【産婦人科医ママ】母乳で悩みトラウマに。わが子をおんぶと抱っこしながら分娩に立ち会ったことも!
って言っていたのに、海外に留学したのをきっかけに、全く別の夢を見つけて日本文化を研究する学部の大学生になりました。3人目は、今ちょうど16歳なんで、悩んでいるんじゃないかな。いずれにしても、子どもたちの進む道はそれぞれが自発的に決めるべきだと思っています。
ーお子さんたちには楽しそうに見えても、実際は仕事と育児の両立は大変じゃなかったですか?
【善方先生】
仕事と育児の両立…と言えるようなカッコイイことは何もなくて、日々必死に子供たちと過ごし、やらなくてはならない最低限の仕事に関わって、ごちゃごちゃの時間を過ごしていたら子どもたちが育ってくれた、みたいな感じです。
私は仕事ですごく疲れてても、どんなにつらくても「子どもたちがいれば生きていける!」と思ってました。小さいころはとくに「ママ、ママ!」って求めてくれるじゃないですか。それがうれしかった。子どもたちにおいしいご飯を食べさせてあげたい、情緒豊かに育ってほしい、シンプルにそう願っていて、だから、気持ちの上では「仕事よりも子どもが優先」と思っていました。
それがよかったのかもしれないですね。
子どもが大きくなった今でも、娘3人と私は、住む場所は離れているけど、とても仲よしで、音楽という共通の趣味で盛り上がったりしています。自分の年齢があがるにつれ、さらにもっと「子どもと共に生きている」って思います。
子どもたちと一緒に遊んでたときが人生で一番キラキラしてた
ーお子さんと遊んだりした思い出もありますか?
【善方先生】
私、子どもと外で遊ぶのが大好きなんです。自分の子どもだけじゃなく、お友だちのママと子どももみんなで一緒に海や山やアスレチックに行くのが好きで、企画するもの好きでした。今、思い返しても私の人生で一番キラキラしていた時期だったと思います。
ーえーっ!自分が若いときに友だちと遊んだりするよりですか?
【善方先生】
全然! 本当に真面目にそう思うんです(笑)。楽しかったな、みんな可愛かったな〜って。
私はどちらかというと、ママたちといるより、子どもと一緒になって遊んでるほうが多かったんですけど。
今、コロナや災害もたくさんあって、どんよりしたり、辛かったり、イライラしたり、落ち着かない状態になることも多いじゃないですか。