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思考力を伸ばす教育方法として過半数が「読書習慣をつける」と回答調査の結果、「子どもに最も伸ばしてほしい力」を聞いたところ、半数の保護者が「思考力」とあげており、自分で考える力を伸ばしてほしいということがわかりました*2。さらに「『子どもに伸ばしてほしい力』の構築につながった、またはつながると思う教育方法はなにか」という問いに対し、「思考力」の構築につながった、またはつながると思う教育方法として、過半数の保護者が「読書習慣をつける」と回答しました*3。また、「デジタルデバイスを教育ツールとして使用する際の用途」について聞くと、「動画・映像学習」が50%、「読書」が29.6%、「インタラクティブ教材・ゲーム学習」と「辞書」がそれぞれ26.2%という結果となりました*4。約3人に1人が電子書籍の用途に使用しているという結果が出ており、デジタルデバイスが子どもの教育に活用されている傾向があることもわかりました。一方、「子どもの教育に積極的に投資したいとは考えているものの、何に投資をするべきか悩んだことがある」と回答*5した保護者は70.4%に上り、多くの保護者が“子育て迷子*6”の状態に陥っていることもわかり、子どもに合った学びの場を見極めることの重要性が示されました。「難関中学校」に通う子どもの保護者が「最も伸ばしてほしい力」とは?半数が、子どもの「思考力」を伸ばしたいことが明らかに!「難関中学校」*1に通う子どもを持つと申告した保護者を対象に「子どもに最も伸ばしてほしい力」について調査を行ったところ、半数の保護者が「思考力」と回答しました。また、「思考力」や「コミュニケーション能力」「行動力」「想像力」などの力を伸ばしたことにより、「将来どんな大人になって欲しいか」という質問には、「社会で円滑にコミュニケーションが取れる人になってほしい」(71.4%)が最も多く、続いて「問題解決能力を身につけてほしい」(51.5%)が2番目に多い結果となりました*7。これらの結果から、「思考力とコミュニケーション力の両立を重視する」傾向があると考えられます。「思考力」構築につながったと思う教育方法1位は「読書習慣」“教育投資”成功のカギとは?偏差値60以上のいわゆる「難関中学校」*1に通う子どもを持つと申告した保護者の56.8%が「子どもに伸ばしてほしい力」の中から「思考力」の構築につながった、またはつながると思う教育方法として「読書習慣をつける」と回答*3。一方、本のジャンルの調査では、「どのジャンルを与えたら子どもに受け入れられ、学びに繋がりましたか?(繋がると思いますか)?」という質問に対して、最も多く選ばれたのは「学習漫画」(53.9%)で半数以上を占めました*10。また、学習漫画に限らず図鑑や読み物、娯楽漫画、なぞなぞ、クイズ本など子どもに受け入れられ学びに繋がった、または繋がると思うジャンルについて、その理由としては「カラーで分かりやすく、子どもが飽きずに読むことができた」「ストーリー性があり、夢中になって読み進められた」「クイズやなぞなぞなど、遊び感覚で学べた」といった回答が多く集まり*11、「子どもの興味を惹きつつも学びにつながる」本が好まれる傾向にあることもわかりました。教育に使用したツールは何かという問いに対しては、31.6%が「デジタルデバイス(教育タブレット・電子辞書など)」と回答し、「デジタルデバイスを教育ツールとして使用する際の用途」について聞くと、「動画・映像学習」が50%、「読書」が29.6%、「インタラクティブ教材・ゲーム学習」と「辞書」がそれぞれ26.2%という結果となりました*4。約3人に1人がデジタルデバイスを教育ツールとして使用する際には、電子書籍の用途に使用しているという結果も出ており、デジタルデバイスが子どもの教育に活用されている傾向もわかりました。保護者の7割が「子育て迷子」を実感!約3人に1人が「費用対効果が見合うか不安」と回答70.4%の保護者が「子どもの教育に積極的に投資したいとは考えているものの、何に投資をするべきか悩んだことがある」と回答*12し、「教育投資に関する最も大きな悩み」について聞くと、「費用対効果が見合うか不安」が37.9%、「身につけたい力を伸ばせる教育がわからない」が27.7%という結果に*12。教育に積極的に投資したいと考える保護者は多く、約4人に1人が教育費*8に年間50万円以上をかけている一方で、約7割の保護者は「現状の教育費の使い道が最適であるか不安になることがある」と回答*9しました。子どもに教育の機会を与えたいが、実際にどの分野に費用をかけるべきか、どの教育を選択するべきかといった判断が難しいという現状が浮き彫りになりました。調査概要調査方法:インターネット調査(webアンケート)調査対象:偏差値60以上の中学校に通う子どもを持つと申告した保護者/人数:206人調査期間:2025年4月4〜5日アマゾンジャパン(マイナビ子育て編集部)*1:偏差値60以上の中学校に通わせている子どもを持つ親であると申告している人を対象に調査。調査会社が対象者に対しヒアリングを行い、回答者本人の認識に基づいて分類されたものであり、特定の偏差値データを用いたものではありません。また、本プレスリリースにおいて「保護者」とは、本調査において偏差値60以上の中学校に通わせている、または通わせていた子どもを持つ親であると申告している人206名を指します。*2:「想像力(創造的な発想、表現力)」「思考力(論理的思考・批判的思考・問題解決能力)」「行動力(チャレンジ精神・主体性)」「コミュニケーション能力(他者との関係構築、会話力)」「その他」から単一選択方式*3:「読書習慣をつける」「体験型学習(旅行・ワークショップなど)」「親子での会話やディスカッション」「習い事(スポーツ・アート・音楽など)」「オンライン学習(アプリ・動画・通信教育など)」「その他」から複数選択可能方式*4:「電子書籍」「動画・映像学習」「プログラミング」「インタラクティブ教材・ゲーム学習」「辞書」「その他」「デジタルデバイスを教育ツールとして使用しない」から複数選択可能方式*5:「子どもの教育に積極的に投資したいとは考えているものの、何に投資をするべきか悩んだことはありますか?」という質問に対して「よくある」と「たまにある」と回答した人の合計*6:「子育て迷子」とは、子育てに対して迷い事があり、子育てに対して悩んでいる状態を指す言葉を想定*7:「社会で円滑にコミュニケーションが取れる人になってほしい」「創造的な発想ができる人になってほしい」「AI時代に活躍できる人になってほしい」「問題解決能力を身につけてほしい」「その他」から複数選択可能方式*8:学費など義務教育に関わる費用を除く。*9:「現状の教育費の使い道が最適であるか不安になることはありますか?」という質問に対して「よくある」と「たまにある」と回答した人の合計*10:「図鑑(動物、恐竜、宇宙、昆虫、科学など)」「学習漫画(日本の歴史、世界の歴史、偉人伝、科学、ことわざ、英語、数学など)」「読み物(児童文学、名作童話、小説など)」「娯楽漫画(ギャグ・コメディ漫画、スポーツ漫画、バトル漫画、ファンタジー漫画など)」「なぞなぞ、クイズ本(脳トレ、ひらめき問題など)」「学習本(プログラミング入門、英語学習など)」「ことわざ・四字熟語・辞書系(ことわざ辞典、漢字辞典など)」「絵本」「その他」から複数選択可能方式*11:「カラーで分かりやすく、子どもが飽きずに読むことができた」「イラストや図解が多く、直感的に理解しやすかった」「ストーリー性があり、夢中になって読み進められた」「クイズやなぞなぞなど、遊び感覚で学べた」「子どもの興味関心に合っていたため、自発的に取り組めた」「学校の授業や宿題と関連しており、理解を深めやすかった」「文字量や文章の難易度が子どもに合っていた」「家族や友達と一緒に楽しめる内容だった」「その他」から複数選択可能方式*12:「子どもに合う教育方法がわからない」「身につけたい力を伸ばせる教育がわからない」「費用対効果が見合うか不安」「子どもが楽しんで学べる方法を見つけられない」「その他」から単一選択方式
2025年05月22日今、子育てや教育は危機の時代。取材の中でその現状と課題、人間教育における乳幼児期の重要性が見えてきました。※この記事は全2回でお送りします。<1回目はこちら>。学校を学びの場へ日本の学校教育は多くの課題があります。その一つに、「平均値を伸ばすことは得意だけど、子どもの得意なことや好きなことをどんどん伸ばしていくことができない」ということがあります。みんなで足並みをそろえて進もうとするので、伸びてきた子は叩かれてしまいます。私が子育てをしていた時代、息子の友だちで算数が得意な子がいました。小学1年生のあるとき、毎日1枚ずつやっていくドリル帳を、彼は楽しくなって一晩でやったのです。それを先生のところに持って行くと、「これは毎日1枚ずつやるの。先にやってしまったら後でできないでしょ!全部消しなさい!」と言って叱られてしまいました。「○○くんは算数がとっても好きなんだね。次はどうしようか。もう一度やってみる?違うドリルに挑戦してみる?」というような対応がどうしてできないのだろうと、情けなく思った覚えがあります。これは数十年前の話ですが、今でも似たような話はあるような気がします。これでは、おもしろい人間が育ちません。最近は「学校は勉強するところ」という考えを見直す動きも出てきました。「勉強」というのは明治時代につくられた言葉で、「強いて勉める」という字の通り、我慢してやることです。その時代には、国民一丸となって我慢してやらなければならなかったのでしょう。だから、無理して頑張ってやることがえらい、という価値観も生まれたのかもしれません。でも、その時代はとっくに終わっています。実際に、偏差値が高くても「好きなことがない」「何をやりたいかわからない」という人がたくさんいますよね。今の時代は好きなことを一生懸命やってそれを得意にして仕事につなげたほうがいいと思います。もちろん勉強することが好きで、やりたいことが勉強ならば、それもいいでしょう。体験で学び得たものこそ自分のものになる最近、東大で「折り紙サークル」が人気のようです。折り紙を組み合わせた作品は小さく折りたためるので、NASAに注目されて宇宙にも持ち込まれています。彼らは外で群れて遊ぶ世代ではないので、パズルやブロック、ゲームなどで手先を動かしていたのかもしれません。そのうちもっとおもしろいことをやりたいと思って行き着いた折り紙で、こうした成果を上げるのは素晴らしいと思います。折り紙を得意とするのに学力は関係ありません。そこまで極めることができるのは、偏差値以前に、試行錯誤する力や集中して取り組む力、挑戦する力や想像する力など、優れた非認知能力を持っていたからです。やりたいことをより高いレベルでやろうと思ったときに数学がヒントになると思えば、数学への興味も出るでしょう。これからは、そうやって何かにこだわっておもしろいことを追求した人が評価されていきます。うまくいけば、それで食べていけるようにもなります。これだけ複雑で不安だらけの社会だからこそ、勉強をして偏差値を上げることが一番の保障だと思ってしまう親は多いかもしれませんが、人間の育ちに大切なのは、学問に触れるもっと前の段階にあるのです。では、その非認知能力を育てるのは何か。それが「体験」です。大切なのは、目と耳で情報処理をする「二感情報」ではなく「五感情報」による体験です。においや味、触覚など五感を使った記憶はとても強く残るものです。たとえば子どもの頃、外で遊んだ帰り道に周囲の家から美味しそうな夕飯のにおいがしていたことは、その季節の気温や風と一緒に、そして懐かしさや家庭のあたたかさといった感覚とともに思い出すことができます。においから料理の味を想像したりもしたでしょう。五感が全部はたらいて情報処理をするこういう素朴な感覚こそ、印象強いのです。反対に、学校で教科書や資料映像を見たり聞いたりして言葉だけで勉強したことは、すっかり忘れてしまっています。でも、修学旅行で訪れた歴史的建造物のことや留学して現地で学んだ英語だと、身についているものがあるでしょう。五感を使った体験を通して得たもののほうが、確実に自分自身の力になり、社会に出たときにずっと役に立つのです。子どもの今と未来のためにできることもう一つ大切なのは、親がさせたいことよりも、子どもがやりたいことを体験させることです。たとえば、最近は親の世代も自然の中で豊かに遊んだ体験がない人が増えています。保育園で子どもが思いきり遊んでいると、「ケガしませんか?」「危なくないですか?」と心配される方も多いと思います。でも子どもの遊びにケガは付き物です。だから、じょうずにケガできるようになればいいわけです。ケガの仕方はもちろん、ケガをしたときに自分が何を考えてそのあとどうするか、あるいは友だちがケガをしたときにどうするか、子どもたちにとってそれも体験なのです。それがどれだけ大切か、大人も遊びをたくさん体験すればわかってもらえるので、大人ももっと遊んでほしいと思っています。本にも書きましたが、子どもの体験は「やりたい」「やってみたい」と思ったことでしか脳の神経回路も強化されません。やりたいことに没頭したり、その中で試行錯誤して成功したり失敗したりすることで様々な力が多様に身につきます。体験のチャンスは大人が提供してあげてほしいですが、それを選ぶかどうか、そこでどうするか、それは子どもが決めるものだと思っています。親や周囲の大人にできることは、子どもの体験を豊かにすることに尽きるのです。ただ、現代のすべての子どもたちは貧困を負っています。これはお金がない貧乏という意味ではなく自由な空間や時間のことであり、人間関係や言葉の貧困化も深刻です。これらは社会全体で、そして私たち大人の一人ひとりが考えていかなければなりません。汐見先生の書籍はこちら子どもの生きる力をのばす5つの体験詳しくみる汐見 稔幸東京大学名誉教授、白梅学園大学名誉学長、全国保育士養成協議会会長。一般社団法人家族・保育デザイン研究所 代表理事。専門は教育人間学、保育学、育児学。子どもの教育に幅広くかかわる教育者であり、NHK教育テレビをはじめとする子育て番組などにも出演する。『さあ、子どもたちの「未来」を話しませんか』(小学館)、『これからのこども・子育て支援』(風鳴舎)、『教えから学びへ教育にとって一番大切なこと』(河出新書)など著書多数。『アイラブみー じぶんをたいせつにするえほん』(新潮社)では監修を務める。→記事一覧へ
2025年05月19日■これまでのあらすじ幼少期からそこそこ可愛かったという主人公・ゆうみ。18歳の時に田舎から都会へ出て働き始め、努力を重ねてさらに美しくなったゆうみは年収3000万の夫を射止め結婚。後にパパ似の女の子を出産しますが、妹に「豚っ鼻!」と軽口を叩かれ傷つきます。それでも愛おしい娘と溺愛する夫と過ごす毎日に幸せを感じていました。娘が6ヶ月を迎えた頃、児童館デビューさせることにしたゆうみですが…。 ■ママ友も欲しいな…!■容姿が綺麗なママたちの子どもは…初めての児童館でママ友も欲しいと思ったゆうみは、近くにいたママたちに声をかけました。すると、可愛いママの横には可愛いベビーたちが…! 目が大きくてキッズモデルのような可愛らしい赤ちゃんに思わず言葉を失ってしまったゆうみ。美意識が高く妹の言葉に傷ついたゆうみはやはり気になってしまったようで…。初めての育児は不安も多いので、比べることではないとわかってはいても、発達に差が出るベビーの時期は特に気になってしまいますよね。次回に続く「私の娘は可愛くない」(全27話)は17時更新!
2024年03月06日顔面偏差値が低いことを自覚しているソウタは、30歳の会社員。突然目の前に現れた美女から、結婚相手に指名されてしまい……!? スカッと系人気YouTubeチャンネル『パニコレ』から、「美人妻の悲しい末路」を紹介します。ソウタは30歳の会社員。職場は激務が続いていてピリピリしていましたが、密かに憧れている2年後輩のパニ子と一緒に働けて充実した毎日を送っています。しかし、それは叶わぬ恋だということも自覚しています。なぜなら、ソウタは自他共に認める顔面偏差値ゼロどころかマイナス男なのです……。 顔面偏差値はゼロどころかマイナス顔には自信のないソウタでしたが、あるとき突然職場にやってきた美女・レイナに結婚を申し込まれます。 じつはレイナは、ソウタが働く会社の社長令嬢。社長は娘のレイナに「結婚相手は顔で選ぶな」と日頃から言っていたようで、その言葉に従いソウタを選んだようでした。 悪い冗談だと思っていたのに、後日社長から呼び出されて本当に結婚しろと言われたソウタは、困惑してしまいます。結婚を後押ししたのは憧れの女性愛がなくても結婚すべきなのか、悩んでいたソウタ。パニ子に相談すると、あっさりと「結婚するしかないんじゃない?」と言われてしまいます。密かに想いを寄せていたパニ子からの言葉にショックが隠せません。 しかし、パニ子は続けて話します。「満足するまで付き合ってあげたらいいよ! 実は私にいい考えがあるの♪」 パニ子から打ち明けられたのは、驚きの計画! それを聞いて、ソウタはレイナとの結婚を決めたのです。 結婚から半年後、あっさり離婚ソウタの妻となったレイナは、まったく家事をせず父親からのお小遣いで遊び歩き、家庭内別居状態です。それでもソウタは不平不満を言わず、仕事も家事もまじめにこなすいい夫を演じていました。そして結婚から半年後……。レイナから離婚を言い渡され、ソウタはあっさり了承。ついにパニ子と立てた計画を実行するときがやってきました! レイナには、社長である父親には離婚理由を『ソウタの不妊』と言うように命じられていましたが、そんな理不尽な要求は通りません。正直に真実を伝えます。 「レイナさんの度重なる不倫が原因です!」 急なソウタの暴露に、レイナは父親の前で大慌て。でも、デタラメではありません。たくさんの不倫相手がいること、そしてその中のひとりと再婚するつもりなのも、ソウタは知っています。 なんと、再婚したいその相手は、何を隠そうパニ子の弟なのですから……!レイナはかねてからパニ子の弟に言い寄っていたのでした。 パニ子はその事実を知って、弟に協力してもらいながら不倫の証拠集めに努めていました。それがソウタに伝えていた驚きの計画の内容です。こうして、ソウタは愛のない結婚生活を終わらせ、会社からも去りました。そしてなんと、憧れのパニ子と再婚! パニ子はソウタが離婚できたら告白すると決めていたようです。 誰からもけなされる顔面偏差値や愛のない結婚の強要など、散々な人生かと思いきや、ずっと憧れていたかわいい後輩と結ばれて、本当によかったですね。愛の力でソウタのコンプレックスが解消される日も近いのではないでしょうか。 ※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班
2023年08月18日■前回のあらすじ溜まり続けた不満が爆発したことをきっかけに、夫婦喧嘩が絶えなくなってしまいました。そこで夫婦でカウンセリングに通うことになり…。■カウンセラーの見解は…■夫婦関係を悪化させている原因はカウンセラーの方に言われた言葉をそのまま描いています。描きながら漫画っぽいセリフだなぁと思いましたが、本当にこう言われたのです。ちなみに、ストレス値が高い=うつ病や育児ノイローゼの診断ということではなく、私の場合、ただちに受診を勧めるということではなかったようです。次回に続く「パパの育児力アップを目指して」(全13話)は17時更新!※本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
2021年12月18日■ 前回 までのあらすじ<母が語る物語>周りから見下されてると感じ、わが子を偏差値の高い学校に進学させることに…■大切な娘なのに受け入れられない…■子どもの評価は親の評価となる■悲惨すぎる娘に親がしてあげられることは母は失敗を極度に恐れる人でした。失敗したら影で嘲笑われる、見下される、と思ってしまっているようでした。もちろん見下したり嘲笑う人もいるとは思いますが、「嘲笑われたからって別にいいのに…」と今の私なら思えますが、母はそうは思えない、心の弱い人だったのだと思います。自分が弱いからこそ、傷つきたくない傷つかないためには、娘に失敗してもらっては困る母がどこまで自分の気持ちを深くまで考えていたかはさだかではありませんが、今になって考えるとこう思えるのです。母は心が弱いからこそ、世間の評価が良いものを身にまとわせ、強くしていく必要があったのだと思います。きっと母も、祖父母から、私と同じような子育てをされてきたのだと思います。だから自分に自信がなく、弱くなってしまった…。世代間連鎖だったのでしょうか。私も今でこそ心が強くなってきましたが、当時は母の考え方が当然で、世の中の道理だと思っていました。文:著者(グラハム子)→→次回に続く※この物語は私の経験を基に、一部フィクションもまざっております。■グラハム子side STORY
2020年07月24日「これからの時代、学歴は武器にならない」ともいわれます。その一方で、中学受験をはじめとした受験熱、教育熱は高まるばかり。日本において、学歴が持つ価値や意味はどんなものになっていくのでしょうか。教育ジャーナリストの中曽根陽子さんは、「大学に行くことを目的とするのではなく、もっと大きな人生の目的に向かうルートに大学があるなら、行けばいいだけのこと」と語ります。構成/岩川悟取材・文/清家茂樹写真/石塚雅人(インタビューカット)日本とまったく異なる欧米の入試システム世代人口が減った現在、日本は「大学全入時代」といわれます。大学のレベルを問わなければ、いまの子どもたちは全員が大学に入学できるというわけです。そうはいっても、やはりレベルの高い大学への入学はいまも変わらず簡単ではありません。とくにそういった難関大学は、入学者数を減らして一定のレベルを保とうとしているからです。では、その「レベル」とはなにか?それは、いまも変わらず、基本的には「偏差値」です。世代人口が多い団塊ジュニア世代が受験生だった時代のような「偏差値至上主義」とまではいかなくても、日本においては偏差値が重視される傾向にあることはたしかです。一方、日本や韓国などで行われるような、アジア型といわれる入試とまったく異なる入試システムをとっているのが、欧米です。欧米の入試では、日本の入試のように受験生が一斉に同じテストを受けるということはありません。一定の学力を測るスコアは必要ですが、その結果はあくまでも合否を判断する資料のひとつにすぎません。その一方で、たとえば志望理由やポートフォリオ、エッセイなどの書類をたくさん提出する必要があります。あるいは、何人かの推薦者がいないといけないということも。要は、入学を志望する人物が、いままでにどういうことをしてきて、どういう人たちとかかわってきて、入学したらなにをしたいのかといったことまで含め、トータルの人物像が欧米では問われるわけです。日本における自分の偏差値で表せるようないわゆる学力と呼ばれるものは、あくまでひとつの指標でしかありません。大学入試改革が失敗すれば日本の未来はない!?ただ、日本でも大学入試改革が進行中です。そもそも、なぜ大学入試改革をする必要があったか?それは、いまという時代が大きく変化しているからです。時代が変われば、それに伴って必要とされる人材も変わってくる。ところが、経済界からは「欲しい人材が育っていない」という声が以前から相次いでいました。そこで、大学入試を変えれば、その前にある高校、中学校、小学校の教育も必然的に変わっていく。そうして、実社会で求められる人材を育てようというロジックで大学入試改革が進められることになったのです。でも、当初予定されていた英語民間試験や記述式問題の導入が延期となるなど、現在は大学入試改革がトーンダウンしているのが実情です。しかし、仮にこのまま大学入試改革が頓挫して、結局かつての入試と同じようなシステムに戻ってしまったら、「日本の未来はない!」というくらいにわたしは考えています。先にお伝えしたように、大学入試改革に先んじて2020年から、高校、中学校、小学校の教育も変わっていきます(インタビュー第1回参照)。そのベースとなるのが、新たな学習指導要領。それは、これまでの教育とは異なる「生きる力」を伸ばすことを目指したものです。さらに、現在のコロナ危機で学校が休校に追い込まれ、オンライン化が加速しているなかで、学校教育の意味が問い直されています。もし、学校関係者が、単にコロナ禍の前に戻すことだけを目指すなら、日本は世界の潮流からも完全に遅れを取ることになるでしょう。さて、文科省によれば、生きる力とは具体的に「学びに向かう力、人間性」「知識及び技能」「思考力、判断力、表現力」とされています。明らかに、これまで重視されてきたような知識をたくわえる力とは異なるものであり、どれもとても重要な力ですよね。その教育が本当にしっかりと定着するのか。そして、その教育で子どもたちが身につけた力を大学がきちんと評価できるのか。そこに大学入試改革が実を結ぶかどうかの鍵があるように思います。今後は学歴が持つ価値が変わっていく大学入試改革にはじまる日本の教育全体の改革が進めば、「これからの社会で求められる人材」が育つことになるでしょう。ただ、わたし自身は、これからは学歴は万能ではなくなると思っています。もちろん、これからも学歴はある程度の武器にはなるでしょう。でも、「あの大学を出るくらいのポテンシャルを持っている人なんですね」という程度の評価基準になるのではないでしょうか。それよりも問われるようになるのは、先の欧米の大学入試ではないですが、その人自身がなにをしてきたか、なにができるのか、なにをしたいのかといったトータルの人物像でしょう。そう考えると、今後は、自分自身の人生の「目的」をしっかり考えることがより大切になります。たとえば、なんの目的も持たないままに東大に行ったところで、東大で過ごす時間はただの無駄でしかありません。それよりも、自分の人生の目的をしっかり見据え、その目的のために必要な大学に行くこと。必要なければ大学には行かずに目的に向かって最短距離で進んでいく。あるいは、必要になったときに行く。そういった柔軟な考え方を持つことが大切です。大学は単なる通過点にすぎません。その先を見据えて自分の生き方を考えることを、ぜひお子さんに伝えてほしいと思います。『1歩先いく中学受験 成功したいなら「失敗力」を育てなさい』中曽根陽子 著/晶文社(2016)■ 教育ジャーナリスト・中曽根陽子さん インタビュー記事一覧第1回:親の役目は我が子の「自己探究の力」を育むこと。“理想の子ども像”を押し付けてない?第2回:学歴の価値はどう変わる? 「偏差値の高い大学に行く」ことにしがみつく必要は、もうない第3回:任せて、失敗させて、考えさせる。「困難を乗り越える力」を伸ばすには、放っておくのが◎(※近日公開)第4回:自己肯定感が「高い子の親」と「低い子の親」。驚くほど全く違う、それぞれの特徴とは(※近日公開)【プロフィール】中曽根陽子(なかそね・ようこ)1958年生まれ、東京都出身。教育ジャーナリスト。マザークエスト代表。慶応義塾大学大学院システムデザインマネジメント科ヒューマンラボ研究員。出産のために小学館を退職後、1994年、子育て中の母親たちが子どもと一緒にあそび場をチェックし紹介する『子どもとでかける大阪あそび場ガイド』(メイツ出版)を制作。取材から執筆、イラストまですべてを母親たちの手によって作成した同書は、いまなお改定版を重ねるロングセラーとなり、シリーズ累計50万部超。2004年、女性のネットワークを生かした編集・取材活動を行う情報発信ネットワーク「ワイワイネット」を発足。「お母さんと子どもたちの笑顔のために」をコンセプトに、数多くの書籍をプロデュース。2013年、「親を人材育成のプロに」というコンセプトのもと、母親自身が新しい時代をデザインする「マザークエスト」を立ち上げ、アクティブラーニング型のセミナーの開催を中心に活動している。現在は、教育ジャーナリストとして紙媒体からウェブ媒体まで幅広く執筆する傍ら、海外の教育視察も行い、偏差値主義の教育からクリエイティブな力を育てる探求型の学びへのシフトを提唱する。主な著書に『はじめての海外旅行 安心おでかけガイド』(メイツ出版)、『マンガ版 子どもが伸びる! コーチングブック』(合同出版)がある。【ライタープロフィール】清家茂樹(せいけ・しげき)1975年生まれ、愛媛県出身。出版社勤務を経て2012年に独立し、編集プロダクション・株式会社ESSを設立。ジャンルを問わずさまざまな雑誌・書籍の編集に携わる。
2020年05月19日「とにかく偏差値の高い学校へ行かせなきゃ。そうすれば、この子の人生は安泰のはず」などと思い込んではいませんか? その考え方は、もうかなり古いかもしれません。子どもたちにとって偏差値よりも大切なことを、専門家のアドバイスをもとに紹介します。「偏差値がいちばん大事」はもう古い?ジャーナリストの池上彰氏が著した『池上彰の「日本の教育」がよくわかる本』によると、もともと偏差値(※)は、指導者の勘に左右されず、科学的な基準で生徒に適切な進路指導を行ないたいと考えた教育者、桑田昭三氏の熱意から1957年に生まれました。(※正式には「学力偏差値」と呼ぶ。統計学のなかにあった偏差値の概念を、桑田氏が進路指導用にアレンジした)ところが、1980年代になると偏差値だけがひとり歩きし、子どもの将来を考えた進路指導ではなく、「この偏差値ならこの学校」というマッチング的な進路指導になっていったのだとか。いわゆる偏差値至上主義の始まりです。まるで偏差値が「その生徒の存在価値」のようにまでなり、教育委員会で問題になったこともあったそう。その頃から現在に至るまでには「詰め込み教育からゆとり教育へ」といった方針の変化もありましたが、偏差値至上主義の根は深く、「偏差値の高い学校ほどいい」という固定的な考えに変わりはありませんでした。しかし、先の池上氏や、ジャーナリストの増田ユリヤ氏は、偏差値にとらわれすぎることに大きな疑問を呈しています。同氏らの著書『偏差値好きな教育“後進国”ニッポン』によると、増田氏は教育大国フィンランドの先生から、次の言葉を聞いたそう。「人生はリスクの連続で、それを乗り越えるための答えはひとつではない」「学校の授業で子どもたちは、たとえばエネルギー問題などをテーマにして、状況に応じ知恵を出し合い、どういう道を選択すればいいのかを考える訓練をしている」「その過程で真に学ぶ楽しさや喜びを知れば、子どもたちは将来、どんな問題にも立ち向かい、答えを導き出せる」この言葉からわかるように、フィンランドでは、子どもたちが危機的状況を突破する術を考えるなかで、学ぶことの楽しさを見出す教育が行なわれているそうなのです。これは、勉強・受験・就職・仕事・対人関係の失敗や挫折など、これからの人生で待ち受けるさまざまな問題をどう解決し、楽しく生きていくか、その術を学ぶことにもつながります。こうした学びは、偏差値のためだけに勉強しても得られないでしょう。加えて同氏らは、偏差値が日本独特のものであることにも言及しています。たとえば、「自分で考え、自分の意志で進路を決めること」を尊重するフィンランドでは、偏差値の概念がないのだそう。また、欧米ではエッセイを書かせる試験問題が普通で、たとえばフランスの大学入学資格試験では、哲学の記述問題を数時間かけて解く場合もあるそうです。日本特有の偏差値に縛られ、テストの点数を上げることだけを考えていると、「考える力」がどんどん劣っていき、世界に後れをとってしまいます。グローバル化が叫ばれる今、偏差値にとらわれている場合ではありませんね。成功に学歴は関係ない?いま注目の「ティール・フェローシップ」さらに、親の教育観もアップデートが必要だと感じさせる取り組みを紹介しましょう。Facebookなどに投資を行なってきた大物投資家であり、PayPalの創業者でもあるピーター・ティール氏が主宰する、若手起業家育成プログラム「ティール・フェローシップ」です。起業を志す22歳以下であれば誰でも応募できるという「ティール・フェローシップ」とは、応募者の中から優秀な若者を念入りに選び、一定期間研究や創業に没頭できるよう、10万ドルを投資するというもの。応募者たちは、投資家であるティール氏らを納得させ、新しいものを創り出すための助成金を得るために、自分が何をしたいのかを明確にアピールします。スタートアップ企業が投資家に対して、自社の技術やサービスをプレゼンテーションすることと同じですね(ただし「ティール・フェローシップ」の場合は株式を取得しない)。なお公式サイトによれば、応募にあたってピッチデッキ(投資家向けのプレゼンテーション資料)は必ずしも必要ないそうですが、短めの資料や目論見書(投資判断に必要な書類)を用意するといいとのこと。じつは、この「ティール・フェローシップ」では、もしも選ばれた若者が学生の場合、大学を中退することが投資の条件になります(高校生の実例もあり)。その根底にあるのは、「すばらしい才能を持ちながら学校で埋没しているのはもったいない」という考え。10万ドルのほか、著名な起業家や投資家、科学者とのコネクションが手に入るとあり、学校中退という条件があるとはいえ倍率は100倍以上とのことです。「ティール・フェローシップ」を経て現在活躍する人には、不老長寿の研究開発を支援する「Longevity Fund」を立ち上げたローラ・デミング氏、ソーラーパネル発電効率化ツール「SunSaluter」で発展途上国問題に取り組むイーデン・フル氏、ビットコインに次ぐ時価総額を誇る仮想通貨の「Ethereum」を創業したヴィタリック・ブテリン氏などがいます。成功を手に入れるために必要なのは、学歴ばかりではないようです。大切なのは子どもが「熱中できること」では、私たち親が子どもたちのために「偏差値よりも大切にしてあげるべきこと」とは、いったい何でしょう?前出の若き起業家たちはみな、投資家のピーター・ティール氏に「自分のやりたいこと」が認められ、「熱中できる」状況を整えてもらいました。じつはこれが、大きなヒントになります。子どもには、好きなことにとことん熱中させてあげましょう。そうすることにより、次のような好影響も得られます。好きなことに熱中すると、自己肯定感が育まれる!一般社団法人キッズコンサルタント協会代表理事の野上美希氏は、子どもが好きなことを見つけ、それを親が認めて熱中させてあげることで、子どもの自己肯定感が育まれていくと言います。自己肯定感とは、ありのままの自分に価値があると考える感情のこと。一般社団法人日本セルフエスティーム普及協会代表理事の工藤紀子氏によると、自己肯定感があれば、自分自身を尊重するのと同じく、他人のことも尊重できるのだそう。自分の考えを自信をもって人に伝えたり、意欲的に物事に取り組んだりするだけでなく、他人の意見を聞き入れることの助けにもなります。野上氏いわく、今後ますます社会が多様化・グローバル化し、意図せずさまざまな価値観や方法を取り入れなければならなくなったとき、自分に揺るぎない核となる部分がないと、「すごくつらくなってしまう」とのこと。その核となるものこそが、「自分は自分であっていい」という気持ち=自己肯定感です。好きなことを目一杯やらせてあげれば、「僕は僕でいい」「私は私でいい」という気持ちを高めてあげることにつながります。親はぜひ、このことを心に留めておきましょう。好きなことに熱中すると、集中力が高まる!帝京短期大学教授(生活科学科学科長)の宍戸洲美氏も、幼児期から小学生くらいまでは、「遊びに没頭できる」「好きなことに夢中になれる」ことがとても大切だと述べます。なぜならば、「夢中になってひとつのことに没頭できる力」は「集中力」とも言えるから。集中力とは、学習への集中力のことだけを指すのではないのです。子どもの集中力を高めるには、自分がやってみたいことを自由に挑戦できる環境がとても大切だと同氏。大好きなお絵描きなら30分でも1時間でも集中できる子がいるように、子どもは好きなことや興味のあることなら、かなり長時間集中できるもの。好きなことに熱中する経験自体が、集中力アップに効いてくるというわけです。つまり、私たち親がするべきことは、子どもの偏差値を上げよう、偏差値の高い学校に入れようとすることではなく、子どもが「好き!」を見つけ、それに熱中できるようサポートすること。「虫なんか集めてないで、 早く勉強しなさい」などとは言わず、お子さんが好きなことに没頭する姿を、優しく見守ってあげてください。***結局、一番大切なのは「偏差値」ではなく、子どもが「熱中できること」でした。子どものキラキラした目の奥に、驚くような将来の姿が映っているかも……?(参考)池上彰著(2014),『池上彰の「日本の教育」がよくわかる本』,PHP研究所.Wikipedia|学力偏差値池上彰著,増田ユリヤ著(2017),『偏差値好きな教育“後進国”ニッポン』,ポプラ社.ダ・ヴィンチニュース|偏差値にとらわれ過ぎ! 教育“後進国”日本の問題点を池上彰さん、増田ユリヤさんに聞いた。J.Score Style|伝説の起業家ピーター・ティールに見る新しい生き方FastGrow|イーサリアム創業者を輩出したティール・フェローシップ。2018年度に選出されたブロックチェーン・プレイヤー4名とは?SOCIAL INNOVATION WEEK SHIBUYA|僕たちは学校に行かないThe Thiel Fellowship|FAQsmartround ヘルプセンター|ピッチデッキとは何ですかStudyHacker こどもまなび☆ラボ |自己肯定感も勉強への姿勢も“熱中体験”の先で生まれる一般社団法人日本セルフエスティーム普及協会|自己肯定感 とはStudyHackerこどもまなび☆ラボ |子どもの脳が集中力を発揮するメカニズム。脳がホッとする時間も必要です
2020年03月24日私たちはよく、優秀な人に対してひとくくりに「頭がいい」と言います。頭の良さとは一般的に「テストの点数がいい」「偏差値が高い学校に通っている」といった、目に見えるかたちで表されることが多いのではないでしょうか。しかし、本当の意味で「頭がいい」とは、学校の成績だけでは判断できないものなのです。今回は専門家の見解をもとに、“頭がいい子ってどんな子?”というテーマでお送りします。知能が高くても“頭がいい”とは限らない!?私たちが考える「頭の良さ」は、勉強ができる=テストの点数が高い=良い学校に通っている、というイメージに集約されがちです。でも近頃は、少し違った視点で『頭がいい子』『賢い子』を見極めている専門家や教育関係者も増えてきています。脳科学者の西剛志先生もそのひとり。西先生は、“ただ知能が高い”ことを「頭がいい」としてもてはやすことに疑問を呈しています。その理由として、次のことが挙げられます。小さいうちからもてはやされ続けることで、本人が努力することを怠ってしまう。先々のことを予測しすぎて、リスクをともなうチャレンジをしないいわゆる「安定志向」になってしまう。相手が考えていることが聞く前からわかってしまったり、自分の考えを伝えても理解してもらえないだろう、などと考えたりすることで、人とコミュニケーションを取らなくなる。 いくら学校の成績が良いからといって、それだけで子どもの将来が明るくなるわけではないのです。むしろ、知能の高さだけを誇っていても、その他の能力を伸ばす努力をしなければ意味がありません。東北大学加齢医学研究所の瀧靖之教授は、「単に成績が良い子というのは、必ずどこかで限界がくる」と述べています。そういった子は、ある程度まで伸びても、そこから先は伸びにくくなる傾向があるそう。「知りたい」「学びたい」という気持ちがともなっていないため、試験が終わったとたんに無気力になってしまうこともあるといいます。このように、知能の高さだけで「頭がいい」と判断することは、何よりも子ども自身を苦しめることにもつながるのです。では、本当の意味で「頭がいい子」「賢い子」とは、いったいどのような子なのでしょうか?専門家に聞く!頭がいい子・賢い子ってどんな子?「頭がいい子・賢い子ってどんな子?」という疑問に対して、脳科学者や心理学者、教育のプロである専門家の見解をご紹介します。■知的好奇心が旺盛である前出の瀧靖之教授は、「賢い子とは?」との問いに、「自分から『知りたい』と思える知的好奇心が旺盛な子どもです」と答えています。瀧教授によると、企業のトップや仕事ができる優秀な人は、たいてい好奇心旺盛で多趣味という共通点があるそう。反対に、何事にも無関心な人は、たとえ学力が高くて地位のある役職についていても、自分で考えたり創造したりする力に欠けていることがわかっています。瀧教授は、「好きなことに一生懸命取り組んだ子は、自分で自分の力を伸ばしていくことができる」と断言します。つまり、興味があることに対して努力とも思わず夢中になることができる子は、たとえ学校の成績に反映されなくても、いずれ必ず大きく成長できるのです。■物事を論理的に考えることができる文教大学教育学部教授で小児科専門医の成田奈緒子先生は、「親はつい学校の成績だけで頭の良し悪しを判断しがちですが、日々の生活の中で前頭葉が活性化されているかなど、脳の成長を確認することが大事です」と指摘しています。ある論文では、本当の頭の良さを「前頭葉をうまく使って、もっている知識を統合したり、何通りもの場合を考えたりして、漏れのない推論をつくり上げる論理的思考力」と定義していることから、成田先生は『論理的思考力』こそが真の頭の良さにつながっているといいます。同様に『論理的思考力』の重要性を説くのは、東進ハイスクールの現代文講師として活躍し、論理的な国語術に関する著書を多く執筆している出口汪先生。出口先生は「現代は世界中のありとあらゆる情報から、自分が本当に必要なものを選び、その真偽を確かめ、将来起こる事態を予想し、その対処法を考える力が求められる」ことから、論理的に考える力が必要不可欠だと断言しています。■自分で課題を見つける粘り強さがあるマニュアル重視の時代から、急速に「創造の時代」へと変貌を遂げた現代社会。「これからは自分で課題を見つけて、独自の解決策を編み出さないといけない」と強く主張するのは、『東大物理学者が教える「考える力」の鍛え方』(PHP研究所)の著者・上田正仁先生です。自分で課題を見つけるには、ひとつのことをじっくり考える力が必要。つまり、粘り強く考えることができる子が、これからの「賢い子」だといえるでしょう。ほとんどの人は、人から与えられた課題をこなすことに終始します。それは、課題をもらうほうがラクだと考えているから。子どもたちの中にもそういうタイプは多く、上田先生いわく「自分で考えない回路」ができてしまっているそうです。「考える回路」を強くするには、知的に興奮する経験が欠かせません。そのためにも、たくさんの挑戦と失敗を繰り返して、自分で課題を発見できるようになりましょう。■物事を多面的にとらえる柔らかい思考をもっている心理学博士の榎本博明先生は、「本当の頭のよさって?」と聞かれて、「自分なりに思考し、物事を様々な角度からとらえることができ、認知能力、非認知能力ともに高いことです」と答えています。榎本先生によると、IQに代表される認知能力を高めるためには、「認知的複雑性」を高めることが大事だそう。認知的複雑性の低い子は、矛盾した情報を前にして混乱したり、考え方の違う相手に反発したりと、ものの見方が単純です。一方、認知的複雑性の高い子は、物事を多面的にとらえられるので、総合的な判断ができ、考え方の違う相手のことも理解できます。さらに、EQと呼ばれる非認知能力の高さも求められるとのこと。非認知能力とは、粘る力や自分の感情をコントロールする力、また人の気持ちや立場に対する共感性などを指し、この能力は勉強ではなく遊びや人間関係を通して身につくといわれています。■生きるために必要な力がしっかりと身についている脳科学者の茂木健一郎先生は、学力よりも大切なのは『地頭力』だと述べています。茂木先生いわく、地頭力とは「なにかに挑戦したり、問題を解決したり、変化に対応したりという、いわば生きるために必要な力」だそう。私たちを取り巻く環境など、変化の激しい時代だからこそ、新しいことにチャレンジしたり、柔軟な発想で変化に対応する力が求められるというわけです。また茂木先生は、「地頭力を育てずして学力だけを育てようとするのは、かなりリスクの高い戦略だということは、さまざまなデータでも明らかになっている」とも述べています。地頭力を身につけるには、早いに越したことはないのです。地頭力は、好きなものをとことん突き詰める場を与えたり、探求学習をさせたりと、日常生活でも充分鍛えることができるので、ぜひ取り入れていきたいですね。本当の「頭のよさ」ってなんだろう?最後にご紹介するのは、明治大学教授の齋藤孝先生による『本当の「頭のよさ」ってなんだろう?』(誠文堂新光社)という一冊。この本では、一生使えるものの考え方を身につけて、“頭のよさ” を磨いていく方法を子どもたちに伝授しています。『本当の「頭のよさ」ってなんだろう?』齋藤孝 著/誠文堂新光社(2019)齋藤先生はこの本の中で、「どんなに勉強ができても、人としてやっていいことといけないことの判断がつかないのは、本質的なところで頭がよくない」と述べています。さらに、子どもたちが学校を出てからの人生で求められる “頭のよさ” とは「社会的適応性」であり、現実社会の中でどう適応していくかが重要だとも説いています。そのためには、自分で考えて表現できる力や、自分の現状を把握して先を読む力、断片的な知識をつなげて考える力など、「生きるために必要な力」を身につける必要があります。本書ではより詳しく、今求められている「本当の頭のよさ」について解説しているので、ぜひお子さんと一緒に読んでみましょう。きっとこれまで思い描いてきた「頭がいい子・賢い子」のイメージが大きく変わるはずですよ。***学校の成績はもちろん大事です。しかし、テストで高得点をとることばかりに気を取られ、本当に身につけなければならない力をおろそかにすると、いずれ子ども自身が自分の道を見失ってしまうかもしれません。目先の点数や評価ではなく、もっと先の長い人生を見据えて子どもたちと向き合っていけたらいいですね。(参考)StudyHackerこどもまなび☆ラボ|家の中に生活感を!子どもの「創造力」を伸ばすために親ができること瀧靖之(2016),『「賢い子」に育てる究極のコツ』,文響社.ベネッセ 教育情報サイト|世界最先端の脳研究が解き明かした!「賢い子」の育て方とは?洋泉社MOOK(2017),『子どもの脳を伸ばす 最高の勉強法』,洋泉社.出口汪(2015),『子どもの頭がグンと良くなる!国語の力』,水王舎.洋泉社MOOK(2018),『これからの未来を生き抜く できる子の育て方』,洋泉社.PHPファミリー|頭のいい子の土台は家庭がつくる齋藤孝(2019),『本当の「頭のよさ」ってなんだろう?』,誠文堂新光社.
2019年12月23日現在、アメリカに在住なのですが、体力と健康は誰よりも自信がありました。しかし初めての妊娠時、検査で妊娠糖尿病が判明し、とてもショックでしばらく落ち込んでしまいました。それでも、何とか妊娠生活を楽しみたいと前向きに血糖値コントロールを頑張ったときのことをお伝えします。 まさか、妊娠糖尿病だなんて…妊娠7カ月の定期健診で妊娠糖尿病と診断され、「え!? うそでしょ?」とショックで数日の間は暗い気持ちが続きました。その後、私の担当医がすすめてくれた、栄養士が開催する食事管理のクラスを受けることに。 さすが肥満大国アメリカ、クラスには肥満の妊婦さんがたくさんいてビックリ!そこでは、管理栄養士から毎日4回、血糖値を測るように指示を受けました。初めての妊娠や出産準備だけでも不安だったのに、心の負担が増えたような気がして、ますます落ち込みました。 前向きに食事管理と毎日ウォーキング食事管理を始めましたが、私の場合は指定されていた量以下の炭水化物を摂っても血糖値がかなり上がってしまい、何を食べたらよいのか分からなくなり…。そんなとき、産科の看護師に「炭水化物以外なら制限せずにしっかり食べたらいいのよ!」とアドバイスを受け、気持ちを切り替えることができたのです。そこから炭水化物は最低限に抑え、炭水化物以外の食品をたっぷり食べるようにしました。また栄養士にもすすめられたので、体調に合わせてウォーキングを実施することに! 血糖値コントロールと出産を乗り切った!妊娠8カ月の後半に食事だけでは血糖値が下がらず服薬することになり、これもショックを受けました。しかし、「健康な赤ちゃんを産むため!」と前向きに気持ちを切り替えて生活改善することにしたのです。診断を受けてから数カ月、食事も運動も気を付けてかなり健康的な生活をしたおかげか、体調もよくて体重が増え過ぎる事もありませんでした。血糖値コントロールも服薬も出産直前まで続け、そして予定日より少し早く元気な女の子を無事に出産することができたのです。 妊娠糖尿病という事実はとてもショックで不安でした。初めての妊娠で慣れないことばかりなのに、心がいっぱいいっぱいになりました。それでも前向きな生活を送りたいと気持ちを切り替えて頑張ったおかげで、診断前の生活よりも健康的な妊娠生活を送ることができたと思います。著者:仲本まゆこ自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
2019年06月18日「非認知能力」とは、テストの点数や偏差値など数字で測れる認知能力に対して、数字では測れない力のこと。そこには、回復力、やり抜く力、自信、自己肯定感、リーダーシップ、主体性、社会性、共感力……など、さまざまな力が含まれます。その非認知能力との出会いによって自身の人生を変えたのが、ライフコーチとして日米で講演会やワークショップを展開する、アメリカ・ワシントンDC在住のボーク重子さん。全米の女子高生が知性や才能、リーダーシップを競う大学奨学金コンクール「全米最優秀女子高生」で娘のスカイさんが優勝したことでも注目を集め、出版された本は軒並みベストセラーになっています。もちろん、ボーク重子さんの子育ての軸となったのも、子どもの非認知能力を伸ばすことでした。構成/岩川悟取材・文/清家茂樹写真/櫻井健司(インタビューカットのみ)はじめての失敗で心が折れた子ども時代子どもの非認知能力の有無によってどんなちがいが生まれるのか――。親であればとても気になるところですよね。ここでは、わたし自身を例にしてお伝えしましょう。子どもの頃のわたしは、「いい高校、大学、会社に入って、いい結婚をすれば一生安泰だから、とにかく勉強をしなさい」といわれて育ちました。わたしの親は少し教育熱心だったかもしれませんが、当時の「幸せへ向かうレール」に子どもを乗せようとする、ごく普通の家庭だったと思います。わたしはいわれるままに勉強をしましたから、最初は学校の成績も優秀でした。ところが、中学生のある日、急に数学ができなくなったのです。いつも100点だったテストがいきなり70点になってしまった。そして心が折れた。いまならその理由がわかります。それは、わたしの非認知能力がまったく育っていなかったからです。当時のわたしは、「やりなさい」といわれたことになんの疑問も持たずに従っていました。いわゆる「いい子」です。だからこそ、自分で考えるということをまったくしたことがありませんでした。勉強も親や先生にいわれたことをやって、とにかく暗記を繰り返すだけ。学習内容の本質を理解していませんから、学習レベルが上がると一気に成績が落ちてしまったのです。そこでわたしがどうしたかというと……勉強をやめてしまいました。というのも、賢くないと思われるのがすごく嫌だったからです。「勉強をしなければ、『やればできるのに』と思ってもらえる……」。そう考えたわけです。そのときのわたしに回復力ややり抜く力といった力があれば、そこで立ち止まって「どうすればいいか」と考えられたでしょう。でも、当時のわたしにはそれらの力はなかった。要するに、わたしには勉強での失敗経験がなかったのです。なにかをして失敗するという経験は、非認知能力を育てるためにはとても大切なものです。あたりまえですが、失敗しないことには回復力なんて育つわけがありませんからね。そもそも、それ以前に主体性が育っていれば、親や先生のいうことにただ従うのではなく、自ら考えて勉強に励むこともできたかもしれません。さらに、そういった主体的な勉強で成績が上がったのなら、自信をつかむこともできたでしょう。でも、当時のわたしはそうではなかった。だから、たったひとつのテストの結果でポキッと心が折れてしまったわけです。教育法のちがいが子どもの人生を大きく変えるそれからはどんどん成績は下がる一方で、自分は「なんてダメなのだろう」という気持ちを拭うことができませんでした。そこからわたしが回復するには、15年ほどの時間がかかりました。20代はそれこそ暗黒時代。ずっと「どうして自分はこんなに駄目な人間なんだろう?」「どうせわたしなんて……」と思いながら過ごしていました。その後、回復するに至ったのは、30歳になる直前に、当時お付き合いしていた男性にフラれたことが大きなきっかけです。そのとき、真剣な顔をしている彼を見たわたしは「プロポーズかな?」と思った。でも、彼は「君は僕と結婚したらどう生きたい?」と聞くのです。当時のわたしは、「え?そんなの決まってる」と思いました。その答えは、「あなたのお世話をして、あなたの子どもを生んで、一緒に年を重ねたい」です。わたしの返事を聞いて、彼はこういいました。「僕、それだけの人はいらない」と。幼い頃から凝り固まった人生観を刷り込まれ、自分というものを持てていないわたしに彼は愛想を尽かしたというわけです。そうして「幸せへ向かうレール」から外れたことで、わたしは一念発起しました。ずっと心のどこかで「いつかやりたい」と考えていたアートの勉強をするため、イギリス、続いてアメリカに渡ったのです。そのうち結婚して娘が生まれると、また強い不安に駆られました。「わたしに育てられたら、いつも自信を持てなくて誰かの指示を待つわたしみたいな人間に娘が育つのではないか」と――。そして、娘のための学校を探しているうちに出会ったのが非認知能力でした。当時のアメリカにおけるいわゆるエリートコースにある幼稚園や小学校は非認知能力教育に重点を置くようになりつつありました。そして、ある研究によって、その潮流は決定的なものとなった。従来の教育を受けるか、非認知能力を高める教育を受けるかによって、その後の子どもたちに大きなちがいが生まれることがはっきりとわかったのです。非認知能力を高める教育を受けた子どもたちの学習は、機械的にやらされるようなものではありません。学習内容に興味を持ち、自ら能動的に学ぶ。勉強したくないときも、責任感があるから「やらなくちゃ」と勉強をする。もちろん、学習成績も上がります。さらには、自分がやったことを肯定してもらえるため、自信を持つようにもなる。子どもたち一人ひとりが認められるから、いじめも減る。やる気、主体性、パッションがあって、自分がやりたいことをやるためにそれ以外のことも自然にできるようになるし、やり抜く力も身についていく――。まさにいいことずくめなのです。親は子どものロールモデルという役割から逃れられないさて、肝心の非認知能力を高める教育ですが、特別な学校でしかできないというわけではありません。むしろ、家庭教育のほうが重要だともいえます。娘を通わせた学校の先生からは、「いちばん小さいけれど最強のコミュニティーである家庭での教育、親との対話が子どもにもっとも影響を与える」といわれました。親は子どものロールモデルという役割から逃れることはできません。親の姿を見て育つ子どもは、ふとしたときに出るしぐさや口癖などまで親に似るものです。子どもは必死に生きて親を愛して、いずれ親のようになる。それだけ親という存在は子どもにとって大事なものなのです。そう気づいたとき、わたしは思い至りました。「だとしたら、まずわたし自身が自分の非認知能力を高めなければいけない」と。それから、わたしはいろいろと行動をはじめました。アートギャラリーを立ち上げたこともそのひとつでしょう。とにかく行動することが大切で、ずっと家にこもっていても心は強くなりません。家でご飯を食べてテレビを観ているだけなら、誰かに共感したり、失敗して回復したりする必要もないし、主体性やリーダーシップを発揮する場面もありませんからね。そして、「ママ、いまはこういうことをしてるんだよ」というふうに、自分の行動を子どもとシェアするのです。子どもは親を見て育つといいますが、見えやすくするのも親の役目です。子どもには、いわれなければわからないこともたくさんあるのですから。親の行動をシェアする際には、「失敗こそシェアする」と心がけてください。当時のわたしはなにもわからないままビジネスをはじめましたから、当然、失敗の連続です。それらの経験を娘に伝え、ときには娘からアドバイスをしてもらうこともありました。それは、失敗か成功かという結果ではなく、なにがどうしてどうなったかというプロセスを娘に見せるということです。そうすることで、子どもは、失敗は通過点であってやり直しができるということ、方法はひとつじゃなくてもしひとつの方法が駄目でも他の選択肢や可能性を試せばいいといったことを学んでいくことができます。それは、回復力ややり抜く力といった非認知能力そのものですよね。そう考えていたわたしは、娘には成功より失敗を重点的に見せてきましたから、娘にとってはじつは格好悪いママなんです……。はじめて「子育ての本を書くんだ」といったときに、いちばん驚いていたのが娘でしたね(笑)。娘のスカイさんと。『世界基準の子どもの教養』ボーク重子 著/ポプラ社(2019)■ ボーク重子さん インタビュー一覧第1回:子どもが親の失敗から学ぶもの。「やり抜く力」を育むなら“格好悪い親”であれ第2回:「親の態度」がカギを握る。子どもの自己肯定感を高める行動、低める行動(※近日公開)第3回:「ルールを守れる子ども」はこうして育つ。親が子に与えるべき大事な“時間”(※近日公開)第4回:「自分の考えを言えない」問題の解決法。幼い子どもにこそ大切な“リベラルアーツ”(※近日公開)【プロフィール】ボーク重子(ぼーく・しげこ)ライフコーチ。福島県出身。30歳の誕生日1週間前に「わたしの一番したいことをしよう」と渡英し、ロンドンにある美術系の大学院サザビーズ・インスティテュート・オブ・アートに入学。現代美術史の修士号を取得後、留学中にフランス語の勉強に訪れた南仏の語学学校でのちに夫となるアメリカ人と出会い1998年に渡米、出産。「我が子には、自分で人生を切り開き、どんなときも自分らしく強く生きてほしい」との願いを胸に、全米一研究機関の集中するワシントンDCで、最高の子育て法を模索。科学的データ、最新の教育法、心理学セミナー、大学での研究や名門大学の教育に対する考え方を詳細にリサーチし、アメリカのエリート教育にたどりつく。最高の子育てには親自身の自分育てが必要だという研究データをもとに、目標達成メソッド「SMARTゴール」を子育てに応用、娘・スカイさんは「全米最優秀女子高生 The Distinguished Young Women of America」に選ばれた。同時に、子育てのための自分育てで自身のキャリアも着実に積み上げ、2004年、念願のアジア現代アートギャラリーをオープン。2006年アートを通じての社会貢献を評価されワシントニアン誌によってオバマ大統領(当時上院議員)やワシントンポスト紙副社長らとともに「ワシントンの美しい25人」に選ばれた。2009年、ギャラリー業務に加えアートコンサルティング業を開始。現在はアート業界でのキャリアに加え、ライフコーチとして全米並びに日本各地で、子育て、キャリア構築、ワークライフバランスについて講演会やワークショップを展開している。【ライタープロフィール】清家茂樹(せいけ・しげき)1975年生まれ、愛媛県出身。出版社勤務を経て2012年に独立し、編集プロダクション・株式会社ESSを設立。ジャンルを問わずさまざまな雑誌・書籍の編集に携わる。
2019年06月08日「海老蔵さんは東大には入れませんが、ハーバード大なら合格できるかもしれません」と言うのは、脳科学者の茂木健一郎さん。偏差値に重きを置く日本の教育に強い危機感をお持ちです。一方で、教育評論家の尾木ママこと尾木直樹さんは「茂木先生が感じていらっしゃる日本の教育の『おかしさ』とその分析の的確さに驚嘆しました」と、おっしゃいます。 『教育とは何?-日本のエリートはニセモノか』 (尾木直樹(著)、茂木健一郎(著)/中央公論新社)※本書に収録されている対談は、2017年に法政大学女子高等学校で行われた公開対談「これからの学び・これからの学校」と、単行本『おぎ・もぎ対談「個」育て論』(2013年9月青灯社刊)に掲載された対談です。そんなお二人が、日本の偏差値教育、日本の教育の未来について語った対談をまとめた『教育とは何?-日本のエリートはニセモノか』を出版されました。お二人の教育論、偏差値システムの問題点、そして親が家庭で何をすべきかについて、本の内容をご紹介します。■「挑戦する脳」は、本来だれにでもある「挑戦する脳」。このキーワード、ちょっと、気になりませんか? もし、物事に意欲的に取り組める脳、いわば挑戦する脳があるのなら、その育て方を知りたいものです。茂木さん(以下、茂木):人間は生まれると、やがてハイハイしたり、立ったりする。あれは、全部、挑戦です。人間は、子どものときからずっと挑戦をしています。挑戦する能力、すなわち「挑戦する脳」は、本来だれにでもあるものです。それを「挑戦しない脳」にしてしまうものは何か? それをしっかり考えてみる必要があります。僕は、その理由のひとつに偏差値に重きを置く「日本の教育システム」があると考えています。尾木さん(以下、尾木):日本の教育の癌(がん)とも言える偏差値主義について、日本人はもっと現実を直視しなければなりませんね。茂木:たとえばアメリカの入試には、偏差値の概念はありません。歌舞伎役者の市川海老蔵さんは、僕に「日本の教科書は、読んだことがない」と豪語されていました(笑)。彼は日本の最難関、東京大学には入れないでしょう。けれども、ハーバード大学なら、彼を合格させると思いますよ。彼は歌舞伎役者としては超一流ですからね。この違いが日本の教育が抱えている問題点を浮き彫りにしていると思います。■マジメに終わっている日本の教育偏差値って、そんなに悪いもの!? ママ世代にとっては、「偏差値をあげるために勉強をする」というのは、ごくあたり前の感覚。すぐにはピン!ときませんが…。尾木:僕は、何年も前から著書などで、日本の学校や教育現場は『博物館』『化石』だと言ってきました。日本の教育が世界の流れから取り残されて、20年近く経つのではないでしょうか? マジメな話として、今の日本の教育は終わっています。茂木:そもそも、人間の能力はいろんなとがり方があります。たとえば役者としてとがっている人と、学者としてとがっている人は、とがっている部分がまったく違います。こんなふうに、本来、いろいろな方向に向いている人の能力は、比べられるものではないんです。つまり「偏差値」というモノサシだけでは、人間を評価する方法としてはまったく足りないのです。■「探究科」を新設して進学校になった堀川の奇跡「人間の能力は、偏差値というモノサシでははかれない」と言われても、現実問題として、わが子は偏差値で評価されています。そうではない学校なんて、あるのでしょうか?尾木:実際に「結果を出した」という意味では、京都の市立高校である堀川高校のお話は、説得力があるかもしれませんね。堀川高校で「探究科」を新設したところ、1期生が卒業した2001年には、国公立大学の現役合格者数が106人になりました。その前年は6人だったので、「堀川の奇跡」とも言われました。その後、京都大学にも毎年30人台の合格者が出るようになり、堀川高校は京都の公立高校ではトップと言えるような進学校になっていきました。「探究」というのは、社会や身近な生活の中から生徒自ら課題を見つけ出し、実験や調査などをもとに論文をまとめ発表するという授業活動です。たとえば、琵琶湖の水を浄化するにはどうすればいいかといった調査研究を3年間続けてそれを卒論にまとめます。生徒が100人いれば100通りの探究がなされ、それを先生がサポートする。先生だけでは指導しきれないので、京都大学の大学院生などがアシスタントに入ります。■「受験勉強」をするために必要なもの偏差値主義ではない学校で、しかも受験に直接、役に立たなさそうなことをして、なぜ難関の京都大学に合格できるのでしょうか?尾木:受験勉強の土台に、「この学校で、これを学びたい!」という強い想いがあるんです。自分なりの探求を続けているうちに、「京大の○○先生の研究室に行きたい」「東大の○○先生のゼミに入りたい」というような目標を持つことになり、生徒はその目標達成のためにがんばります。偏差値の高さや有名大学かどうかではなく、自分の内側から沸いてくる強いモチベーションがあれば、何とかなるものなんです。この例からもわかるように、子どものやる気、主体性を尊重したほうが、教育というのは良い結果が出ることが多いものです。次回は、子どもの「やる気」や「主体性」について考えます。■今回取材にご協力いただいた“尾木ママ”こと尾木直樹さんと、脳科学者の茂木健一郎さんの共著 『教育とは何?-日本のエリートはニセモノか』 (中公新書ラクレ)尾木直樹 著 茂木健一郎 /中央公論新社 ¥780(税別)尾木直樹さん プロフィール“尾木ママ”の愛称で親しまれる教育評論家、法政大学特任教授。「子育てと教育は“愛とロマン”」をモットーに、22年間中学・高校でユニークで創造的な教育実践を展開。その後大学教員に転身して22年、合計44年間教壇に立つ。現在は講演会活動、メディア出演、執筆活動など幅広く活躍中尾木ママ オフィシャルブログ: 茂木健一郎さん プロフィール脳科学者、作家、ブロードキャスター。東京大学理学部、法学部卒業後、ケンブリッジ大学を経てソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー。「一リットルの脳の中に、現実も、夢も、宇宙も、すべてある」と。茂木健一郎 オフィシャルブログ:
2017年12月12日子育て楽じゃありません
細川珠生のここなら分かる政治のコト
私の愛すべき家族
こんにちは~、おにぎり2525です。■友だちの水鉄砲を壊した息子息子が外に遊びに行って、思い出したかのように言った一言。そういう報告は早めにしていただきたい。すぐにSくんママに謝罪の連絡をしました。(連絡先知っていて、ホッとした 笑)■Sくんのママの反応は!?言われてみれば、ちゃんと自分たちで考えてどうすればいいかを話し合うなんて…小さいときだと考えられません。ちゃんと子どもたちも成長してるんだなぁ…と改めて感じさせられた出来事でした。Sくんママのそういう気づきも素晴らしいなと思いました。ここでお知らせです。長年、続けてきたこの連載も今日で最終回となりました。たろの成長を一緒に見守っていただき、本当にありがとうございました。読者様には感謝しかありません。またどこかで見かけたら、応援していただけると嬉しいです!ありがとうございました!!!
2025年07月11日漫画ではあっても、「学習漫画」はあくまでも勉強に使うものであり、いわゆる知識詰め込み型のような教材をイメージする人もいるかもしれません。しかし、KADOKAWAの『角川まんが学習シリーズ 日本の歴史』は、これまでにも多くの子どもたちを「歴史好き」に変えてきました。同シリーズの監修を務めた歴史学者の岡美穂子先生と、中学受験を志す小学生・保護者をサポートするカリスマ塾講師の馬屋原吉博先生が、その魅力について語り合います。構成/岩川悟取材・文/清家茂樹写真/石塚雅人(インタビューカットのみ)『日本の歴史』は、断片的な知識を整理・定着させる最強ツール馬屋原吉博先生(以下、馬屋原):いわゆる勉強というかたちではなく「『おもしろい』から子どもの歴史学習をスタートさせたい」と考える保護者も多いですよね。『日本の歴史』における、「これは子どもが手に取りたくなる」「子どもが読み進めたくなる」というポイントはどこにあると思いますか?岡美穂子先生(以下、岡):歴史漫画シリーズは出版社によってまったく内容が異なるのですが、とにかく文字が多く、まるで教科書にちょっと絵をつけただけのようなものもあります。一方、KADOKAWAのものは文字が少なく、絵が本当にきれいでストーリー性に富んでいます。そのため、歴史の知識が無理なく頭に入ってきます。馬屋原:科目を問わず「漫画でわかる」といった本は流行っていますが、たしかに岡先生がおっしゃるように、「挿絵つき参考書」のようなものも多いですよね。KADOKAWAの『日本の歴史』は、漫画というメディアとしてきちんと丁寧につくられていますから、子どもでも読みやすいのかもしれません。それに、巻ごとの「でこぼこ」をあまり感じないのも特徴だと感じます。こういったシリーズは、複数の漫画家さんが分業するのが通常のケースなのですが、するとたとえば、「3巻までと4巻からでテイストがまったく違う」ということもよく見受けられます。でも、KADOKAWAのものは編集に1本筋が通っているというか、巻や漫画家さんが違ってもテイストが一貫していますから、抵抗感なく読めるのです。岡:馬屋原先生から見て、子どもたちが歴史漫画を楽しく読むことで、学力向上に結びついていると感じる場面はありますか?「これは効いているな」と思うシーンがあれば教えてください。馬屋原:一般的には、歴史学習が本格的に始まる前に親が買い与えることが多いと思いますが、期待どおりに子どもが読むケースはあまり多くないでしょう。逆に、歴史の勉強がひととおり終わって、断片的にインプットした知識を整理したり定着させたりするのにいちばん役立つツールなのではないでしょうか。やはり、歴史漫画を読むにも一定の知識は必要です。そうでなければ、登場人物を誰ひとり知らないまま読むことになりますから、おもしろくないですよね。知っている言葉や人物が増えた状態で読むことで、「そういうことか!」と理解が深まるように思います。興味をもった時代をトリガーに、歴史全般を好きになってほしい岡:馬屋原先生の塾生のなかで、歴史が得意な子に人気の時代はありますか?「男の子なら戦国時代から入ると歴史が好きになりやすい」など、「子どもが歴史を好きになるきっかけ」に多く見られる時代があれば教えてください。馬屋原:それほど偏りは感じませんね。戦国や幕末に偏るイメージもあるかもしれませんが、そう考える大人の側がその時代を好きということではないでしょうか(笑)。岡:たしかに、たとえば大河ドラマもほとんどが戦国や幕末が舞台ですから、大人にはファンが多いかもしれません。馬屋原:ただ、戦国や幕末の問題は、残念ながら中学入試においてとくに頻出というわけではありません。でも、子どもが戦国や幕末が好きになったのなら、そこをトリガーにして歴史全般を好きになってくれたら嬉しいですよね。そもそもの話をすると、私は子どもたちに対して「楽しんで」とか「興味をもって」とは絶対に言わないスタンスをとっています。なぜなら、私自身が、「これを楽しみなさい」と言われたら、「嫌だ!」と反発しちゃうような子どもだったからです。代わりに、自分が楽しそうに歴史について話すようにしています。そうするなかで、子どもたちがそれぞれに楽しみを発見してくれたらいいなと考えているのです。岡:私にはふたりの娘がいますが、そろって近代史が好きですね。馬屋原先生自身が楽しそうに話すこととは違うかもしれませんが、おそらく日常生活のなかで一緒にニュースを見る習慣があるからなのだと思います。「どうしてこういう問題が起きているの?」という質問をされると、そこに直結している過去の歴史について説明するようにしていますから、やはり現代に比較的近い時代に興味をもっているのでしょう。来年の入試では「戦中・戦後」に要注目!馬屋原:『日本の歴史』のなかで、「まずはここから読んでほしい」と子どもたちにおすすめしたい巻があれば理由と併せて教えてください。岡:いまであれば、今年(2025年)は戦後80年ですから、別巻の2巻「戦中・戦後の日本」ですね。先にも歴史漫画シリーズは出版社によってまったく異なるといいましたが、じつは沖縄戦をきちんととり上げているのはKADOKAWAのものだけです。そういう意味でも、必読の1冊だと思います。逆に、馬屋原先生のおすすめはありますか?馬屋原:じつは私もまったく同じで、別巻の2巻ですね。これは、受験対策という点でもおすすめしたいものです。中学受験の問題で扱う時代には、偏りはそれほどありません。時代を問わず広くまんべんなく出題されるのが実情です。でも、やはり戦後80年ですから、来年の入試は違ってくるでしょう。いま、1年に1回しか入試を実施しない学校は限られていて、2回、3回と入試を実施する学校が増えています。すると、2種類、3種類の問題をつくるとなったとき、戦後80年ということもあって昭和の前半について出題される可能性は高いと見ています。『角川まんが学習シリーズ 日本の歴史』山本博文・五百旗頭薫・岡美穂子監修/KADOKAWA(2024)【岡先生&馬屋原先生のおすすめ巻】『よくわかる近現代史』第②巻[戦中・戦後の日本]が無料公開中!※2025年8月15日(金)まで■ 岡美穂子先生・馬屋原吉博先生 インタビュー一覧第1回:戦後80年で話題沸騰!中学受験のプロが選ぶ “本当に効果がある” 歴史漫画第2回:有名進学校が欲しがる子の条件|「現代と歴史をつなげる力」は歴史漫画で育ちます(※近日公開)第3回:暗記は昔から通用しない!東大准教授が語る「現代を生きる力」を育てる歴史学習法(※近日公開)【プロフィール】岡美穂子(おか・みほこ)1974年生まれ、兵庫県出身。京都大学大学院博士課程修了。博士(人間環境学)。現在、東京大学史料編纂所准教授。専攻は中近世移行期対外関係史、キリシタン史。『角川まんが学習シリーズ 日本の歴史別巻まんが人物事典』(KADOKAWA)の監修を務める他、著書に『商人と宣教師 南蛮貿易の世界』(東京大学出版会)、『海域アジア史研究入門』(岩波書店)、『海からみた歴史 シリーズ東アジア海域に漕ぎ出す 第1巻』(東京大学出版会)などがある。【プロフィール】馬屋原吉博(うまやはら・よしひろ)1983年生まれ、北海道出身。東京大学在学中から大手予備校・進学塾で大学受験指導、高校受験指導の経験を積んだのち、中学受験専門のプロ個別指導教室SS‒1副代表として多くの中学受験生の指導にあたった。2024年に独立し、オンライン学習サポート「ハルミナ」を立ち上げる。定期的なオンラインの集団授業に加え、完全1対1のオンライン個別指導も続けている。主な担当科目は国語・社会。『中学入試 塾技100 社会』(文英堂)、『国際社会のキホンが2時間で全部頭に入る』(すばる舎)、『頭がよくなる 謎解き社会ドリル』(かんき出版)、『おもしろくてとんでもなくわかりやすい日本史』(アスコム)など著書多数。【ライタープロフィール】清家茂樹(せいけ・しげき)1975年生まれ、愛媛県出身。出版社勤務を経て2012年に独立し、編集プロダクション・株式会社ESSを設立。ジャンルを問わずさまざまな雑誌・書籍の編集に携わる。
2025年07月11日四天王寺大学みらい科学教育推進室(所在地:大阪府羽曳野市学園前三丁目2-1、室長:佐藤美子)は、令和7年7月26日(土)に、株式会社ゴールドラットジャパンとの共催により小中学生を対象とした自由研究おうえん講座『ペーパータワーに挑戦』を開催します。株式会社ゴールドラットジャパンが運営する子どもイノベーター塾は、思考のためのツールを使い子どもの考える力を育てる塾です。本講座は、紙だけを使ってどこまで高くタワーを積み上げられるかという課題を通じて、子どもたちの創造性、問題解決能力、そしてコミュニケーション能力を楽しく引き出すことを目指します。ペーパータワーを作る過程で、子どもたちは、「どうすればうまくいくか?」を考えるプロセスを体験。考え方を整理する道具を使って順序だてて考える力を養い、制作における成功した理由や失敗した部分を分析することで、問題解決能力を高めることにも挑戦します。この夏、子どもたちの知的好奇心と創造性を刺激する特別なイベントにご注目ください。■開催概要自由研究おうえん講座『ペーパータワーに挑戦』日時 : 令和7年7月26日(土)9:30~12:30場所 : 四天王寺大学9号館(看護棟)参加対象: 小学3年生~中学生(保護者同伴歓迎)参加費 : 無料(無料駐車場有)参加定員: 30名(先着順)申込 : (締切:7月24日(木))持ち物 : 筆記用具、飲み物主催 : 四天王寺大学みらい科学教育推進室共催 : 子どもイノベーター塾(ゴールドラットジャパン)子どもイノベーター塾(ゴールドラットジャパン)詳細はHPへ「子どもイノベーター塾」で検索 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2025年07月11日こんにちは!6月に横浜にある【こどもの国】へ家族で遊びに行った時のレポートです!こどもの国の基本情報施設概要住所:神奈川県横浜市青葉区奈良町700アクセス:東急・JR「長津田」→こどもの国線「こどもの国駅」徒歩2分。車は駐車場1,000円/1520台完備営業時間:9:30–16:30(7~8月: 9:30–17:00)、水曜定休・年末年始休園入園料:大人600円、小学生200円、幼児100円(0–2歳無料)年齢別に楽しめる! 充実の遊具エリアなかよしひろば すくすくアイランドは年齢に合わせた遊び場が点在。小さな子〜小学生まで安全に体を動かせます地面がフカフカで転んでも安心なゾーンフェンスの中は0〜3歳対象遊具エリアでした柵があるので安心して遊ぶことができました◎ここは柵の外にあったエリアの遊具です場所を変えて、、、楽しみにしていた115mのローラーすべり台は、娘が何度も繰り返し滑っていてとても楽しんでいました♪動物ふれあい&牧場体験ウシ・ヒツジへの餌やり、ポニー乗馬、ミニ動物園でモルモットやウサギと交流もできます!娘はウマの餌やりに挑戦!へっぴり腰になりながら触れ合っていました。笑牛乳やソフトクリームの販売所もあって、そこでおやつ休憩も挟めました! 園内の移動も楽しい!乗り物アトラクション園内ミニSL「たいよう号」に乗って来ていたお友達に手を振っていました!他にも、ボート、園内バスや個性豊かな自転車まで。「どこに行こう?」の選択肢が多く、ワクワクが止まらない!つくりになっています。自然のなかでランチ! おすすめの過ごし方原っぱが一面に広がっていて、開放的!シエスタで買ったパンでも、愛のこもったお弁当でも!今回は暑かったので、ちょうどいい気候になったらお弁当を持ってまた行きたいですっおでかけ前に立ち寄りたい!地元パン屋【パナデリアシエスタ】出先のパン屋さんに行くのが好きなので今回もリサーチして【パナデリアシエスタ】というパン屋さんに行きました!施設概要〒227-0038 神奈川県横浜市青葉区奈良5-4-1レーベンスラウム1FTEL:045-963-5567営業時間: AM7:00~PM6:00 定休日:月曜日駐車場も2台ほど近くにあり、そこに停めることができました。横浜小麦の天然酵母でパンを焼いていて種類も豊富でとっても美味しかったです!自然の中で伸び伸び遊べる「こどもの国」は、乳幼児から小学生まで、家族全員で一日遊び尽くせる圧巻のスケール。季節に合わせたアクティビティや動物体験、豊富な乗り物まで盛りだくさん!次のお出かけは、ぜひ横浜の「こどもの国」で、親子の笑顔が弾ける思い出をつくってくださいね
2025年07月11日一般社団法人なんらぼは、「学校に行けない」「昼間に起きられない」-そんな悩みを抱える中高生のために、夜型人間のためのオンライン教室「夜ふかし教室」のプロジェクトをクラウドファンディングサイト「For Good」にて開始いたしました。オンライン教室「夜ふかし教室」の活動時間は、一般的な学習支援とは一線を画す夜22時~24時。社会の“普通”に合わせられない若者たちに、否定されない夜の居場所を提供します。夜ふかし教室ロゴ◆ 夜ふかし教室とは活動時間:毎週水曜日、日曜日 PM22:00~24:00(オンライン)対象 :主に13~22歳の、日中の活動が困難な若者内容 :日替わり講師によるトーク・対話・作品紹介など特徴 :学力重視ではなく、時間にとらわれない生き方や表現に触れる場夜ふかし教室は、起立性調節障がいや生活リズムのズレなどにより、学校に行けなかったり昼間活動が難しい若者たちが、自分のままで参加できる「夜のオンライン空間」です。夜ふかし教室概要講師一覧(一部)◆ なぜ「夜」に教室を?社会の標準に合わないだけで、「朝起きられない」は怠けではありません。しかし、多くの若者はその自分を責めたり、否定されたりします。夜ふかし教室は、夜型のままでも人と出会え、何かを感じられる場所として、学びや表現をゆるやかに届けます。経緯漫画◆ 参加予定者の声○「昼間にいられない自分を、もう責めたくなかった」- 高校2年生・Aさん(仮名)私は中学の頃から、朝どうしても起きられなくて学校に遅刻したり、保健室登校が続いたりしていました。親も先生も「頑張ればできる」と言うけど、何を頑張っても朝は起きられない。だんだん友達とも話さなくなって、SNSも閉じて、誰ともつながってない感じでした。そんなとき「夜ふかし教室」の話を聞いて、「やっと自分が居てもいい場所があるかもしれない」と思いました。夜に起きてるだけで責められない、夜に何かをしてもいいっていうのが、すごく救われた気持ちになります。ここなら、無理せず話せそうです。○「病気じゃないなら、ただの怠けなの?」- 16歳・通信制高校生・Cさん(仮名)中学3年のころ、朝どうしても起きられなくなって、学校に行けなくなりました。親に連れられて病院に行ったけど、「特に疾患は見られませんね」「様子を見ましょう」と言われただけで、診断は出ませんでした。親からは「病気じゃないなら、頑張れるはず」「気持ちの問題だ」と言われて、ますます部屋にこもるようになりました。でも、こっちは本当に動けないし、眠れないし、夜になるとようやく頭が働く。自分でも説明できないし、周りも誰もわかってくれない感じが続きました。結局、診断がつかないまま、不登校になって1年が経ちました。学校からも連絡は減っていって、昼間は誰にも会わない生活が続きました。「夜ふかし教室」の話を聞いたとき、正直すごくほっとしました。病名がなくても、理由がうまく言えなくても、「今こうなんだね」と言ってくれる場所があるだけで、少し安心できたからです。今の自分を否定されないだけで、呼吸がしやすくなります。◆ クラウドファンディングでの応援メッセージ私の子供が行けなくなってから4年ほど経ちます。無理やり学校に連れて行こうとしたり、ゲームを制限したり。親子関係は悪くなり家庭内の雰囲気は常にギスギスしていました。 せめて勉強して欲しい、せめて朝起きて欲しい、せめてどこか外に出て欲しい… 親の一方的な『せめて』ばかり子供に求めました。そこに子供の意志は無いのに。少しずつ一方的な『せめて』を手放し最後に残ったのは、"せめて生きていてほしい"でした。現在は医療や福祉の手を借りながら学校を息子なりのペースで利用しています。あの頃、明け方まで布団の中でゲームをしていた子供は、どんな気持ちでやっていただろう。本当は好きなはずのゲームを、何かから逃げるように、何かを忘れるようにやっていたのなら、とてもつらい時間だったと思います。その時にこのプロジェクトがあれば、子供の傷はもう少し浅く済んだかもしれない。あの頃の我が家のように暗いトンネルの中に居る親の子の一筋の光になって欲しいという願いから、このプロジェクトを応援します。◆ クラウドファンディング実施中プロジェクトスタートのため、現在クラウドファンディングを実施しています。▼ 詳細・ご支援はこちら: 支援金は、運営費(講師謝金・システム管理費・進行スタッフ費用など)に活用されます。リターンには「夜ふかし教室」参加権やオリジナルグッズもご用意しています。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2025年07月11日株式会社キョーイク(所在地:愛知県名古屋市、代表取締役:矢追 俊和)は、医系専門予備校「メディカルラボ」にて、2025年度「学校推薦型・総合型選抜 プレミア対策講座」を開催します。全国トップクラスの実績と蓄積されたデータを最大限に生かし、効率よく学校推薦型・総合型選抜の対策を行うことができます。初めに学力診断テストによって生徒の得意・苦手を分析。その結果から合格への最短ルートを導き出し、個別カリキュラムを作成します。その後、プロ講師との1対1の個別授業で学力レベルを高めながら、面接・小論文対策を進められます。大学ごとの出題傾向に合わせたプレテストで、本番を想定した対策も可能です。学校推薦型・総合型選抜 プレミア対策講座 プレミア対策講座【講座概要】■開催日時2025年6月30日~受験終了まで(受講期間:受講開始から1ヶ月間)※申込受付中■対象大学獨協医科大学/埼玉医科大学/東京医科大学/聖マリアンナ医科大学/金沢医科大学/愛知医科大学/藤田医科大学/近畿大学/兵庫医科大学/久留米大学/福岡大学■受講料1大学につき、205,000円(税込)■受講内容●1対1個別授業受講科目・回数は受験校・学力診断テストの結果をもとにご相談のうえ決定します。<英語・数学・理科より6回受講>※1回50分(講義)→50分(演習)→50分(講義)<面接・小論文・志望動機より4回受講>※面接1回50分 ※小論文1回100分添削付 ※志望動機1回100分添削付※校舎により実施内容が異なる場合があります。詳しくは校舎までお問い合わせください。●学力診断テスト・テスト後面談●大学別プレテスト●受講期間中の自習室利用●現役医学部生への質問対応利用●受講後面談■特典「学校推薦型・総合型選抜 プレミア対策講座」資料請求で、「学校推薦型・総合型選抜のためのスタートガイド」を無料プレゼント! 【会社概要】商号 : 株式会社キョーイク代表者 : 代表取締役 矢追 俊和所在地 : 〒450-0002 愛知県名古屋市中村区名駅4-6-17名古屋ビルディング6F設立 : 1981年事業内容: 医学部専門の大学受験予備校「メディカルラボ」の運営URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2025年07月11日近年、教育分野において広く浸透してきたキーワードのひとつに、「非認知能力」が挙げられます。「非認知能力」には、協調性、粘り強さ、自尊心、自己肯定感といった多岐にわたる資質が含まれており、「社会のなかで豊かにたくましく生き抜く」ための基盤になると捉えられています。そして、この重要な非認知能力を高めるうえで、「運動こそが最適な手段」と提言するのは、全国にスポーツスクールを展開、また部活動支援をはじめとするスポーツを通じた社会貢献をミッションとして活動するリーフラス株式会社の市川雄大さんです。運動が非認知能力の育成に果たす本質的な役割を語ってもらいます。構成/岩川悟取材・文/清家茂樹写真/石塚雅人(インタビューカットのみ)非認知能力=社会のなかで豊かにたくましく生き抜く力子どもの運動能力が高まることには多くのメリットが伴います。小学校以降なら体育の成績が向上することは当然として、たとえば、自転車が転倒しそうになったような場合でも、うまくバランスを保つなどして自分の体を危険から守れるといったこともあるでしょう。また、運動能力は、いわゆる「非認知能力」との関連が強いことも見逃せないポイントです。非認知能力とは、簡単にいえば、「知能検査や学力テストでは測定できない能力」を意味します。非認知能力の種類は場合によって200以上ともいわれ、協調性、粘り強さ、自尊心、自己肯定感、勤勉性など、挙げればきりがありません。ただ、わたしが所属するリーフラス株式会社では、科学的な解析を経て、子どもにとってとくに重要な非認知能力として、「挨拶・礼儀」「リーダーシップ」「協調性」「自己管理力」「課題解決力」の5つを選定しました。非認知能力については、「社会のなかで豊かにたくましく生き抜く力」と定義されることもありますが、これら5つはいずれも社会のなかで豊かにたくましく生き抜くために欠かせないものであると思います。人とのかかわりなくして非認知能力は育たない非認知能力についての説明が長くなりましたが、運動能力との関係の話に戻しましょう。非認知能力を世界に大きく普及させたひとりが、アメリカの経済学者であるシカゴ大学のジェームズ・ヘックマン教授です。ヘックマン教授は、非認知能力と社会的成功(学歴や年収)との関係についての研究で知られていますが、非認知能力について、「taught by somebody(誰かに教わるもの)」とも定義しています。非認知能力は、机に向かってひとりで学んで身につけられるようなものではなく、「人とのかかわりのなかでしか身につけられないもの」だというのです。たしかに、あいさつの習慣や礼儀にせよ、集団のなかで他人との協調を大切にする姿勢や気持ちにせよ、自分以外の人がいないと学べるものではありません。では、そもそもスポーツとはどのようなものでしょうか?スポーツもさまざまで、団体競技もあれば個人競技もあります。でも、団体競技はもちろんのこと、個人競技をするのでも、そこにはコーチやライバル、応援してくれる家族など、多くの人が必ず関与します。非認知能力が「人とのかかわりのなかでしか身につけられないもの」であり、スポーツが「多くの人が必ずかかわるもの」だからこそ、スポーツなど運動をすることで、結果として非認知能力とともに運動能力も高まると、私は考えるのです。一例を示しましょう。ライバルに負ければ、誰だって悔しい。すると、「今度は絶対に勝ちたい!」といった気持ちを抱きます。そうした競争意識が、たとえば「勝つためにはどうすればいいか?」と課題解決力や自己管理力を伸ばしていくということにつながります。もちろん、スポーツに限らず人とのかかわりのなかで非認知能力は身につきますが、「必ず人がかかわる」という点において、「非認知能力向上にはスポーツが最適だ」とお伝えしているのです。運動習慣がない子は、将来メンタル不調におちいりやすい先に触れた5つの非認知能力を見てもらってもわかりますが、非認知能力は基本的にすべて「心」にかかわる力です。そのため、非認知能力と強い関連がある運動習慣は、メンタルヘルスにも大きく関係してきます。これまで、幼児スポーツの指導などを通じて多くの子どもたちとかかわってきた私の個人的な考えですが、「運動習慣がなかった子どもはメンタル不調におちいりやすい」ということも言えそうです。ただ、子どもに運動習慣がないからといって、その子がすぐにメンタル不調におちいるということはありません。なぜなら、幼いあいだは親という保護者が基本的にはすぐ近くにいてくれるため、心理的な安全性がつねに担保されているからです。問題となるのは、その先の人生です。小学校に入れば、なんらかのスポーツをはじめる子どもも増えてきます。そういった子は、勝ちや負け、それに伴う目標があるなかで、チャレンジする、成功する、失敗する、落ち込む、悔しくて泣く、諦めそうになる、諦めないでまたチャレンジするなど、心の動きを伴う多種多様な経験を積んでいきます。そうしたなかで、スポーツの技術や体とともに心も自ずと鍛えられることは明白です。一方、そのような経験を一切しないまま大人になったとしたらどうでしょうか?ちょっとした失敗をしただけでも深く落ち込んでしまったり、場合によっては心が折れてしまったりすることも十分に考えられます。将来的にわが子をそうした事態におちいらないためにも、子どもが日頃から運動に親しめるような働きかけをしてほしいと思います。■ リーフラス株式会社・市川雄大さん インタビュー一覧第1回:子どもの運動能力が飛躍的に伸びる「ゴールデンエイジ」よりも重要な、「プレ・ゴールデンエイジ」の過ごし方第2回:「好きにやらせる・遊ばせる」が運動能力を育む最短ルート。親が子に「やらせる運動」はメリットなし!第3回:運動能力とともに「非認知能力」も高まる。運動習慣がない子は、将来メンタル不調におちいりやすい?【プロフィール】市川雄大(いちかわ・ゆうだい)1986年1月17日生まれ、埼玉県出身。リーフラス株式会社マーケティング部課長。中学から大学卒業までイギリスへ留学。筑波大学大学院修士(体育学)。その後、留学時に感じたスポーツのもたらす素晴らしい力を子どもたちに発信すべく、スポーツを通じた教育、指導に携わるために、リーフラス株式会社に入社。入社後、指導者としてサッカーや幼児スポーツを指導し、2014年に指導員個人部門年間最優秀賞を獲得。その後、支店長などの経験を経て、現在、子どもたちの非認知能力を育むための指導メソッド開発や非認知能力測定をする「みらぼ」の開発責任者や上智大学非常勤講師を務める。【ライタープロフィール】清家茂樹(せいけ・しげき)1975年生まれ、愛媛県出身。出版社勤務を経て2012年に独立し、編集プロダクション・株式会社ESSを設立。ジャンルを問わずさまざまな雑誌・書籍の編集に携わる。
2025年07月11日子育て層に注目の流山市。行政には珍しいマーケティング課があるなど、都市計画コンサルタント出身、いわば、地域づくりのエキスパートとも言える井崎義治市長によって、「経営」の観点を取り入れた市の運営を行うことも注目されています。井崎市長が考える、行政のあり方、地方創生とは?お話を聞いたのは…流山市 井崎義治市長昭和29年 東京都杉並区生まれ、千葉県柏市育ち。平成元年から流山在住。立正大学卒、San Francisco State University大学院人間環境研究科修士課程修了(地理学専攻)。昭和56年 Jefferson Associates- Inc.,Quadrant Consultants Inc., 昭和63年から住信基礎研究所、エース総合研究所を経て、平成15年から現職。 >>千葉県流山市 井崎義治市長 公式ページ ―米国でも都市計画のお仕事をされていましたが、そこから、市長選に出馬するというのは、どのような経緯があったのですか。井崎市長:実はずっと米国で仕事をするつもりで、永住権も取得していましたが、子育てを機に、帰国したんです。その時に、どこに住むかは徹底してリサーチをして、緑や緩やかな坂が多く、TX(つくばエクスプレス)が開業することなどを見込み、流山に住むことにしました。住民の意識も意欲も元々とても高い地域ですが、私が転入した後、行政サービスの水準が低下し、たとえば学校の修繕も、先生方自身でペンキを塗るくらい、財政が悪化していったのです。特に、TXの開業に合わせた区画整理が財政的な視点からの検討が不十分で、このままでは、財政破綻をするという危機感が強くなりました。―それで市長選に出られようと思ったのですか?井崎市長:最初は、議員さんや市内の意識の高い人に、ぜひ市長選に出てくれないかと相談していましたが、問題意識が全然なかったんですね。私は自分の選んだ街、良質で快適な住環境があるはずの流山市が、転落していく未来が見えたので、結局、自分で出ることにしました。―ご家族は反対されませんでしたか?井崎市長:まず妻に相談しましたが、大反対でした。家を買ったばかりでローンもありましたし、子ども2人も小さくて。説得しようとしましたが、なかなか納得してくれないんですね。そしたら、私の父や母がうんと言ってくれたら、ということだったので、父にも母にも、それから妹にも相談したら、みんな「いいんじゃない」って(笑)。―奥様は反対してくれると思ったのですね。井崎市長:はい、そうだと思います。両親も妹も、私が子どもの頃から、地域の変化、街が変わっていく様子、またそれはなぜ変わっていくのか、ということに興味を持つ、まあ、変な子どもだったのだと思いますが、そんな姿をずっと見ていたので、「ピッタリだね」と。それで今に続くのですが、1回目の市長選は落選してるんです。でも、自分として選挙や人生を深く認識する機会になったのは、良かったと思っています。―それでも、落選すると、普通無職になるので、奥様が心配されるように、家計はどうしようとか、思われますよね。井崎市長:それが、それまで勤めていた会社から、投開票日の翌日、戻ってこないかと言ってもらえたんですね。それで次の選挙まで、また都市計画のコンサルタントの仕事をしました。―それは有難いですね。そういう意味でも、ずっと、都市計画、都市経営ということをお仕事とされてきましたが、行政の経営というのは、何が違いますか。井崎市長:同じだと思っています。違うという認識がおかしいと思います。行政は何もしなくても、税金という収入が入ってきます。だからこそ、民間以上に、1円まで活かす、効率的、効果的な仕事をし、市民に役に立つ、そして成果が上がる市役所にするということが必要であることを、市長選の時から訴えてきました。―それはその通りですね。ただ、行政は、一方の市民の代表である議会を通さないといけないなど、プロセスを踏むことの重要性もありますね。井崎市長:議会も市職員も、最初は、「経営」という感覚がなかなか理解できなかったので、研修をやったり、私自身も職員にメールを送ったりしながら、少しずつ理解できるようになっていったと思います。―お子さんの頃のご興味から、米国でのご経験を経て、市経営の先頭に立つという、一貫したキャリアの中で、市長がお考えになる地方創生とは、どのようなものですか。井崎市長:「地方」という言葉が、そもそも霞ヶ関の「上から目線」を感じています。本来は「地域」創生だと思うんですね。それぞれの地域に、すでにあるものを生かして交流人口を増やすということではないかと思います。人口減少社会ですから、定住人口を増やすことは、なかなか難しいと思います。流山市は住宅都市ですが、ツーリズム推進課を置いています。ツーリズムは、地域にあるものを活かし、テーマを設定し、たとえば、利根運河周辺の自然を活かしたグリーンツーリズムなど、そういうもので交流人口が生まれていくんです。―定住人口が増えている流山でも、その先を考えていらっしゃるのですね。素晴らしいです。井崎市長:ありがとうございます。これからも市民の役に立つ市政をおこなっていきます。取材・文/政治ジャーナリスト 細川珠生政治ジャーナリスト 細川珠生聖心女子大学大学院文学研究科修了、人間科学修士(教育研究領域)。20代よりフリーランスのジャーナリストとして政治、教育、地方自治、エネルギーなどを取材。一男を育てながら、品川区教育委員会委員、千葉工業大学理事、三井住友建設(株)社外取締役などを歴任。現在は、内閣府男女共同参画会議議員、新しい地方経済・生活環境創生有識者会議委員、原子力発電環境整備機構評議員などを務める。Podcast「細川珠生の気になる珠手箱」に出演中。
2025年07月10日株式会社さいたまアリーナ(さいたま市中央区新都心8番地、代表取締役社長:三上 浩嗣)は、株式会社イベント・コミュニケーションズとの共催により、さいたまスーパーアリーナ開業25周年記念イベントとして、「さいたま恐竜展 '25(サイタマキョウリュウテン ニジュウゴ)」を、2025年7月25日(金)~8月17日(日)に、さいたま新都心けやきひろば 1階 プラザ特設会場にて開催します。全長10メートルのミュージアムレプリカを特別展示するほか、「恐竜を通じて学ぶ 3つの知育」をテーマに、子供達が大人と一緒に、恐竜がいた時代から今日までの地球環境についてを考えるきっかけとなるイベントです。さいたま恐竜展 '25 キービジュアルイベント詳細ページ: チケット販売ページ: セブンチケットのページにリンクします【イベント内容】■BIGサイズのミュージアムレプリカを特別展示3つのミュージアムレプリカを展示します。(1) ティラノサウルス全身骨格(発掘地アメリカ)全長10m・高さ3.5mティラノサウルス全身骨格(2) ルーフェンゴサウルス全身骨格(発掘地中国雲南省)全長8.5m・高さ3.3m(3) アンキロサウルス全身骨格(発掘地中国浙江省)全長5.2m・高さ1.4m■ロボットで恐竜が暮らしていた空間を再現します動く恐竜ロボット、学べる恐竜パネルを展示します。動く恐竜ロボット■化石発掘体験化石発掘体験(別料金)で古代に想いを馳せます。特設砂場には、砂利に混じって、アンモナイト、琥珀、三葉虫、サメの歯など本物の化石が埋もれています。制限時間は3分、3つまで選んで持ち帰れます。そのほか、来場者ノベルティとして、「オリジナル恐竜カード」をおひとり一枚ずつプレゼントします。※内容は変更になる可能性がございます。【さいたま恐竜展 '25の概要】名称 : さいたま恐竜展 '25日時 : 2025年7月25日(金)~8月17日(日) 10:00~18:00(最終入場17:30)場所 : さいたま新都心けやきひろば 1階 プラザ特設会場(さいたま市中央区 JRさいたま新都心駅下車徒歩3分)入場料: 大人(高校生以上)1,000円子ども(2歳~中学生以下)800円 ※全て税込価格※ 特定日(7/28~8/1・8/4~8/8)については、上記価格から200円引き※「セブンチケット」にてお得な前売券を販売いたします主催 : 株式会社さいたまアリーナ、株式会社イベント・コミュニケーションズ後援 : 埼玉県、さいたま市、埼玉県教育委員会、埼玉県物産観光協会、さいたま観光国際協会、テレビ埼玉、エフエムナックファイブ、埼玉新聞社(申請中)内容 : ミュージアムレプリカ展示、ロボットによる恐竜が暮らしていた空間再現、化石発掘体験ほかWEB : <一般問合せ先>さいたまスーパーアリーナTEL:048-601-1122(平日10:00/土休日9:00~18:00)【株式会社さいたまアリーナ 会社概要】会社名 : 株式会社さいたまアリーナ所在地 : 埼玉県さいたま市中央区新都心8番地資本金 : 4億9,500万円設立年月日: 平成9年(1997年)3月27日事業内容 : さいたまスーパーアリーナ・TOIRO・けやきひろばの管理運営、他URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2025年07月10日■概要保育士口コミサイト「保育士のミカタ」は、保育施設向けに、『保育士口コミを活用した保育士直接採用プラン』の提供を開始しました。蓄積されたリアルな口コミを活用し、施設の魅力を発信。従来の求人媒体とは異なる保育士へのアプローチにより、採用コストの削減とマッチング精度の向上を実現します。サービス詳細・導入ご相談はこちら: 保育士直接採用プランを始めます■背景慢性的な保育士不足に加え、2026年度から全国の自治体で始まる「こども誰でも通園制度」(*)により、保育ニーズはさらに拡大。その一方で、人材紹介サービスへの依存や高騰する採用コストが大きな課題となっており、保育施設が自力で求職者にアプローチできる仕組みが求められています。そういった中で、保育士のミカタはこれまで多くの保育士の就職・転職を支援してきましたが、今後は「採用する側」である保育施設の採用課題にも、より直接的に貢献したいと考え、本プランの提供を始めます。(*) こども家庭庁「こども誰でも通園制度について」 ■保育士口コミサイト「保育士のミカタ」の特徴【1】全国33,000施設以上の口コミを掲載全国の保育施設の約80%をカバー。勤務経験に基づいたリアルな口コミ情報を多数掲載。【2】月間ユーザー数は約20万人保育施設に就労中の保育士の3人に1人が利用する、保育業界最大級の保育職場口コミサイトです。【3】口コミキーワードによる今までにない保育士アプローチ「保育園 口コミ」「〇〇区 保育園 評判」などのキーワードで上位表示されやすく、施設ページへのアクセスを促進します。人材紹介会社等が強く、競争激しい「保育園 求人」等のキーワードとは異なる、新たな保育士アプローチが可能。【4】サイト利用ユーザーの87%が求職活動中に口コミ情報を閲覧自社アンケート調査では「転職・就職活動中のサイト利用(87%)」と回答。転職意欲の高い保育士にダイレクトにリーチ可能。【5】サイト利用ユーザーの50%超が“人材紹介会社を介さない応募”を希望自社アンケート調査では「保育施設に直接応募したい(32.6%)」「保育士のミカタから応募したい(18.4%)」と回答。紹介会社を使わず応募したい保育士が51%を超えることが明らかに。■「サイト利用保育士への求人応募方法に関する意向調査結果」51%のサイト利用者が直接応募または口コミ経由応募を希望調査結果から、「保育士のミカタ」のサイト利用者は、「直接応募または口コミ経由」を希望する割合が51.0%(32.6%+18.4%)にのぼり、人材紹介会社を介さずに自ら情報を収集し、主体的に職場を選びたいと考える、求職意欲の高い保育士層であることが分かります。〈求人応募に関するアンケート内容〉保育施設に直接応募 :32.6%保育士のミカタから応募したい :18.4%求人サイトまたは人材紹介会社から応募したい:34.2%その他・分からない :14.8%〈直接応募を希望する理由〉保育園と直接やり取りした方が早い直接応募することで電話対応などから印象が分かる紹介会社を利用すると採用時に保育園側に大きな費用負担がある紹介会社を利用すると保育園側の費用負担により不採用にされることがある 等〈アンケート方法〉掲載箇所:保育士のミカタTOPページ内のアンケートリンクより回答件数:1,018件回答期間:2021年6月~■新サービス:『保育士口コミを活用した保育士直接採用プラン』の特徴【1】口コミによるリアルな魅力訴求実際の勤務経験に基づく信頼性の高い口コミを活用。職場の雰囲気・人間関係・働きやすさなど、数字では伝わらない魅力を可視化。ミスマッチの少ない、納得感のある採用につながります。【2】特別仕様の施設ページで応募意欲を喚起独自カスタマイズした施設ページで、他園との差別化を実現。ページを閲覧する保育士の“共感”と“応募意欲”を引き出す設計です。〈特別仕様の施設ページ内容〉・本プラン導入施設に投稿されたポジティブな口コミのピックアップ表示・本プラン導入施設に投稿されたネガティブな口コミを分析し、より良い職場環境づくりに活用および取り組み内容紹介・本プラン導入施設専用の強調表示やおすすめ枠への掲載【3】直接応募導線で応募率アップ施設ページ内に直接応募フォームを設置。応募が発生するとリアルタイムで通知が届くため、すぐに対応可能。紹介会社を挟まず、スピーディかつ確実に応募者とつながることができます。【4】柔軟な料金プランで導入しやすい採用方針に合わせて、2つのプランから選択可能。施設の状況に合わせて、無理なく導入・運用できる柔軟な設計です。・月額固定プラン月々一定額で継続利用が可能。採用活動を中長期で強化したい施設向け。・成果報酬型プラン(応募ごとに課金)応募があった分だけ課金される、コスト効率に優れたモデル。■導入の流れ1) お問い合わせフォームよりご連絡2) 担当者によるヒアリング・ご提案3) カスタマイズページの制作4) サイト掲載開始5) フォローアップ・活用サポート■会社概要会社名 : パーソナルエージェント株式会社所在地 : 東京都練馬区豊玉北5-18-10 4F代表者 : 坪内 健介事業内容 : 保育士・介護士・栄養士・看護師向け口コミメディア運営/人材支援/Webマーケティング運営サイト: ■お問い合わせ ※法人名・施設名・担当者名・連絡先をご記入ください。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2025年07月10日福岡県朝倉市でパソコン教室を運営する「パソコンスクールアムリタ」は、2025年8月2日・10月4日に、親子でドローンの操作とプログラミングを体験できる『親子ドローン教室』を開催します。小学生とその保護者を対象としたこのイベントは、ドローンの基本操作、Scratchを使った簡単なプログラミング、飛行体験など、楽しみながら学べる内容となっています。詳細URL: 親子ドローン教室■親子で「学ぶ・遊ぶ・つながる」体験を本教室では、小学校3年生~中学生のお子様と保護者のペアを対象に、ドローンの基礎知識や安全な飛行方法、プログラミングによる自動飛行体験などを行います。お子さまの好奇心を刺激し、保護者の方も一緒に「新しい学び」を体感できる内容です。■当日の内容(予定)・ドローンってなに?(しくみとルール)・操作してみよう!室内飛行体験・Scratchでドローンに命令を出してみよう・チーム対抗でゲームや競争をして楽しみましょう■開催概要日時 :2025年8月2日(土)14:00~17:00、10月4日(土)10:00~13:00場所 :あまぎ水の文化村 レクチャールーム(福岡県朝倉市矢野竹831)対象 :小学生~中学生と保護者(1組2名)定員 :10組(先着順)参加費 :1組 4,500円(税込)※教材費・保険料含む申込方法:以下のURLまたは電話にてご予約ください TEL:0946-24-6658■会社概要会社名 : 有限会社アムリタ所在地 : 福岡県朝倉市来春334-1 あさくら税理士法人朝倉中央事務所1階代表 : 高山 しづみ設立 : 2003年6月13日事業内容: パソコン教室URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2025年07月10日優秀な子をもつ親御さんにとって、「優等生のわが子が誇らしい」と思う反面、「勉強もスポーツも頑張りすぎていて心配……」「この状態はずっと続くの?」「いつか反動がくるかもしれない」など、不安を感じることもあるのではないでしょうか。たとえまわりがうらむような優等生でも、一生そのままでいられることは稀です。みなさんの人生を振り返っても、子どもの頃のイメージのまま成長している人は少ないはず。今回は、なかなか周囲に相談しづらい「優等生の子をもつ親」ならではの悩みについて考えていきます。「いい子でいなきゃ」――優等生の仮面が外せなくなった子どもたちうちの子もそうだったらいいのに……とうらましがられる対象である「優等生」。たしかに、勉強面でも学校生活においても問題のない優等生は、手がかからないので親の精神的負担が軽いように見えます。しかし、子どもの立場になると、そう単純ではないようです。「親の期待に応えたいから頑張る」のは危険!優等生といわれる子どものなかには、親や先生など周囲の期待に応えようとするあまり、「いい子でいなければ」「ちゃんとしていなければ」と頑張りすぎている子も。このように、必要以上にいい子であろうとする「いい子症候群」に警鐘を鳴らしているのは明治大学文学部教授の諸富祥彦氏です。諸富氏によると、「いい子症候群の子は、周囲の人の期待に過剰に応えようとするあまり、空気を読んで自分というものがわからなくなる傾向がある」のだそう。親からすれば、手がかからず反発もしてこないので、理想の子どものように思えるでしょう。しかし、子ども自身は徐々にストレスやプレッシャーを感じ、追い詰められるケースも少なくないのです。「頑張りすぎる」ことを無理する子ども青山渋谷メディカルクリニック名誉院長の鍋田恭孝氏は「学校の先生から『お子さんは完璧です』と言われるような “いい子” こそ要注意」と指摘しています。特に注意が必要なのは、大人視点では優秀に見える「規則や役割にこだわる子」と「周囲の期待に応えすぎる子」です。規則にこだわりがちな子は、自分でなにかを決められない、主体性が育ちにくいという問題を抱えているにもかかわらず、表面的にはいわゆる「いい子」に見えます。しかしその裏では、主体性のなさゆえに不安を感じやすく、心の問題に発展することもあるため、注意深く見てあげる必要があるのです。周囲の期待に応えすぎる子は、思春期以降に重大な問題となって表面化するケースも。小さいうちは親の期待に応えようと必死に頑張ってきたのに、成長するにつれて周囲と自分を比較したり、理想の自分と現実の自分のはざまで自己愛が揺らぎ始めたりと、心が不安定になる傾向があるのだそう。いずれにせよ、「優等生な子」「手がかからない子」は、私たち大人が考えるよりもずっと深刻な問題をはらんでいるのかもしれません。優等生ほど、劣等感と孤独を抱えやすいという現実。将来 “折れる” 危険、見えてますか?頑張りすぎる優等生タイプの子ほど、じつは劣等感や孤独を抱えやすく、ある日突然、心がポキッと折れしまう――。周囲からは「あんなにいい子で優秀だったのに」と気づかれにくいため、本人のSOSは届きにくく、追い詰められた末に大きな問題に発展してしまうこともあるのです。ではどうして、劣等感が強くなってしまうのでしょうか。公認心理師の大美賀直子氏は、その理由のひとつに「レベルを上げるごとに『上には上がいる』状況に直面してしまい、現実の厳しさを知って『自分はダメだ』と劣等感を募らせてしまう」ことを挙げています。努力して自分のレベルを上げられる頑張り屋さんな子は、ハイレベルな人ばかりがいる環境に入る機会が多いでしょう。しかし、そこでは途端に自分が「普通の人」になってしまい、その瞬間に劣等感が生じてしまいます。「優等生ほど折れやすい」と言われる背景には、「できて当たり前」と言われて育つ優等生だからこそ芽生える劣等感が潜んでいるのです。「劣等感を強く感じる機会が増えると、自己肯定感や自己効力感が低下し、『頑張っても仕方がない』というあきらめが生じてやる気が失われる」と大美賀氏が指摘するように、優等生を蝕む劣等感が及ぼす将来への影響は計り知れません。「過剰適応」が引き起こす心身の不調「優秀な人ほど精神的なダメージを蓄積しやすく、肉体的にもどんどん疲弊していく」と話すのは、診療内科医の鈴木裕介氏です。頑張りすぎるタイプは、まじめで几帳面、完璧主義、責任感が強く自分に厳しい、といった特徴が見られます。鈴木氏は、「その性格ゆえに、自らのルールに厳しすぎて柔軟性に欠ける。タスクをひとりで抱え込み、周囲に助けを求めることも、適度にサボることもできない」と述べ、限界まで我慢する危険性を指摘しています。このように、自らの体力や気力を考えずに、常に周囲の期待に応え続けることを「過剰適応」と呼ぶのだそう。過剰適応の状態にある人は、頭痛や胃痛、首や肩などの凝り、下痢や便秘、睡眠障害、不安感、イライラや怒り、集中力の低下など、人によりさまざまなストレス反応が起こるといいます。その結果、勉強や仕事の効率が下がったりミスが増えたりと、本来のパフォーマンスが発揮できなくなることも。せっかく頑張ったのに、結果に結びつかないどころか大きなダメージを負ってしまうなんて、やりきれませんよね。優等生じゃなくても、あなたが大好き!親ができるたったひとつのことここまで「頑張りすぎることによる弊害」をお伝えしてきましたが、頑張ることは決して悪いことではありません。あくまでも、無理をしてまで頑張る必要はないのです。特に子どものうちは、大人にほめられたいという一心で、限界ギリギリまで頑張ってしまう傾向があります。追い詰められてポキッと心が折れてしまうのを防ぐために、家庭ではどのような関わり方をしたらよいのでしょうか。もっとも大事なのは、「優等生のあなたでなくても、そのままのあなたに価値があるんだよ」ということを伝えること。前出の鍋田氏は、「テストでよくない点を取ってきても、過剰にがっかりした姿を見せないように」としたうえで、「『こういうこともあるよね』『次はどうしたらいいと思う?』としっかりと受け止めてあげて」とアドバイスしています。親自身が子どもに対して過度な期待をするのではなく、「期待に応えられなくても当然」と割り切る意識をもちましょう。大美賀氏も同様に、「残念な結果にいちばん落胆しているのは本人。だからこそ結果ではなく、頑張っている『姿勢』や『内容』に注目して声かけを」と述べています。「毎日頑張ってきたのを知ってるよ」「この作文の出だし、とってもいいね!おもしろい視点だね」など、親ならではの着眼点で肯定的な指摘をしてあげると、お子さんの自己肯定感や自己効力感がぐんぐん育ちますよ。それでも「頑張りすぎてしまう子」へ最後に、「頑張りすぎるわが子が心配なのに、休むように説得しても聞いてくれない」というお悩みに対して、教育専門家の石田勝紀氏によるユニークなアドバイスをご紹介します。子どもは体力があるので、体が元気なら無理をしてでも自分を追い込んでしまうタイプの子もいます。この場合、頑張りすぎていることを直接指摘するのは逆効果。石田氏は、「現状がいかにオーバースペックで働いてしまっているかを実感できる『間接的な話』が効果的」と話します。子どもにも理解しやすいたとえ話として、「スマホのバッテリー」をイメージして話を組み立ててみましょう。日中たくさんのアプリを長時間稼働させていると(=勉強や部活などで忙しい状態)、その分電池の消耗も激しく、こまめな充電が必要になります。ですがスマホのバッテリーには、ゼロになってから充電するとフル充電できないという特徴があるのです。そのような状態が続くと、バッテリーの回復レベルは急激に低下します。その理屈をふまえて、「スマホでアプリをたくさん動かすとバッテリーの消耗が激しくなるんだ。その状態を繰り返すと、充電しても100%まで回復しないこともあるんだよ。でもアプリの使用を減らしたり、長時間使ったりしなければ、充電したらすぐにバッテリーは回復する。人間も同じように、適度な休息や頑張りすぎないことが大事だよ」というように、子どもが納得してくれそうな説明をしてあげましょう。***「頑張ることはいいこと」なのは当然ですが、何事もやりすぎは禁物です。一見、いい子で手がかからないように見えても、親にほめられるために無理をしている可能性も。頑張っている姿は認めつつ、結果がどうであれ「そのままのあなたでいいんだよ」というメッセージを送り続けることが大切です。(参考)STUDY HACKER こどもまなび☆ラボ|“手がかからない子”ほど要注意!「いい子症候群」が怖い理由と、その防止法STUDY HACKER こどもまなび☆ラボ|学校で褒められる「いい子」に要注意!いい子に見えるのは“心の問題”のサインかもAll About 健康・医療|優等生タイプほど劣等感が強いのはなぜ?STUDY HACKER|エリートほど要注意。まじめで周囲に配慮できる人が陥りがちな「過剰適応」東洋経済オンライン|頑張りすぎて「潰れそうな子」にかけたい響く一言「ゆっくりしたら」では子どもには届かない
2025年07月10日子どもとお店屋さんごっこをしていると頭をよぎるのが、“これが本物のお金だったらな〜”という邪念。おもちゃのお金って質感は違えど、見た目は本物そっくりなんですよね。実際に使えたらな〜と、思わずいろいろと妄想を膨らましてしまいます。でも、まさかそれが妄想ではなく現実で起きるとは⁉︎今回は、家族で焼肉を食べに行ったときに起きた珍事件。お会計をしようとお父さんがレジの前に立ったら、突然、娘さんがお財布を取り出し…。現実でもおもちゃのお金が使える! …わけはないのですが、たとえおもちゃのお金だって、娘さんにとっては大切な自分のお金。見た目もそっくりだし、それが“いっちょうおくまんえん”もあったら、そりゃ払いたくもなるよね〜となんとも微笑ましい気持ちになりました。「パパここは出すから」という娘さんの太っ腹な心意気もかっこいい! きっと大人が言っていたのを聞いたことがあったんでしょうね。でも、子どもがそんなセリフを言い出したら、実際に親の立場でその場に居合せた大人はきっと焦りますよね。みなさんの中でも、わが子の予想外の行動や微笑ましい発言など、愛すべき家族のエピソードがあればぜひ教えてください。イラスト/ 最上うみみ ※このお話は実話を元に編集しています。あなたの「愛すべき家族」のエピソード募集中!当たり前のように一緒に暮らしてるけど、この常識ってわが家の家族だけ? 小さい子どもって奇想天外なことするから面白い! ついクスッと笑ってしまうけど、私の自慢の家族。そんな読者から投稿された「愛すべき家族」のエピソードを4コマ漫画でご紹介。ぜひあなたもエピソードを投稿してみませんか?記事下のアンケートフォームより投稿してください。
2025年07月10日この記事は、2024/03/11に掲載した記事の再掲載です。東日本大震災から13年、それ以降も度々大きな地震が発生し、最近では能登半島地震で多くの命が失われました。地震から完全に逃れられない日本において、子どもの安全を守るためには「大地震発生」を想定し、備えることが重要となります。前記事「子供だけで留守番中、大地震発生!! 生死を分ける「発生後8秒間」の“3つの行動”とは」に続き、『おおじしん さがして、はしって、まもるんだ』(岩崎書店)の著者で、犯罪・いじめ・災害などから命を守るための研究を行なっている清永奈穂さんに、子どもだけでいる時に大地震が起きた場合、起こりうるリスクと備えについてお話を伺いました。大地震発生、もし子どもが……大地震が起きた時、子どもがどこにいるかで起こりうるリスクも変わってきます。場所別に解説しましょう。「家の中」にいたら子どもが一人で留守番をしていたり、子どもだけで誰かの家で遊んでいる時に大地震が起こった場合、どんなリスクが考えられるのでしょうか。※画像はイメージです・ けがをする・ 火事が起こる・ 家から出られなくなる・ 水が止まる、水があふれる・ 食料が足りなくなる・ 灯がつかない、連絡が取れない・ 人が侵入してくる・ どうしたらよいかわからないなど普段は安心して暮らす家も、大地震が起こると危険がいっぱいです。家具や物が落ちてくる、倒れてくる、飛んでくる、動いてくるなどでけがをしてしまう可能性があります。火災や水のトラブルもあります。また、停電も起こりやすく、真っ暗になった家の中、保護者と連絡を取ろうにも電話は通じず、携帯電話も電池切れ……とても不安な状況でしょう。外に出ようと思っても、ドアや窓が歪んで家の外に出られなくなることもあります。また、外に出られる状態であっても、避難するかどうかの判断を子どもだけでするのは難しいことでしょう。お腹が空いても食べ物はどこにあるのか、どう食べたらいいかわからないかもしれません。もしかしたら、子どもを狙う犯罪者や泥棒が家に侵入してくるかもしれず、ただ家にいるだけでもいろんな危険に囲まれることになります。■ 家の中で被災:普段からできる備え家具の転倒防止の対策はとても大事ですが、大きな家具だけでなく、ガラス、棚、花瓶、テレビ、本、おもちゃ、照明器具などもけがの原因になります。家の中のそれぞれの部屋で何が危ないかを確認し、対策しておきましょう。また、断水に備え、・携帯トイレの準備(黒いビニール袋と凝固剤でもOK)・ラップ(食器に被せてから使うと洗わなくて済む)・使い捨ての紙皿・ウェットティッシュ(体を拭いたり、使用後の食器の後始末に)・歯磨きシート・飲み水(1人当たり3リットル以上)などは普段からご家庭で用意できるといいですね。そのほかにも、・水と火を使わない食料(卓上コンロは余震があるうちは危険だから使わない)・懐中電灯(できればそれぞれの部屋に)・乾電池や充電器(乾電池充電できるもの)・防犯ブザーなども子どもが使える状態で保管しておきましょう。親がすぐには帰ってこられない状況は起こり得ます。友人宅や避難所など、親が帰れないときどこに避難するかを日ごろから親子で確認しておきましょう。そして、どこへ逃げたかを伝言ダイヤルに残す、もしくは家の中にメモで残す、などもあらかじめ話しておく必要があります。「路上」にいたら学校への登下校の通学路、遊びの行き帰りなど、子どもだけで路上を移動中のこともあるでしょう。そこでは屋内にいる時とは別の危険があります。※画像はイメージです・ どうしたらよいかわからなくてパニックになる・ さまざまなものが倒れたり落ちてくる・ 火事、津波、土砂、道路から水が噴き出す、ガス漏れなど通学路上で大地震に遭った場合、どうしたらよいかわからずパニックになってしまいます。恐怖で硬直し立ちつくす、何かにしがみつくこともできず、ただしゃがみこむしかなく、避難行動ができなくなる恐れがあります。また、塀が倒れたり、看板やガラスが落ちてきたりすることも。下敷きになるだけでなく、それらを踏むことでも怪我のリスクがあります。大阪北部地震では塀が倒れ、女児とスクールガードの方が亡くなりました。■ 路上で被災:普段からできる備え2018年の大阪北部地震では、朝の登校時(午前7時58分)に大地震が発生し、通学途中の子どもたちはどうしたらよいかわからず泣いたりパニックになりました。たまたまふだん見守りをしているスクールガードの方に助けられ、近くの公園まで連れて行っていただき、助かった子どももいました。普段から、近所の方や見守りの方と顔見知りになり、ご挨拶をしておくことはとても大事です。また、通学路や家周辺の道の「どこに危ない物があるか」(崩れる恐れのあるブロック塀や、割れたガラスが落ちてきそうな建物など)を子どもと話し合い、大地震の後の余震も考慮し、そこを避けて避難できるようにしておきましょう。「街・繁華街」にいたら習い事などで、家から離れた場所にいることもあるでしょう。街中は周囲に人が多くいるものの、それがリスクになることも……・※画像はイメージです・ 群衆雪崩に巻き込まれる・ 歩けない、進めない・ 携帯の電池がなくなる・ 帰宅困難になる・ トイレに行けない・ 犯罪の危険にさらされるなど大地震が起こると、子どもだけでなく大人もパニック状態になります。我先にと人を押しのけて脱出や移動をする人々が密集すると「群衆雪崩」が起きやすくなります。そうすると、子どもが巻き込まれてしまう可能性があります。そうでなくても、液状化や火事などで歩けない・進めない状況になりやすくなっています。歩いて帰れる距離ではなく、自宅の方向すらわからないとなると、帰宅ができません。その上、電話が通じなかったり、携帯電話が充電切れになったりすると、保護者と連絡が取れず、今どんな状況なのかの情報も得られなくなるのです。また、帰宅困難となった子どもが街中にいた場合、「うちにおいで」などと家に呼び込まれるなどの危険もあります。■ 街・繁華街で被災:普段からできる備え防犯を考え、・「はちみつじまん」の人※・人のいないところに連れて行こうとする人・体に触ろうとする人・写真を撮る人には注意するよう、普段から話しておきましょう。これは大地震発生時に限らず、子ども自身を守る行動となります。※「はちみつじまん」とは・はなしかけてくる人:知っている人、知らない人にかかわらず、いつまでもしつこく話しかけてくる人・ちかづいてくる人:知らない人でも知ってる人でも、遠くからグングンと近づいてきたら注意・みつめてくる人:「じっと見る」あるいは「見つめる」というのは強い思いをこめた個人的なアプローチ・ついてくる人:いつまでもついてくるのは、子どもにあぶないことが起こる可能性の高いサインのひとつ・じっとまっている人:子どもがくるのをじっと待っている人。それも大体いつも同じ時間に同じ場所で待っているような人大地震、離れていた家族と無事に再会するためにここまで、大地震が起こった際に子どもがいた場所別にリスクや備えをお伝えしました。次に、ご家族で確認しておいてほしいことを3つ挙げます。1. 「その時」自分の命を守る行動家族それぞれが命を守るために、まずはそれぞれがよく使う道(通学路、通勤、買い物など)や、家の中、よく行く場所で、「もしもここで地震が起きたらどうするか?」を考えておくことが大事です。絵本『おおじしん さがして、はしって、まもるんだ』にも描きましたが、大地震には「3つの時」があります。最初は大地震が起こった「(まさに)その時」2番目は大地震の大揺れと闘い逃げる「(避難する)その時」そして最後の3番目は逃れて「(避難生活をすごす)その時」2番目も3番目も非常に大切ですが、何よりも1番目の大地震が起きたその時、自分の「命」を守るためにどうするかが最も重要です。避難ができるのも、避難生活をすごすことができるのも「起こったその時」をかいくぐっての「命のつなぎ」があってこそできることです。ですので、ここで地震が起きたら、「これが落ちてくる可能性があるから、この部屋のこの場所に逃げる」(そもそも落ちてこないように、倒れないようにするべきですが)「この塀が危ないから、ここから2メートルは離れる」「この照明が落ちてくるかもしれないからすぐに離れて、あそこまで8秒を目安に走ってにげる」「カバンで首のうしろを守る」「煙が出ているから、あっちには逃げない」「ここだと津波が来てしまうから、もっと高いところに逃げる」など、シミュレーションをしておくと、それぞれがその場で命を守れます。家族がきっとどこかで命を守れていると思えば、一人でいても、勇気をもって次の行動ができるのです。2. 連絡手段※画像はイメージです連絡手段などを事前に確認しておくことも、その後の行動の安心感につながります。・互いの電話番号を紙ベースでメモし「171」のかけ方を練習する※・公衆電話も使えるようにしておくなどすると、安否確認がスムーズにでき、家族が離れていても落ち着いて行動ができます。※177(災害用伝言ダイヤル)では、連絡を取りたい相手の電話番号が必要になります。3. 避難の仕方事前の準備は、パニックにならないためにも、危険に陥りにくくなるためにも大事です。そして、事前の準備をしておくことで、今何が大事なことなのか優先順位を決められるようになります。・ハザードマップや避難所の場所・家がどのような状況になったら逃げるのかの目安(揺れが続く、家が傾く、ドアが閉まらない、水があふれる、近所に誰もいなくてこわいなど)などを確認し、話し合っておきましょう。自分の命を守るために、避難所に逃げたほうがいいのか、家にとどまったほうがいいのか、避難所に行くためにどっちの道を通ったほうがいいのかなど、命を守るための判断を冷静に、家族それぞれが自分自身でできるようになるのです。「どう命を守り、どう生きていくか」を普段から考えようお子さんが親と一緒にいないときに大地震が起きたら、と考え想像することさえ怖いことです。私自身も家族の顔を思い浮かべると心底そう思います。しかし家族一緒の時に地震が起きたら何とかなるから大丈夫、と思考停止になるのではなく、親と一緒でないときにも、子どもが自分の命を守れるように、そして自分自身(保護者自身)も守れるように事前に準備しておくことは、大地震の後のその後の復興への生活をしていくためにも、とても大切なことです。もしもけがをしたら、家の片付けや、避難生活、学校の生活に支障が出てくるでしょう。でも、たとえけがをしていたとしても、命があれば生活はできます。だから、まずは命を守ること。そのためにも、安全な場所を知り、安全な場所をつくり(確保する)、すぐさまそこに逃げること。それが第一に大事です。そしてその次に、生き延びるために何が必要か備えること。それらがあって初めて、その後の避難生活が成り立つのです。私は、2月4日、5日に奥能登に行きました。また3月10日から4日間ほど奥能登へ行ってきます。発災から2か月以上たっても、水がなく、寒く、家の再建の見通しが立たない中で、子どもも大人もとても懸命にがんばっています。13年前の東北の皆さんも同じような状況でした。どの地であっても、何カ月たっても、何年たっても、できればそれぞれの地域の方に心を寄せて応援していただきたいと思います。それが今を懸命に生きる被災地の方々の励みになると思います。そして、今は応援する側の方々も、地震だけではなく洪水・台風など、いつどこでだれが被災してもしても不思議ではありません。「私がここで被災したら、どう命を守るか」「そのあと、どう生きていくか」を普段から考えておくことはとても大事なことだと思います。そして、一人ではなく、そんなあなたを助けてくれる人がいる、ということも忘れないでください。あなたが応援したように、誰かがあなたを必ず助けてくれる、ということを信じてください。(文:清永奈穂、構成:マイナビ子育て編集部)おおじしん さがして、はしって、まもるんだ:子どもの身をまもるための本(2024/3/1時点)詳しく見る¥ 1,430この記事の執筆者清永奈穂NPO法人体験型安全教育支援機構代表理事株式会社ステップ総合研究所所長こども家庭庁こども家庭審議会基本政策部会臨時委員日本女子大学学術研究員教育学博士2000年にステップ総合研究所を設立。犯罪、いじめ、災害などから命を守るための研究に取り組み、大学などの研究員や政府、自治体等の委員会委員なども務める。各地の自治体、幼稚園、保育園、小学校などで独自の体験型安全教育を行っている。著書に『犯罪から園を守る・子どもを守る』(単著メイト社)、『犯罪からの子どもの安全を科学する』(共著ミネルヴァ書房)、『いやですだめですいきません親が教える子どもを守る安全教育』(著、岩崎書店)、『あぶないときはいやです、だめです、いきません子どもの身を守るための本』(著、岩崎書店)、『おおじしんさがして、はしって、まもるんだ子どもの身を守るための本』(著、岩崎書店)、『危険から身を守る学校・通学路・遊び場・家』(監修/一部岩崎書店)など。→記事一覧へ
2025年07月10日7月も半ばになり、本格的に夏到来!夏休みに家族でどこへお出かけしようか悩んでいるママ、パパへ朗報です♪池袋・サンシャインシティでは、「きかんしゃトーマス」の世界が楽しめるファミリー向け体験型イベントを開催!フォトスポットあり、参加型イベントありと盛りだくさんですよ♡今回は、そんなイベントのおすすめポイントをご紹介。イベントチケットのプレゼントもあるので最後まで要チェックです!「きかんしゃトーマス」の世界が楽しめるファミリー向け体験型イベント今回のイベントのテーマは「ソドー島ツアー」。アニメの舞台であるソドー島各地の冒険エリアを巡って、トーマスの仲間を助けたり、トーマスたちと写真を撮ったり、思いっきり体を動かしたりして、家族みんなで遊びましょう♪室内なので、天候や暑さを気にせず楽しめるのも、体力がない子どものいる家庭にはありがたいですよね♡各エリアの見どころを紹介!みんなでソドー島各地をめぐってトーマスと仲間たちに会いに行きましょう!各エリアではどんな風に楽しめるのかご紹介します♪・ティドマス機関庫大好きなトーマスと、おなじみの仲間たちがお出迎え!いっしょに写真を撮るチャンスです♪・キャノンボール・カーブ日本出身の紫色の女の子の電車で、ソドー島で一番速い超特急、「カナ」。この充電スポットでは、カナの充電を満タンにしてあげましょう。・ブレンダムの滝アフリカ・ケニアからやってきた、カラフルな女の子機関車、「ニア」のパーティーに参加♪びっくり貨車を押して紙吹雪を飛ばしましょう!・ふかいもりちょっぴり意地悪な「ディーゼル」が泥に埋まっちゃった!クレーン車の「カーリー」、作業車の「サンディー」といっしょに助けてあげて!・クリスタルのどうくつトーマスの一番のお友だち、「パーシー」とクリスタルの洞窟へ。ボールを投げてクリスタルを光らせて遊びましょう!・きょうそうしよう目一杯ジャンプして遊ぶアトラクション!アトラクション!誰が一番早くゴールに着けるか、みんなで競争です!・ナップフォード駅おなじみのナップフォード駅でトーマスに乗って記念写真が撮れちゃいます♡アトラクションエリアにも楽しい体験がいっぱい!※別途アトラクションチケットのご購入が必要なエリアです。・レッツゴートーマスライド型アトラクション!トーマスがひく客車に乗って、ソドー島の旅を楽しんで!・ソドー島冒険ふわふわソドー島をイメージしたふわふわでたくさん体を動かしましょう!・木製レールジオラマ木製レールシリーズの車両を使って、大きなジオラマで遊ぶことができます♪【イベント情報】『きかんしゃトーマスとなかまたちみんなでゴー!ソドー島ツアー』© 2025 Gullane (Thomas) Limited.■会期 2025年8月10日(日)~8月24日(日)【15日間】■開催時間 9:30~16:30(最終入場は終了30分前)※最終日のみ15:30閉場■会場 池袋・サンシャインシティ文化会館ビル2F 展示ホールD■住所 〒170-0013東京都豊島区東池袋3-1-4文化会館ビル2F■お問い合わせきかんしゃトーマス イベント事務局TEL:050-1750-4655受付時間:平日11:00~17:00※イベント開催中は、開催時間に合わせて営業■主催 ㈱ムービック・プロモートサービス■協力 ㈱ソニー・クリエイティブプロダクツ■イベント公式ホームページ 【mamagirl公式Xでプレゼントキャンペーン】『きかんしゃトーマスとなかまたちみんなでゴー!ソドー島ツアー』に参加できる親子ペアのイベントチケットを、5組10名様にプレゼントします。詳しくは下記をチェック♡■応募要項1.mamagirl公式X @mamagirl_jp をフォロー2.『きかんしゃトーマスとなかまたちみんなでゴー!ソドー島ツアー』プレゼントキャンペーンのポストをリポスト3.2.のポストに希望動機をリプライ応募期間は7/14 11:00~7/21 23:59まで!当選者様にはXのDMにてご連絡します。ぜひふるってご応募くださいね♡※プレゼントキャンペーンについて、きかんしゃトーマス イベント事務局に直接問い合わせるのはご遠慮ください。mamagirl公式XのDMにて受け付けいたします。※プレゼントのチケットは【招待券】です。会期中いつでもご入場いただけるチケットとなりますが、状況によりお待ちいただく可能性がございます。また、入場記念品は付きませんのでご了承ください。※写真はイメージです。
2025年07月09日これまでずっと息子の夢を応援するスタンスでいたのに、ある時ふと「高校ぐらいサッカーで行けないとね......」なんて現実的な話をしてしまった。まだ小3相手にやらかした?プロになりたい夢に向かって頑張るわが子をどうサポートすればいいの?というご相談をいただきました。スポーツと教育のジャーナリストであり、先輩サッカーママでもある島沢優子さんが、これまでの知見をもとに悩めるお母さんにアドバイスを送ります。(構成・文:島沢優子)(写真は少年サッカーのイメージご質問者様及びご質問内容とは関係ありません)<サッカーママからのご相談>こんにちは。初めてご相談させていただきます。息子の夢への応援の仕方について相談させてください。息子(次男・8歳)は3歳から、上の子(兄)の影響もありサッカーを始めました。サッカーがとにかく大好きで、週2回の練習も土日の試合も、二つ返事で行く!と言ってすごく前向きに取り組んでいます。そんな息子には夢があり、プロのサッカー選手になって、日本代表選手になることです。これまで夢の話を聞くたびに、前向きな話しかしてなかったのですが、小学3年生に上がるタイミングで、「中学生になったら、このチーム(強豪)に行きたい」と息子が話出したので、ふとその時に「高校もサッカーで行くぐらいじゃないとプロの世界は行けるかわからないもんね......」と、息子に言ってしまったのです。「高校にサッカーで行くってどういう事?」と、聞いてきたので簡単に説明したのですが、今まで「彼の夢を応援!」の姿勢をとっていたのに、急に現実の話をしてしまったこと、大きくなれば周りからの情報だったり、自分で調べたりすれば現実を知ると思うので、自分で気づくまでは私はいらんことは言わないでおこうと思ってたのですが、今回はやらかしてしまったかなと思ったりしています。その後、彼からマイナスな話とかはなく、いつも通りサッカーを頑張っています。正直私も、息子がプロのサッカー選手になる夢がかなうのは、もの凄く努力しても難しいと分かっています。ただ、この年齢で夢があること、それに向けて頑張っている姿を見て、なれるなれないではなく息子を誇らしく思う反面、親として息子をどうサポートしていけばよいのか、何ができるのか模索しています。専門の方から、ご意見いただけたら嬉しい限りです。よろしくお願い致します。<島沢さんからの回答>ご相談ありがとうございます。楽しくサッカーをしているようでとても嬉しく思います。小学生時代はぜひそのまま楽しくサッカーを続けられるといいですね。■特別なサポートは不要世話しすぎず子どもが自分で考えて行動できるようにしてあげてさて、子どもが夢を持って取り組んでいるサッカーを、親としてどうサポートしていけばよいかという質問です。結論からいうと特にはありません。楽しく通っているということは、チームや指導者にも今のところ大きな問題はなさそうです。そのまま楽しくやってもらいましょう。お母さんは今まで通り、ユニフォームや練習着の洗濯をしてあげて、食事を作り、快適な環境で眠りにつけるよう、ごく普通に家事育児をこなしてください。欲を言えば、早寝早起き、特に自立起床をさせ、朝ごはんをきちんと食べさせましょう。「はあ、それだけ?」と思うかもしれませんが、子どものために親がしてあげられることなどたかがしれています。ハラスメントに遭ったり、病気やけがをするなどピンチの時は助けてあげなくてはいけませんが、普段は親御さんはあれこれ世話を焼かないほうがよいです。そのほうが子どもは自分で考えて行動できるようになります。そうやって身につけた主体性は、サッカーでプロを目指すプロセスで最も必要な要素です。■現実を伝える発言より「応援するよ」「頑張って」で良いかもその点を考えると、息子さんが「中学生になったら、このチーム(強豪)に行きたい」と話したとき、「高校もサッカーで行くぐらいじゃないとプロの世界は行けるかわからない」などと答える必要はなかったかと思います。そうやって夢を語ったのなら「そうなんだね。応援するよ」と言って終わればよいかと思います。もし、息子さんが「お母さんはどう思う?」と聞いてくれば、「君はどう思うの?どうやったらプロになれるかな?」と尋ねてあげてください。もしくは「どうすればプロになれるか考えてみたら。頑張って!」で終わらせてもいいでしょう。■これは知ってほしい「親のNG行動」そこで、私からひとつアドバイスさせてください。上述したように、サッカーなどスポーツをしている子どもに対し、ピンチになったときに助ける以外で、親がやれることはありません。ただしNG、つまりやってしまうと本人のためにならない過干渉をやめましょう。例えば、以下のようなものが多いです。①自分で徒歩や自転車で行けるのに、親が送迎してしまう。②サッカーの道具をバッグに詰める準備などを親がやってしまう。③子どもに頼まれてもいないのに練習や試合をビデオに撮って、帰宅後プレーについてあれこれ文句を言う。④プロになりたいのなら、自主練をしろ、朝練をしろとチーム練習以外のトレーニングを強要する。これらをやっている親御さんたちは、子どものサッカーをサポートしている、上達するよう手を貸していると考えています。しかし、多くは親の過干渉であり、自分のエゴや感情を抑えられずにやってしまうことのほうが多いようです。■大成した選手の多くが子ども時代に家庭で主体性を養われている日本代表やプロになった選手たちが、ご両親に感謝する言葉を取材で聞くことは多いですが、彼らがもっとも口にするのは「のびのびやらせてくれた」「自由にさせてくれた」「進路など何も口出ししなかった」「何も言わず試合などの送迎だけしてくれた」といったものです。大成した多くの選手が、子ども時代に家庭でしっかりと主体性を養われています。このことは指導者にも言えることす。いまは、大成した選手にかかわった多くの監督やコーチが「私が育てたのではありません。あの子の才能をつぶさなかっただけ」とおっしゃいます。したがって、お母さんも息子さんの意欲をそぐようなことを言わないこと。本人がやりたいといったことをなるべきやらせてあげること。ああしなさい、こうしなさいと指示命令をせずに、細かいことから、進路など大きなことまで自分で決めさせましょう。挫折して夢が持てなくなる瞬間もこれから生まれるかもしれません。そういうときこそ、黙って見守ること。そういうときに親の真価が問われます。■親が気楽でいることのほうが子どもは助かる(写真は少年サッカーのイメージご質問者様及びご質問内容とは関係ありません)そもそも「高校もサッカーで行くぐらいじゃないとプロの世界は行けるかわからない」という答えは正解でしょうか。サッカー推薦など使わず高校に行ったあと、ぐっと伸びてプロになった選手もいます。何より、高校をサッカー推薦で行くことを小学生のうちから教えてしまうと、勉強しないでサッカーだけやっていればいいという感覚になりかねません。もちろんお母さんがそのようなつもりで話したわけではないことはわかっています。が、お母さん自身が「これ以上はいらんことを言わないでおこう」と思ったようなので、今後は「どうせダメ」とか「ものすごく努力しても叶わないのはわかっている」などと先を見通したような話はやめましょう。それよりも「頑張ってるね」「真面目だねえ」「すごいねえ」と、プロセスをほめてあげてください。親は気楽でいること。息子さんはとても頑張り屋さんのようなので、きっとそのほうが助かると思います。島沢優子(しまざわ・ゆうこ)ジャーナリスト。筑波大学卒業後、英国留学など経て日刊スポーツ新聞社東京本社勤務。1998年よりフリー。『AERA』『東洋経済オンライン』などでスポーツ、教育関係等をフィールドに執筆。サッカーを始めスポーツの育成に詳しい。『桜宮高校バスケット部体罰事件の真実そして少年は死ぬことに決めた』(朝日新聞出版)『左手一本のシュート夢あればこそ!脳出血、右半身麻痺からの復活』(小学館)『世界を獲るノートアスリートのインテリジェンス』(カンゼン)『部活があぶない』(講談社現代新書)『スポーツ毒親 暴力・性虐待になぜわが子を差し出すのか』(文藝春秋)『オシムの遺産彼らに授けたもうひとつの言葉』(竹書房)など著書多数。『サッカーで子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法』(池上正著・小学館)『教えないスキルビジャレアルに学ぶ7つの人材育成術』(佐伯夕利子著・小学館新書)など企画構成者としてもヒット作が多く、指導者や保護者向けの講演も精力的に行っている。日本バスケットボール協会インテグリティ委員、沖縄県部活動改革推進委員、朝日新聞デジタルコメンテーター。1男1女の母。
2025年07月09日アドット・コミュニケーション株式会社(本社:東京都大田区)代表取締役の戸田久実(HP: )は、新刊『まんがでわかる 子どものイライラが消える本 13歳までに身につけるアンガーマネジメント』(かんき出版)を2025年7月9日に全国の書店で発売します。本書は、子どもの“怒り”との向き合い方を楽しく学べる「感情のガイドブック」です。心理学ベースのアンガーマネジメントを、子どもも親しみやすいまんがと対話形式でやさしく解説しています。子どもが自分の気持ちを伝えられるようになるために、親も一緒に学べる、いま注目の実践書です。『まんがでわかる 子どものイライラが消える本 13歳までに身につけるアンガーマネジメント』<不登校児が急増、2023年過去最多を記録>文部科学省の調査によると、2023年度の不登校の小中学生は過去最多の34万6,482人。小学生約13万人、中学生約21万人と、いずれも11年連続で増加しています。また、学校現場では「静かな荒れ」と呼ばれる心の葛藤を抱える子どもが増え、学級崩壊を招くケースも増えています。<具体的な解決策と実践的アプローチ>本書は、心理学に基づいたアンガーマネジメントを使って、子どもが「自分の怒り」を理解し、言葉で伝える力を育むための本です。「怒りとは何か」「怒りの扱い方」などを、まんがやイラストで丁寧に解説。さらに、「こんなときどうしたらいい?」という子どものお悩みに応える、具体的な対処法も満載。親子で一緒に、感情に向き合える実践的な一冊です。イラストも豊富まんがでわかりやすく解説<執筆に至った経緯>著者のもとには、親御さんから「子どもにアンガーマネジメントを知ってほしい」といった相談が増加しています。「子どものうちから怒りの扱い方を知り、ひとりで抱え込まず、感情をうまく表現してのびのびと成長してほしい」という著者の想いから、親子で一緒にアンガーマネジメントを身につけられる本の執筆に至りました。全ページふりがな付で子どもも読みやすい著者:戸田久実(とだ・くみ)【著者紹介】戸田久実(とだ・くみ)アドット・コミュニケーション株式会社代表取締役一般社団法人日本アンガーマネジメント協会代表理事◎立教大学文学部卒業後、株式会社服部セイコー(現 セイコーグループ株式会社)にて営業職、音楽業界の企業にて社長秘書を経験しながらコミュニケーション研修に携わる。2008年、アドット・コミュニケーション株式会社を設立。2015年、一般社団法人日本アンガーマネジメント協会の理事に就任した後、2024年より代表理事を務め、協会運営とアンガーマネジメントの普及に尽力している。◎大手民間企業や官公庁を中心に、研修講師として活躍するほか、書籍も含め、親や子ども向けのアンガーマネジメントコンテンツも提供している。講師歴30年以上、登壇数は4,500回を超え、指導人数は25万人に及ぶ。◎おもな著書に、『アンガーマネジメント』『アサーティブ・コミュニケーション』『アクティブ・リスニング ビジネスに役立つ傾聴術』(日経文庫)、『小学校教師のための言いかえ図鑑: アンガーマネジメントの手法をいかし、上手に叱る・伝えるテクニック』(誠文堂新光社)、『イラスト&図解 コミュニケーション大百科』 『アンガーマネジメント 怒らない伝え方』『アドラー流 たった1分で伝わる言い方』『すごいフィードバック~心が動き、行動が変わる!』(かんき出版)など多数。中国、韓国、タイ、台湾でも翻訳出版され、累計25万部を超える。【書籍情報】書名 : 『まんがでわかる 子どものイライラが消える本13歳までに身につけるアンガーマネジメント』著者 : 戸田久実(とだ・くみ)定価 : 1,650円(税込)発売日 : 2025年7月9日出版社 : かんき出版ページ数 : 176ページ販売サイト: 【目次】プロローグ いつも怒っているあなたとうまく怒れないあなたへはじめに/保護者の方々へ第1章 アンガーマネジメントって、なあに?第2章 「怒り」を理解しよう第3章 怒りのもとは「◯◯するべき」第4章 怒りはこう扱おう第5章 怒りがわいたときにはこうしよう第6章 こんなとき、どうしたらいい?エピローグ アンガーマネジメントなら自分の気持ちを上手に伝えられる!おわりに 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2025年07月09日コナンの髪型になれるカチューシャ付きの「名探偵コナン 江戸川コナンだいすきリカちゃん」左から、江戸川コナンだいすきリカちゃん、怪盗キッドだいすきリカちゃん両商品とも、TVアニメ『名探偵コナン』をモチーフとしたリカちゃん。「江戸川コナンだいすきリカちゃん」は、「江戸川コナン」おなじみの青いジャケットとハーフパンツを着用し、首元には「蝶ネクタイ型変声機」をつけています。ハーフパンツには「伸縮サスペンダー」をつけ、「腕時計型麻酔銃」など小物にもこだわりました。ボブヘアに合わせるとコナンの髪型そっくりになる「カチューシャ」も付いています。「江戸川コナンだいすきリカちゃん」カチューシャハットとモノクル、トランプ銃も付いた「怪盗キッドだいすきリカちゃん」「怪盗キッドだいすきリカちゃん」は、マントがついた白のタキシードと、トレードマークの「ハット」と「モノクル」で怪盗キッドのスタイルをイメージしたリカちゃん。細身シルエットのパンツスタイルでキッドらしいスタイリッシュさを演出。マントには光沢感のある生地を使用して華麗に参上する怪盗キッドのイメージを表現しました。ディティールにもこだわったモノクルやトランプ銃も付いています。「名探偵コナン 怪盗キッドだいすきリカちゃん」©TOMY ©青山剛昌/小学館・読売テレビ・TMS 1996商品概要商品名:「名探偵コナン 江戸川コナンだいすきリカちゃん」「名探偵コナン 怪盗キッドだいすきリカちゃん」希望小売価格:各5,500円(税込)発売日:8月30日対象年齢:3歳以上取扱場所:全国の玩具専門店、百貨店・量販店の玩具売り場、インターネットショップ、タカラトミー公式ショッピングサイト「タカラトミーモール」などタカラトミー(マイナビ子育て編集部)
2025年07月09日