「お前らどこいった?」高熱の娘を病院に行かせない横柄夫→私「もうあんたの子はいないよ」なぜなら
育ち盛りの娘の食費を削るわけにもいきません。私はどうしたらよいのか途方にくれていました……。
娘が高熱を出すと…
1週間後――。
その日、朝から娘は高熱を出していました。私は娘を病院に連れて行くための準備をしていましたが……、財布がありません!どこにもないのです!
慌てて夫に電話すると、「お前の財布なら俺が持ってる」とすんなり白状。「病院でいくらかかるんだ?」「家に薬はあるだろ、それ飲ませとけば大丈夫だ」と、娘の病院代まで無駄だと言うのです。
「財布に入ってる保険証と医療証があれば無料なのよ!」「うちには一銭もお金がないの……、だから今すぐ帰ってきて、財布を返して!」
しかし、夫は「もう会社に着いたから帰るのは無理」「うちの金が使えなくなったから、今度は税金を使うんだな」「税金の無駄遣いってやつだ」と取り合ってくれません。
娘が苦しんでるのに……!
「もういい、あんたには期待しない」と言うと、夫は「お?そんなこと言ってもいいのかな~?」「こないだ離婚届書いたの忘れたのか?」「帰ったら出しちゃおうかな~」と煽り始めました。
「いいよ、私が出しておく」と告げると、「言ったな?マジで離婚するぞ?」とまだ私をおちょくる調子の夫。「あんたこそ離婚してから後悔しないでよね」と言うと、「するか」「専業主婦のお前が離婚できるわけないだろ」「俺が帰るまで土下座の練習でもしとけ」と言われたのです。
数時間後――。
「おい、お前らどこ行った?」
「まさか病院じゃねえよな」
「ガキなんて黙って寝かせてろって言っただろ!」
「もうあんたの子はいないよ」
私は近くに住む両親に頼み、お金を貸してもらって病院へ。娘はインフルエンザでした。夫の言うとおりにあのまま家で寝かせていたら、もっとひどい事態になっていたかもしれません……。
母に娘についていてもらい、私は病院の帰り道に役所に寄り、離婚届を提出してきたのです。
離婚届を提出したことを話すと、「今すぐ訂正しに行け!」「俺は本気で離婚したいとは思ってなくて……。
もう少し節約をしてもらいたかっただけで……」と夫。