「かわいそう…」「親のエゴ」誹謗中傷も。家族を作りたい同性カップルに立ちはだかる妊娠・出産の壁とは?
長村さんは、法的に「結婚」という選択肢を得ることがでいないが故に、どうしても不安定な状況下に置かれてしまい、不安が余計に強くなってしまうということがあるかもしれないともおっしゃっています。
気持ちを伝えることが大切
家族を作っていく上で、パートナーにも産まれてくる子どもにもしっかりと自分の気持ちを伝えていくことが大切。
「あなたが大切だよ」ということを伝えて、しっかりとした家族やパートのとの関係を築いていくことが大事なんですね。
子どもへはどのように伝える?
子どもには、この家族のカタチをどのようにして伝えていくのかも大切なこと。
長村さんの場合は、将来子どもが大きくなって、ドナーと会いたいと言われたら会わせるつもりでいるそう。また、母親が2人いるという家族のカタチについても隠すことなく話そうと思っているそうです。
子どもとの関わりの中で、どのような関係性を築いていくのかが大切ということですね。
家族のカタチは「普通」か「普通じゃないか」で見るのでない
周囲の人からは、「普通」か「普通じゃないか」で見られることが多く、もしかしたらいつか子どもが大きくなった時に「その家族のカタチは普通じゃない」と言われる時がくるかもしれない。しかし、その時には「どれだけあなたのことを望んで私が産んだのか」ということを子どもにしっかりと伝え、決して悪いことをしているわけではないし、この形も家族のカタチの一つであるということを包み隠さず話していくことが重要であると長村さんは考えています。
どんな家族をつくっていきたいか
もうすぐ出産を控えている長村さん。どんな家族をつくっていきたいのか?という質問に「子育てを通して、色々な人を巻き込んでいけたらいいな」と思っているそう。
家族のような関係性をいろんな人と育むことが、広い意味での「家族」というものになっていくと良いですよね。
この動画では、長村さんとパートナーさんがどのような気持ちで妊娠・出産のステップに進んでいったのかや、同性パートナーだからこそ起きる悩み、妊娠するまでの様々な課題についてより詳しくご紹介しています。ぜひ、動画もご覧くださいね。
家族のカタチは様々。そして子どもを持つ幸せのカタチというのもまた人それぞれです。
長村さんたちの家族のカタチについて、詳しくはYouTubeをご覧ください。