トイトレがラクになる!トイレやおまるでするための3つのステップ
ここのステップ2に時間がかかる子もいるので、焦りは禁物です。
トイレやおまるでするためのSTEP3
おまるやトイレという決まった場所で排泄するという社会的ルールを学習する
おしっこやうんちをしたそうなときがわかるようになってきたら、おまるやトイレに誘ってみましょう。大人がトイレに行きたいときに、一緒に誘ってみるのも良いですよ。
おまるやトイレを嫌がる場合は無理強いせず、まずはおむつをつけたまま、おまるやトイレに座らせて慣らしていきましょう。リラックスして、楽しい時間になるように絵本やおもちゃ、手遊びや歌を歌ってあげるのも効果的です。会話ができるくらいの年齢でしたら、「トイレやおまるをスタートする日」を話し合って子どもに決めさせてもいいでしょう。決めた日にスタートできなくても叱らずに、次の目標日を決めさせます。
3つのSTEPの進め方
生まれてから1年以上、100%おむつの中で排泄してきた赤ちゃんは、「おむつの中でする」ということを強く学習している可能性が高いので、このSTEPを知っておくと便利です。2〜3歳を過ぎてから、トイレトレーニングを始める場合にもこのSTEPは役立つと思います。
逆に、生後6カ月未満の場合は、「おむつの中でする」ことを学習していないため、STEP1と2は自然にできるようになるので、1歳半〜2歳ごろになって自分で動けるようになったらSTEP3をするだけでトイトレをラクにすることができます。
1日15〜30分のおむつなし時間を習慣づけることで、ラクにスムーズにトイトレができるようになるので、ぜひできるときからスタートしてみてください。
おむつなし育児は、親子のコミュニケーションのひとつとして楽しんでやることが大切です。焦らず、ゆっくりと、赤ちゃんの排泄に寄り添ってあげてくださいね。次回は、おむつなし育児の実践編です。
※参考
・「おむつなし育児アドバイザー養成講座テキスト」(おむつなし育児研究所)
監修者・著者:助産師 国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー 榎本美紀
2001年に助産師免許取得後、杏林大学医学部付属病院・さいたま市立病院・順天堂大学練馬病院の勤務を経て、2013年に埼玉県さいたま市に訪問型の助産院「みき母乳相談室」