2023年3月16日 15:30
「まだ早い」が危険のモト!いつから?何から始める?助産師おすすめの「幼児の性教育」とは?
と声をかけたり、3歳ごろになったら性器だけは洗い方を教えて自分で洗うようにしてもらうことも大切な性教育のひとつと考えます。
性教育のポイントは?
乳幼児期は、性教育をするぞ!と意気込んで特別な時間をとる必要はありません。日々の会話や言動の中で出てくるタイミングを大事にしましょう。
こんな時が性教育をするチャンス!
例えば、以下の言葉がお子さんから聞かれたら、性教育のチャンスです。
「男の子にはおちんちんがついてるのに、女の子にはなんでついてないの?」
「〇〇ちゃんのママのお腹に赤ちゃんいるんだって」
「私(僕)は、ママのお腹にいたの?どうやって産まれてきたの?」
「何で私のおっぱいはぺったんこなの?」
「何で血が出てるの?(生理の時)
本人が興味をもったら、その時のタイミングで答えてあげるようにしましょう。もしすぐには答えられなくて質問をはぐらかしたり、わかりやすく説明できなくて言葉がつまったり、間違ったことを教えてしまうこともあるかもしれません。その時は、その間違いを認め、「この前◯◯って聞いてたよね。ママ◯◯っ言ったけど間違えちゃってたみたい。今は答えられるよ」と伝えたり、絵本を使うのもよい方法でしょう。
【おすすめの絵本】
・「だいじ だいじ どーこだ?」大泉書店遠見才希子著
・「おちんちんのえほん」ポプラ社山本直英著
【親御さんにおすすめの本】
・「おうち性教育はじめます 一番やさしい!防犯・SEX・命の伝え方」KADOKAWA 社フクチマミ著
おわりに
性教育というとハードルが高くなりそうですが、幼児期には自分や周りの人の身体を大事にして傷つけないこと、性器が大切なところだということや、お子さんがお腹にいた時や産まれた時にどんな様子でママやパパがどんな気持ちだったかというお話を日々少しづつ伝えていくだけでも十分かなと思います。
引用参考文献:全英児童虐待防止協会(NSPCC:National Society for the Prevention of Cruelty to Children)