高齢かつ子宮筋腫があり、自分には子どもと共に歩む人生などあり得ないだろうとすっかりあきらめていました。しかし、43歳でまさかの妊娠。以来いくつものまさかを乗り越えて、出産に至った体験談です。妊娠や出産はあきらめていた30歳を過ぎたころに受けた婦人科検診で、子宮筋腫が判明。それ以降、皮肉にも順調に筋腫は成長し、数も増えていきました。一生妊娠や出産、子育てにはご縁がないのだろうな……とあきらめていた43歳の春、まさかの妊娠!「何がなんでもこの子を産み育てたい!」と心の底から強く思いました。高齢で持病もあったため、かかりつけの産婦人科では手に負えず、近くの大学病院でお世話になることに。 ときを前後して、おなかの子の父親とはお別れし、ひとりで子どもを産み育てていく決意を固めました。「そうか、私は子どもが欲しかったけれど、結婚したいわけじゃなかったんだ」とそのとき気づいたのでした。 帝王切開に向け着々と準備妊娠34週の健診の日。筋腫がお産の妨げとなる位置にあり、赤ちゃんの頭が出てこられないとの診断を受け、帝王切開での出産が決まりました。予想はしていたけれど、やっぱりそうなるか……と思いながら話を聞いていました。 手術は妊娠38週の12月17日に決定。出産日に向けて心の準備も入院準備も抜かりなくしました。帝王切開で2人出産した先輩ママに、麻酔のことや術後の痛みなどを教えてもらったり、帝王切開用の産褥ショーツを買ったり、病院で帝王切開の流れのDVDを見たりしました。 「これで準備万全!」のつもりでしたが、思わぬところで苦戦。それは、入院や手術の際の家族の立ち会いです。夫がいれば問題にはならないと思いますが、なにせ私はシングル。高齢の両親は離れた地域に住んでおり、コロナ禍では移動もままなりません。職場の社長の奥様にお願いするところまで考えましたが、ダメ元で母に連絡してみたところ、なんとか来てもらえることになり、ひと安心。事なきを得ました。 おなかの子の生命力に驚きいよいよ手術前日。入院の準備をして母と病院へ。診察を受けると、先生の様子がなにやら変です。「いつごろ帝王切開って言われました?」などと質問しながら超音波検査をしていたのですが、普段の健診よりだいぶ長い気がしました。「どうしたんだろう? 何か異常でも!?」と、不安は膨らむばかり。 ようやく診察が終わり、別室で待機していた母も呼ばれて話を聞くと、衝撃のひと言が!「赤ちゃんの頭が筋腫を乗り越えて下がってきているので、帝王切開をする必要はなくなりました。陣痛が来るのを待って、普通分娩でいきましょう。今日は帰っていいですよ」。 「え……!? そんなことってあるの!?」と、思わず母と顔を見合わせました。おなかの子の生命力、外の世界へと向かおうとする力たるや、どれほど強烈なものなのか! と驚きました。 最高のクリスマスプレゼントに12月25日。何事もなく、自然分娩で娘を出産。私にとって人生で最高のクリスマスプレゼントとなりました。 妊娠や出産にはお母さんと赤ちゃんの数だけドラマがあるんだなと、身をもって実感しました。先輩ママさんたちからはさまざまなエピソードを聞いていましたが、まさか自分の身にもこれほど衝撃的な事件が起きるとは思いませんでした。娘がこの話を理解できる年齢になったら、「あなたは、いくつものまさかを乗り越えて今ここにいるんだよ」と伝えたいです。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。著者:ワダムギコ43歳にして第一子を妊娠・出産したシングルマザー。自称「遅れてきた母ちゃん」。 建築関係の仕事をしており、自分が携わって建てた保育園に娘を通わせるべく、絶賛保活中。監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2023年05月05日次男を妊娠したばかりのころのことです。私は次男の妊娠がわかってすぐ、義母に妊娠の報告をしました。以前から2人目が欲しいということを義母にも話していたので、義母は喜んでくれて、義父や義妹にも伝えてくれました。するとその後、ご近所の男性に「2人目できたんだってね~。おめでとう」と声をかけられたのです。さらに夫は会社の同僚から祝福されたと言います。安定期まで家族以外の人に報告するつもりはなかったので戸惑う私。夫が同僚に、誰から聞いたのかと問いただすと……?義母に妊娠を報告私が次男を妊娠したのは、長男が2歳のとき。もともと子どもは2人欲しいと思っており、義母にもそのことを伝えていたため、妊娠がわかってすぐ報告しました。義母も喜んでくれて、すぐに義父や義妹にも伝えてくれた様子。 すると、義母に妊娠を報告した5日後、私が長男と2人で近所を散歩していると、近隣に住んでいる高齢の男性に「2人目できたんだってね〜。おめでとう〜」と声をかけられました。私は「なんで知っているの!?」と驚きましたが、その男性は義父と知り合いであるため、すぐに義父が言ったのだとわかりました。 まさか会社でも…!?私はどちらかというと慎重な性格で、安定期に入るまでは家族以外の人に妊娠の報告をするつもりはありませんでした。そのため、義父が勝手に近所の人に妊娠したことを伝えたことに、私はすごく腹立たしい気持ちになりました。 さらに、義母に妊娠報告をした1週間後のこと、夫が職場の同僚に「2人目できたんだって? おめでとう〜」と言われたそう。誰から聞いたか問いただすと、やはり犯人は義父でした。義父と夫は同じ会社に勤めており、社内の人にも妊娠したことを言い歩いているようでした。 義母に相談したところ近所だけでなく会社でも言い歩いていることを知り、私は義母に「まだ安定期じゃないし、何があるかわからないので、近所の人や会社の人には言わないでほしかったんです……」と相談しました。すると義母は「お父さん、そんなにいろんな人に言ってるの? 知らなくてごめん! 怒っとくからね!」と言ってくれました。 後日、義母に用事があったため義実家へ行くと義父もおり、「〇〇(私の名前)ちゃん、ごめんね。また孫ができるのがうれしくて、ついつい言っちゃって……」と反省している様子。義父も悪気があって言ったわけじゃないことがわかったので、「できれば安定期になってから報告したいので、これ以上は言わないでもらえると助かります」と伝えると、義父も納得してくれた様子でした。 夫の会社や近所の人に、勝手に妊娠報告をされた事実は正直腹が立ちます。しかし孫の誕生を楽しみにしている義父の気持ちは理解できます。前もって、「家族以外の人には安定期に入るまで言わないでください」と伝えておけば義父も言わなかったと思います。「言わないだろう」ではなく、きちんと自分の意思を伝えておくことが重要だと感じた出来事でした。 著者:森井さやか小学生と幼稚園児の男児2人を子育て中。育児の経験やアパレル販売員をしていた経験を生かして、子育て体験談やファッション記事を執筆している。
2023年05月04日私には6歳と2歳の子どもが2人いますが、下の子を妊娠して以来の約3年間、夫と性生活がありません。私としてはもう一生しなくても良いかなと思っています。まだ夫とそのことについて話したことはありません。 性生活のない状態になった理由付き合い始めたころから、夫はあまり性行為に関して積極的ではありませんでした。頻度は月に1回ぐらい。夫はガツガツ感がまったくない草食系、理系男子です。その後結婚し、長女を妊娠するまで月に1回ぐらいのペースは続きました。私は多くないなと思っていましたが、特に不満もありませんでした。もともと2人とも淡白でしたが、2人目の妊娠を望んだときはなかなか赤ちゃんができず、頻度を増やすしかない状態に。完全に排卵日周辺を狙った作業で、前戯もほとんどなく痛かったです。妊娠がわかったときには、「もう毎月頑張らなくても済む」といううれしい気持ちにすらなりました。 不満はないが不安はある私自身は性行為がないことに納得しています。しかしながら、たまにネットや雑誌で夫婦の夜の営みの大切さを謳う記事をみると、少し焦ります。性行為をしないことは夫婦として健全ではないのか、夫は私を女として見られないのではないかと不安になってしまうのです。しかし、性行為をしないからといって私たち夫婦は仲も良く、夫はとても誠実な人なので、他の人と……ということも絶対にありえません。お互い不満はなさそうなのでこれはこれでありなのかなとも思っています。 今後もきっと性生活はないけれど完全に性行為がないことについて、夫にどう思っているのか聞いたことはありません。それで「しようか」ということになるのも微妙だし、「もう一生する気はありません」と宣言されても傷つくからです。夫の性格からして、この先夫から何かを言ってくることもないでしょう。 このまま一生女として求められることがないかと思うと少し寂しい気もしますが、求められたとしても戸惑うと思います。 現在、私は下の子と、夫は上の子と寝ているので、寝室を共にすらしていません。私たち夫婦は今後もずっと性生活はないと思いますが、ずっと仲良しではいたいです。手を繋いだり肩を揉み合ったり、ちょっとしたスキンシップはできるだけとっていきたいなと思います。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 「共感した」「私の場合はこうだった」など、ぜひベビーカレンダーサイトのコメント欄にご感想をお寄せください。また、ベビーカレンダーでは皆さんから募集した体験談を記事でご紹介させていただくことも。ベビーカレンダーに会員登録すると届くメルマガから、皆さんのオリジナル体験談をご応募ください。 作画/まきこんぶ著者:山本加奈子2児の母。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2023年05月03日私は娘が1歳のとき、2人目を妊娠。息子が生まれるまでは娘中心の生活で、「2人目が生まれても、今みたいに娘との時間も大事にしよう」と思っていました。しかし思っていた以上に2人育児は大変で、娘だけに注ぐ時間もうまく取れなくなっていったのです……。 お姫様状態だった娘娘は両家にとっての初孫で、生まれたときから家族みんなが溺愛。特に夫の家族や親戚では男の子ばかりだったこともあり、みんなから「やっぱり女の子はかわいいな〜」と言われながら育ってきました。私の両親や妹たちも、会うたびにプレゼントを用意してくれています。 2人目の妊娠がわかってからも、私は「2人目が生まれたら、なかなか外出も行けなくなる」と思い、出産を迎えるまでの間、家族でいろいろなところに出かけました。娘はニコニコよく笑って、ようやくカタコトでお話もできるようになり、私はかわいくて仕方ありませんでした。 弟の誕生で生活が一変!予定よりも3週早く生まれてきた息子。産後は実家に親子3人で約2カ月帰省することに。実家の父母は働いていて、帰省していても半日は親子3人でいることが多い状況でした。 息子が泣けばおむつ交換や授乳。娘との時間をうまく取ることができず、娘もぐずることが多くなりました。3週間ぐらいたったある日の昼間、娘に「◯◯くん(息子)寝かせてくるから、ちょっと待ってて」と伝えて、別室へ向かいました。 1時間くらいして、ようやく寝てくれた息子をベッドに下ろそうとしたときのこと。娘がドアを「バンッ」と勢いよく開けて入ってきて、息子が目を覚ましたのです。その瞬間、私は「待っててって言ったでしょ! 」と感情のまま娘を怒鳴ってしまいました。娘は大泣きで、息子も泣いていて、私は「やってしまった」と後悔しました……。 娘の寝顔にごめんね…その日の夜、私は寝ている娘を見て「ごめんね……」と謝ることしかできませんでした。娘自身も大きく環境が変わり、戸惑っていたはずなのに。私が「待っててね」と言うと、ひとりで遊んで待っててくれていたのに……。 私は冷静になって娘の言動を振り返ると、申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。この日をきっかけに、私の母が家にいるときは、息子を母に預けることに。そして娘との時間をしっかり作って、我慢や寂しい思いをさせないように心がけました。 娘との時間を確保したことで、私自身の気分転換にもなり、子育てに対する気持ちに余裕が生まれました。娘が息子に歌を歌ってあげたり、「コレ〇〇だよ! 」と教えてあげたりする姿を見て、私は娘なりに現状を理解しながら成長しているんだなと感じ、胸が熱くなりました。今回の自分自身の娘に対する言動を反省するばかりです。これからも意識的に娘との時間を確保していこうと思った出来事でした。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 作画/ぐら子著者:松村まや2016年生まれの女の子、2018年生まれの男の子の2児の毋で、職業はフリーライター。夫と子ども2人との4人暮らし。趣味は好きな音楽を聴くことや、休日に家族でおいしいテイクアウトグルメを見つけること。
2023年04月29日カードやアルバムをデコレーションして飾り、人にプレゼントすることが好きな私。初めての妊娠がうれしくて、一生の思い出にとエコー写真をかわいいアルバムにしようと決めました。しかし想像と違って妊娠中も産後も時間に余裕がない……だけどかわいくアルバムを作りたい……。そんな強いこだわりを持った私が後悔しているエピソードです。 エコー写真をかわいく残したい私の趣味はマスキングテープなどで装飾してカードを作ったり、友人との旅行後にミニアルバムを作ってプレゼントしたりすることです。現在小学1年生になる息子を妊娠したとき、初めてもらったエコー写真がとてもうれしくて妊娠を実感。 妊娠がわかり、高ぶった気持ちも相まって「エコー写真はかわいく飾って、妊娠中の気持ちや赤ちゃんに対するメッセージをたくさん書き込んだ世界にひとつのアルバムにしよう!」と心に決めました。 妊娠・出産・子育て…想像より余裕なし妊娠初期にひどいつわりに襲われ、安定期にやっと体調が落ち着いたと思ったら仕事が忙しくなり、後期では切迫早産で入院することに……。アルバム作りを楽しみにしていた気持ちと反対に、私の妊娠生活は趣味に没頭する余裕などありませんでした。 結局エコーアルバムは完成することなく出産。育児に苦戦しながらも、息子の写真をスマホに日々残していました。写真のデータは溜まっていく一方でしたが、私はかわいいアルバムを作ることをまだあきらめていませんでした。 時が過ぎ、ついにあきらめがついた!息子を出産した2年後、私は2人目を出産。さらに育児に追われ、アルバム作りに手を付ける暇もなく何年も放置……。そんな自分に嫌気が差し、「かわいいアルバムを作ることはあきらめよう」と気持ちを切り替えたのは、息子が6歳を過ぎたころでした。シンプルで飽きのこないアルバムを購入し、そこに時系列に並べて写真を入れるだけ。 それでも2人分の写真はなかなかの量がありますが、だんだんとアルバムには思い出が詰まってきました。こだわらず、最初からもっとラクにアルバム作りをスタートしていればよかったなと今では後悔しています。 一生思い出に残る物だから「かわいく作ってあげたい」という理想を持ち過ぎていたため、アルバム作りに手を付けづらくしていた私。現在作成しているアルバムは、プリントした写真を季節ごとにまとめ、装飾はせずアルバムに綴じるだけです。ハードルを下げて無理なくできるように変更し、約7年分の子どもたちの思い出に追いついている途中です。 監修/助産師 松田玲子イラストレーター/たすこ著者:樋山ゆり菜
2023年04月27日妊娠が判明してから、出産するのに必要な自分の体力や筋力に不安を感じました。そこで、毎日1時間の散歩を習慣にすることに。その習慣のおかげで、出産時や産後に助けられたことがありました。 妊娠判明後、体力・筋力が不安に…妊娠する前、ろくに運動をしてこず、出かける予定がないと外にも出ないほどインドア派だった私……。妊娠が判明して出産する瞬間を考えたとき、自分の体力や筋力が一気に不安になり、妊娠中でも継続しておこなうことができる運動を考えていました。 妊娠中は激しい運動もできないし、私はつわりがひどくただでさえ動くのがしんどいことが多く⋯⋯。ヨガやストレッチといった屋内でできる運動をしようかとも思いましたが、体が硬く断念。ハード過ぎずすぐに休憩できる運動を考え、毎日1時間以上散歩することに。1日の散歩にかける時間は、合計すると1時間から2時間ほどでした。 散歩を始めたことで生活習慣が整った今までは昼過ぎに起きてダラダラしてごはんを食べてまた寝て……といった生活をしていました。しかし、子どもが生まれてからのことを考えるとそんな生活も続けていられないなと思ったので、朝に散歩することに。毎朝太陽を浴びながら運動することで体もスッキリし、とても気持ちがいいことがわかって、最初は「赤ちゃんのため……」とおこなっていたことがだんだん楽しくなったのです。それからは進んで散歩に行くことができ、いつもと違う道を通ってみたりして、新しい趣味ができたように感じました。 出産にも役に立った…!?毎日の散歩を続け、いざ出産!となったとき、やっぱり出産は壮絶なものだと実感……。体力は想像していた何倍も必要としたので、毎日散歩をしていたけれど、全然足りない!と感じました。でも、きっと毎日散歩をしていなかったらそんなことを出産中に考える余裕もなかったのかなと、あとで思うように。また、子どもが外に出かけられるようになってからは、一緒に遊ぶのも毎日外に出かけるのもまったくおっくうではなくなっていたので、出産後もとても助かりました。 毎日の散歩で、体力・筋力をつけて生活習慣を見直すことはもちろん、今さらながら外に出る楽しさも知ることができました。これからも子どもと一緒にいろいろなところへ出かけられると思うと、楽しみが尽きません。 監修/助産師 松田玲子作画/加藤みちか著者:橋本 楓0歳女児の母。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2023年04月27日登場人物ママ/なつみ:とにかく面倒くさがり屋のB型(Instagram:omori_nigaoe)パパ/ゆたか:女子力が高い雑学王。子煩悩がすぎるパパさっちゃん:2017年7月生まれ。お歌大好き元気で明るい気分屋さんれーちゃん:2018年11月生まれ。お姉ちゃん大好きパパっ子。お姉ちゃんに冷たくされると大泣きするちょっと大袈裟さんしーちゃん:2020年4月生まれ。お姉ちゃんたちにかわいがられてすくすく成長中!つーくん:2022年12月生まれ。元気な3人のお姉ちゃんたちに囲まれ日々成長中!いざ、出産へ!5歳、4歳、3歳の年子3姉妹と、0歳の男の子を中国で育てているずぼらママです。計画出産のために入院したものの、1日目はなかなか陣痛につながらず2日目になりました。2日目は朝から先生に破水してもらい少し様子を見てから促進剤を打ちました。破水のおかげかお腹の痛みがどんどん強くなっていき、怖くなり「無痛の注射を打ちたい」とお願いするもまだ打ってもらえませんでした。お昼を食べたあとには痛みがMAXに。2日目も通訳さんがおらず「なんでこんな大事なときにいないの?」と不安と恐怖、心細さで大号泣してしまいました。看護師さんにはなにかあればコールボタンを押してと言われていましたが、押すと中国語で「どうしましたか?」といったようなことをきかれます。中国語が話せないわたしはボタンを押すことを躊躇っていましたがあまりの痛さにナースコールしました。翻訳ツールで「無痛の注射を打ってください」と音声を流すと、看護師さんと麻酔の先生がきて、処置してくれました。痛みの中、麻酔の同意書にサインしたことと針を打つときの丸まった姿勢がとにかく辛かったです。それからはあっという間に痛さがなくなり、同時に陣痛の波が少しおさまってしまいました。この出産の時期は、ちょうど中国が「ゼロコロナ政策」を緩和し始めたころ。前日に受けたPCR検査の結果に異常があるとSMSが来て一気に不安になりました。「もしわたしがいまコロナに罹っていたとしたらこの出産はどうなるのだろう。産院を追い出される?赤ちゃんは?」と不安と恐怖、出産間近でそれどころじゃない気持ちとでぐちゃぐちゃでした。(結局、この時点でコロナは陰性でした)注射の影響なのか陣痛はどんどん遠のいていき、看護師さんから「少し寝てください」とまで言われるレベルに。携帯で漫画を読んで過ごすほど余裕で、今日生まれるのか心配になるくらいでした。(無痛分娩はすごいですね!)その後だんだん寒気を感じ始めて、痛みはないもののお尻のほうがぐぐーっと押される感覚になりました。看護師さんが来たときに一応報告して診てもらうと急にバタバタと騒がしくなり、新生児を迎える体勢に早変わり!ここで、やっと通訳さんが登場(笑)。なぜか足を怪我して病院に行っていたそうです。「なんでこのタイミングで!?」という気持ちを抑えて、いざ出産!無痛分娩は本当に無痛でした。通訳さんがいきむタイミングを教えてくれて7,8回いきみ、先生や看護師さんは日本語で「がんばれ!」と声かけをしてくれて、やっと生まれました。無事に産むことができた安堵で号泣しましたが、「泣くと血が止まらなくなるから泣かないで」と通訳さんに淡々と言われてなんともいえぬ出産でした(笑)なんとか無事に産めて、先生や看護師さん、通訳さん、関わってくれた皆さんに感謝です!余談ですが、後日、出産に立ち会ってくれた通訳さんがコロナに感染して休んでいると聞いて仰天しました。感染経路はわかりませんが、わたしも産後すぐコロナに感染してしまいました…。このように産後もいろいろありドタバタは続いていますが4人の育児、ゆるく頑張ります!中国での4人目出産エピソード(前編)はこちら妊娠・育児に関するお役立ち情報発信中!ままのてのTwitter・Instagramをフォローすると、最新マンガの更新情報をご確認いただけます。ぜひチェックしてみてください!おおもりなつみさんのマンガが動画になって登場!ままのてで大人気の育児マンガが動画でも楽しめるようになりました。もちろん、おおもりなつみさんのままのてオリジナルマンガも動画になって登場していますよ。おおもりさんの描く年子3姉妹の日常をぜひ、ご覧になってくださいね。※「ままのてチャンネル」とは妊活・妊娠・出産・育児の情報を届けるチャンネルです。妊娠中や育児期のお役立ち情報のほか、マンガ動画も配信していますよ。お気に入りの動画を見つけたら、ぜひチャンネル登録してくださいね。過去のエピソード著者情報
2023年04月27日出産予定日の1週間前に、陣痛が来た星田つまみさんは病院へ行くことに。駆けつけた実母に会えて安心したのも束の間、陣痛と共に星田つまみさんの骨盤にかなりの痛みが走ります。様子を見にきた、助産師さんは顔面蒼白になり、医師を呼びに行きました。医師の言葉に…病室に来た医師から「常位胎盤早期剥離(じょういたいばんそうきはくり:妊娠中、または分娩時に胎児が出てくる前に胎盤がはがれてしまうこと)」と告げられた、星田つまみさん。 緊急で手術をすることになったのですが、手術の準備中に星田つまみさんは息ができなくなり、体が震え始めます。 星田つまみさんの様子を見た看護師さんは、酸素マスクをつけてくれましたが、余計に苦しくなるだけ。星田つまみさんは自分の身に何が起きているかわからず、死を覚悟するほどでした。 看護師さんに「落ち着いてゆっくり息をしましょう」と声をかけられながら手術に臨んでいると、医師の「赤ちゃん出ますよ」と言う声と共に、元気な産声が! 愛らしく、元気な赤ちゃんとの対面に安堵した星田つまみさんは、そのまま目を閉じました。 目を覚ました星田つまみさんは、手術を終えてから1時間近く眠っていたよう。 点滴やさまざまな管に繋がれた自分の体に対して、「自分の体じゃないみたい」と感じたと同時に、出産した実感を得ました。 そして星田つまみさんは、手術を担当してくれた医師から「今回の異常分娩」について説明を受けることに。 今回、星田つまみさんの赤ちゃんの心拍が低下した原因は「常位胎盤早期剥離」でした。医師いわく、星田つまみさんが長男くん出産時にも「常位胎盤早期剥離」になっていたこと以外に危険因子(病気の発生や原因となる要素のこと)はないため、原因の特定は難しいとのこと。 そのため、治療や未然に防ぐことが難しく、次回以降の妊娠時も再発する可能性があることを知らされました。 しかし、医師からの説明に驚きはなかったという、星田つまみさん。「次男くんが無事に生まれただけで十分」という気持ちでいっぱいになりました。 ◇◇◇ もうダメかもしれないと思うほど、壮絶な出産を経験した星田つまみさん。出産は命懸け。星田つまみさんと同じように命の危機を感じたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。 赤ちゃんも星田つまみさんも無事に出産を終えることができて本当によかったですよね。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター 星田つまみ
2023年04月26日子どもが欲しいと思ったタイミングで、何の問題もなく長男を授かることができた私たち夫婦。そんなこともあり、不妊は自分たちには関係ないものだと思っていました。長男を産んだのが30歳を超えていたので、2人目は早めにと、年子も視野に入れ妊活に励むものの、なかなか授からず……。現実は理想通りにはいかない正直なところ、長男の育休中に2人目を妊娠し、仕事復帰することなく続けて2人目の産休・育休を取りたいと私は考えていました。 そのほうが2回に分けて育休を取るよりも、仕事の引き継ぎが1回で済むので自分もラクで、周りにも迷惑がかからないと考えたからです。しかし、現実はそううまくいきませんでした。1年半の育休中に2人目を授かることはなかったのです。 育児と仕事をしながらの妊活長男を保育園に預けて仕事に復帰することになり、育児と仕事の両立生活が始まりました。時短勤務で基本的には定時に上がることができていたのですが、残業になることも。 夫は泊まり勤務もあったため、ワンオペで対応しなければならない日が2、3日に1回ありました。平日は育児と仕事でドタバタで、妊活したい日に夫は仕事で不在。そして、私は昔から生理不順……。タイミングを合わせるのがとても難しいと、私も夫も感じていました。 排卵検査薬の存在を知る私はネットで不妊について調べるうちに、排卵日予測検査薬の存在を知ることに。生理不順の私に必要なのは「これだ!」と、ドラッグストアに行っては排卵日予測検査薬を買い続けていました。 排卵日予測検査薬に一体いくら使ったかわかりません。検査薬を試しては一喜一憂する日々が10カ月ほど続きましたが、幸運にも2人目を妊娠することができました。 今となっては、なぜもっと早く婦人科に行って相談しなかったのだろうと疑問に思います。排卵日予測検査薬や妊娠検査薬に一喜一憂する日々は精神的にも疲れましたが、私たちの妊活に役立ちましたし、今では懐かしい思い出です。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子イラスト/ななぎ著者:鬼頭いちか
2023年04月25日妊娠中期といわれる27週目。その日、突然言い渡された「切迫早産」によって長期入院が始まった私。コロナ禍で家族と一切面会できず心が荒む中、私はあるボーイズグループのオーディション番組にハマりました。そして産後、思いもよらぬ展開に……! 切迫早産でまさかの長期入院! 今でも忘れられない、妊娠27週目の健診で医師から告げられた「切迫早産です。このまま入院してください」という言葉。頭が真っ白になりながらも、生まれてくる赤ちゃんを守るため、私は妊娠27週から出産までの約2カ月間を病院で過ごすことに。 コロナ禍での入院生活は、家族とはいえ面会が一切禁止。3歳の娘と直接話すことができないままスタートした入院生活は、本当につらかったです。寝ても覚めてもベッドの上。世の中から隔絶された私は、少しでも外の情報を得るために朝の情報番組を欠かさずチェックしていました。猛暑のニュースが流れていても「そっか、今は夏なのか……」とピンとこない感じでした。そんな中、情報番組内で放送されたボーイズグループのオーディションコーナーをなんとなく眺めていました。デビューメンバーに選ばれるため、汗と涙を流して奮闘する男の子たち。ライバルを蹴落とすのではなく、歌やダンスなどできないことは助け合って乗り越え、どんどん成長していくのです。そんな姿があまりにもキラキラして見え、これから男の子を産む私にとっても学ぶことの多い内容でした。いつしか、このオーディションコーナーが入院中の私の唯一の楽しみに。 つらい入院生活も佳境を迎え「妊娠37週を迎えたら、もう産んでもいいからね」と助産師さん。その言葉は予言だったかのように妊娠37週0日に陣痛が! 助産師さんに、私はあのボーイズグループのデビュー曲を流してほしいとお願いしました。助産師さんも快く了承してくれ、私は彼らの曲に応援されながら元気な男の子を出産したのです。 出産後も「育児の応援歌」として聴いていたところ、なんと生後半年の息子が手をぶんぶん振って踊っているではありませんか! 試しに他の曲を流してみましたが、やはりあの曲だけに反応して踊るのです。これはきっと偶然ではないはず! 今では家族みんながボーイズグループの大ファンです。つらかった入院生活ですが、彼らのおかげで宝物のような思い出できました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 作画/Pappayappa監修/助産師 松田玲子著者:中川ジュノン
2023年04月23日Instagramにて自身の体験談マンガを発信されているこいあともまやさん。34歳のときに夫となる「すんさん」と出会い、35歳で結婚。年齢のことも考え、結婚を決めてからは妊活に励むことに。しかし、妊活は予想以上に過酷で……。現在は第一子をご出産し、息子さんを育てているこいあさんの妊活体験談をご紹介いたします。 妊娠中も、出産後も何があるかわからない二度の流産のあと、「このまま夫と2人で過ごすのもいいかもしれない」と心境に変化が生まれ始めていたこいあさんですが、子どもへの気持ちをあきらめきれず、「最後の挑戦」として、夫・すんさんと共に再び妊活を始めることに。そして妊活を再開して3カ月が経ったころ、妊娠検査薬で陽性反応が出ました。 しかし、受診日の前日になんと出血が……。そのときはひとまず安静に過ごすことにし、最初の出血から1週間が経ったころ、こいあさんとすんさんは病院へ行くことにしました。エコー検査の結果、赤ちゃんはこいあさんのおなかの中にいてくれており、こいあさんは安静に過ごしながら妊娠生活を送ることに。妊娠中もトラブルが続いていたこいあさんですが、その後妊娠9カ月目を迎えることができました。 その1つは死産の可能性に対する不安でした。不育症の検査では「異常はなし」だったものの、これまでの経験から、悲しい結末の可能性を捨てきれずにいたのです。 妊娠中も不安でいっぱいだったというこいあさんは、その後無事に出産。出産後には、なるべく早いタイミングでの子宮頸がん「中等度異形成」の手術をすすめられ、体調が回復次第、円錐切除術を受けたそうです。 この長く苦しい妊活、妊娠期間はこいあさんの人生において、大きな傷跡ともなった経験でしたが「自分と向き合う大事な期間だったとも思う」と振り返っています。子どもを授かることの難しさ、流産のつらさ、子宮頸がんの怖さと、さまざまなことを感じ得た経験は、こいあさんの中で息子さんと過ごす大きな糧となっているのだと感じます。 そして、最後にこいあさんは「今妊活を頑張っている方、不妊治療中の方、流産や死産の悲しみの中にいる方、子どもをあきらめようと考えている方、どんな結末になろうとも、自分の納得のいく結末を、周りが何と言おうと、自分の中での正解にたどり着けることを切に願っています」と、自分の思いをつづられています。自分が後悔をすることのないように――。そんなこいあさんのエールが伝わってきますね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子 こいあさんのマンガは、このほかにもInstagramなど更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター こいあ
2023年04月23日4人目となる末っ子の妊娠が判明したのと同時期に、私の身に起きたとても痛かった出来事です。自分の体に向き合うことの重要性を学び、迷わずにもっと早く行動を起こしていれば……。歯が痛い!しかも何本も…4人目の妊娠が判明するまで、歯科健診に行っていなかった私。痛みが出ることもなかったので、自分の歯は健康であると思い込んでおり、気にすることもありませんでした。 妊娠4カ月になったころ、突然生じた痛みに耐えられず歯医者へ駆け込むと、なんと複数本の虫歯が判明! 神経を抜かなければいけない歯もあり、長期にわたる歯医者通いが決まりました。 産科で、歯科治療に使用する麻酔がおなかの中の赤ちゃんへ影響がないことを確認し、歯科医師と相談して臨月に入るまでは少しずつ治療を進めていくことに。そして、治療の全工程の半分ほどは、出産前までに終えることができました。 時間もお金もかかって後悔出産後は新生児のお世話に忙しく、歯医者へ行けたのはなんと出産から3カ月後! そこから毎週のように治療に通い、歯を削ったり被せ物をしたりと、時間もお金もたくさんかかってしまいました。 育休中で収入のない時期に高額な治療をすることがとても心苦しく、夫に伝えるのをためらってしまうことも……。「仕方がないよ」とは言ってくれましたが、夫が稼いでくれたお金を使ってしまったことへの罪悪感や後悔が強く残りました。 3人の子どもたちのことばかり気にして自分のことを後回しにしてしまっていたツケが、4人目の妊娠判明と同時に一気に押し寄せてくる結果に。4人目を出産してから2年経ちますが、現在は定期的に歯医者で診てもらっており、今後も続けていきます。今回の出来事は改めて自分の健康を維持するのは大事であると思った出来事でした。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子イラスト/ななぎ著者:高山ななみ
2023年04月23日4人の子ども育ててます
子育て楽じゃありません
めまぐるしいけど愛おしい、空回り母ちゃんの日々