「宿題で叱りたくないよなぁ。でも俺…」苦悩する妻を驚かせた、夫の意外な一言とは!?<親と宿題>
3児のママとして奮闘するオニハハ。さんの長男・イチくんは小学生。親として何よりも驚いたのが、自分が子どものころより圧倒的に多い宿題量。親がつきっきりでないとイチくんの集中力は続かず、かといって、下の子2人の世話も、夕食の準備も放棄できない……。しかも、夫は帰宅が遅く、頼ることもできません。イチくんの宿題を見るため、オニハハ。さんはフルタイムの会社勤務から在宅仕事へシフト。それでも宿題との格闘に終わりは見えず、イチくんはついに宿題を終わらせられないまま登校します。
不安を抱えながらイチくんの帰宅を持つオニハハ。さんでしたが、イチくんは「怒られなかった」と笑顔。それに味を占め、無敵状態になってしまったのです。
宿題を終わらせずに登校しても、怒られなかったことに味を占めたイチくん。
以来、宿題を隠したり、終わったとウソをついたり、無敵の状態です。
ついに担任の先生から電話が…
「先週のイチくん、宿題忘れが多かったのですが……」
イチくんの無敵状態が長く続くはずもなく、担任の先生から電話がかかってきてしまいます。
しかし、必死に弁解するオニハハ。さんに、先生はむしろ感謝を伝え、「お母さんが寄り添ってくれるなら安心です」と言うのです。
「もし終わらなくても、学校で先生と一緒にやりますから」
「えっ……いえ、お忙しい中、そんな……。家でやります」
忙しい先生には頼れない。でも、3年生の今つまずいたら、4年生になってから困る——。
先生がくれた言葉に一瞬、安堵するオニハハ。さんでしたが、それ以上に焦燥感が募ります。
「ただ、出された宿題をやる。これがこんなに難しいことだなんて……」
オニハハ。さんは試行錯誤の毎日を振り返ると同時に、イチくんにきつい言葉をかけたことを悔やみます。
「でも、宿題はやらないと……イチが困らないように、イチのために……」
イチくんに無理をさせたくない気持ちと、イチくんが困らないために宿題をさせたい気持ち。