子育て情報『「もう二度と帰らないかも」産後すぐ妻が脳腫瘍に!新生児と3歳児の育児は想像を絶した…そんな夫の気付きとは?』

2022年1月31日 15:40

「もう二度と帰らないかも」産後すぐ妻が脳腫瘍に!新生児と3歳児の育児は想像を絶した…そんな夫の気付きとは?

息子と2人の時間を過ごしたい

脳腫瘍の摘出手術が必要となり、夫の長期休暇に合わせて手術日を決めた。次は12日間の入院だった。最も心配だったのは、上の子の心のケアと夫の負担だった。

またママと2週間近くも離れる。小さな心の大きな不安が、手に取るように伝わってきた。できるだけ2人で過ごす時間を作った。入院前日には水族館へ行き、記念にぬいぐるみも買った。帰って来るまでのカレンダーを作ってスタンプも用意した。


入院中はビデオ通話をし、毎日プチギフトを夫に託した。病院から手紙と折り紙も送った。ママだって同じくらいさみしかった。1秒でも早く帰って抱きしめたい。寄り添って寝たい。そう思うと涙が溢れた。

「退院前日の夜、息子は電話の向こうで大泣きしていました。『明日帰るよ』と伝えてもまったく落ち着かなくて……よほど不安な気持ちを我慢してたんだと思うと切なくなりました」

手術前、パパに渡した手づくりノート

夫の負担も心配だった。
手術が決まってからは、入院に向けてノートを作った。赤ちゃんの1日のスケジュール、離乳食のレシピ、洗濯の仕分け、家族のおかずの簡単レシピ、ストックの場所など、分かりやすく一つひとつ書いた。夫ができるだけ孤独に陥らないよう、メッセージも添えて渡した。

手術は不安だったが、医師からは後遺症があまりないことや、あったとしても半年以内には治ると言われ、落ち着いて心の準備ができた。

夫からは「家のことは任せて。自分のことだけ考えれば大丈夫。絶対うまくいく」と声を掛けられ、頼もしさが増したような気がした。

子育ては「してるつもりだった」というパパの気付き

無事手術は成功した。
今はすっかり元気になり、笑顔で毎日を過ごす。夫の大輔さんは、今回の出来事を通して子育てに対する意識が変わったという。

「今までも子育てに協力してきたつもりでしたが、いざ自分一人で子育てすると想像以上の大変さでした。改めて自分は『子育てしてきたつもり』で、妻に甘えていた部分が大きかったのだなと思いました。それでもやらざるを得ない状況に追い込まれ、子育てスキルはかなり上がったと思います」

「もう二度と帰らないかも」産後すぐ妻が脳腫瘍に!新生児と3歳児の育児は想像を絶した…そんな夫の気付きとは?


既に仕事にも復帰した愛美さん。保育園がコロナの影響で休園となり、家族と過ごす時間をかみしめているという。

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