子育て情報『【いい夫婦の日】一組の同性カップルが夢を叶えた、妊娠・出産ドキュメンタリーを公開。いま、伝えたい「新しい家族のカタチ」』

2021年11月22日 12:10

【いい夫婦の日】一組の同性カップルが夢を叶えた、妊娠・出産ドキュメンタリーを公開。いま、伝えたい「新しい家族のカタチ」

第1子、第2子の妊娠に至るまでの経緯や、第2子となる赤ちゃんの誕生に家族で立ち会う姿などを密着取材しました。

今回、おふたりが第2子となる赤ちゃんを望むにあたり、第1子と同じ方をドナー(精子提供者)に選んだそうです。ドナーが同じであれば、子どもたちはきょうだいになる、それによってカップルのおふたりにも家族のつながりができると考え決断したと言います。

なお、同性カップルの場合、基本的には出産した人しか子どもの親権者になることができません。加えてドナー側からの親権主張など、さまざまな問題が起きる可能性も。

妊娠・出産を互いに経験した同性カップル


▲妊娠・出産を互いに経験した同性カップル

同じドナーから精子提供を受け、それぞれ出産


▲同じドナーから精子提供を受け、それぞれ出産

さまざまな制約があるなかでもおふたりは、「私たちの赤ちゃんが欲しい!」という強い思いから、人工授精に踏み切ったそうです。6年前に第1子を授かり出産したのは、パートナーさん。今回第2子を妊娠・出産したさちこさんよりも8歳年上であったことから、先に産むことに。

そして待望の2人目の赤ちゃんをさちこさんが妊娠。さちこさんはご自身のお母さんとの関係をうまく築くことができなかったことや、10代でお父さんを亡くした過去があり、家族というものに強い憧れを抱いていたと言います。

パートナーさんと長男くんが出産に立ち会い


▲パートナーさんと長男くんが出産に立ち会い

2人のお母さんと、2人の子どもたち


▲2人のお母さんと、2人の子どもたち

さちこさんの出産には、パートナーさんと第1子であるお子さんも立ち会いました。赤ちゃん誕生の瞬間を共有することで、家族としての絆を深めたいと考えそうです。無事に出産を終えたさちこさんは、自身で出産を経験したことで、第1子に対する気持ちとは異なる想定外の感情が湧き上がり戸惑いもあった様子。

出産後のさちこさんへ送られたパートナーさんからの手紙には「6年前に私が感じた、出産という不思議な体験の数々、ようやく共有できたね。他の人からは、いびつな家族に見えるかもしれないけど、第1子も5年間でこんなにいい子に育ったよ。2人の息子たちは、今以上のたくさんの愛で育てていこうね」と家族への想いが綴られていました。

こうして誕生した新しい家族。未来については、「どうなるかわからない、前人未到だね」

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