2019年10月24日 13:00|ウーマンエキサイト
コミックエッセイ:うちのひと観察記。
十分注意を払っているつもりだったのに…。娘との電車移動中に起こった危険な出来事【うちのひと観察記。 第23話】
こんにちは。私はこいしさんと申します。現在、4歳差の姉妹を育てる主婦です。
子育てを始めてから7年がたちましたが、特に一人目が小さい頃は、
子どもの予測不可能な動きに慣れておらず、危ない瞬間が多かったように思います。
今回は、上の娘が小さかった頃に起こった危険なエピソードをひとつご紹介します。
子どもが危険な目に遭うのはとてもショックです。
また、親としての未熟さを露呈するようなもので、正直あまり書きたい思い出ではありませんが、みなさんに
「こんなこともあるんや…」という注意喚起ができれば幸いです。
■電車移動中に起こった事故
当時、娘はとても活発で、ジッとできない時期でした。
なかなか椅子に座りたがらないので、電車の中ではいつも娘と手をつないで立っていました。
移動中は、娘が転ばないように気をつけていましたが、私が一番気になっていたのは、
停車駅でドアが開く瞬間でした。
娘が駆け出して外に出たり、電車とホームの間に落ちてしまうのでは? と思い、駅に着いて電車が停車するたびに、私は娘を抱っこしていました。
ある時、いつもの通り停車駅で娘を抱きあげた瞬間、娘は開くドアが気になったのか、
身を乗り出して自動ドアの隙間に手をつっこんだのです。
当然、娘は泣き叫びました。
周囲の学生や大人たちがあわてて扉を開けてくれ、すぐに手は外れました。
「念のため」と、駅員さんが救急車を呼んでくださり、病院で診察してもらいましたが、子どもの腕は細くてやわらかいこと、自動ドアと本体の部分(扉が格納される場所)に隙間があったことが幸いして、ケガには至りませんでした。
■もっともショックだったこと
腕が挟まれてしまったこと自体もショックでしたが、私がもっとも落ち込んだのは
「気をつけていた(つもり)だったのに事故が起こった」ことでした。
子どもとお出かけするときは、いつもドキドキ&ヒヤヒヤして、私なりにさまざまなシーンを想像しながら、一生懸命、注意を払っていたつもりでした。
それなのにこんなことが起こってしまった。
病院で先生に
「問題ありませんよ」と言われた瞬間、私は子どもへの申し訳なさで涙が止まりませんでした。