2020年1月24日 16:00|ウーマンエキサイト

叱らない親と怒鳴る親。子どもを成長させる親はどっち?【毒親連鎖を防ぐ「後悔しない子育て」 第2回】

楢戸ひかる
ライター
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毒親連鎖を防ぐ「後悔しない子育て」

毒親連鎖を防ぐ「後悔しない子育て」

親から受けたしつけ、虐待に近い経験を自分の子どもに繰り返したくないと考えるママはとても多いと『母が重くてたまらない』の信田さよ子先生はいいます。この世代間連鎖を断ち切るためにはどうすればいいのでしょ…

叱らない親と怒鳴る親。子どもを成長させる親はどっち?【毒親連鎖を防ぐ「後悔しない子育て」 第2回】

©優一 森 - stock.adobe.com


以前、信田先生を取材させていただいた「『私って、毒親?』と心配するママたちの原因は、“母”にある!?」という記事が、とても人気がありました。それだけ、多くの人が、「こんなに感情的になってしまう私って、大丈夫?」と、心配しているのだと思います。
「『私って、毒親?』と心配するママたちの原因は、“母”にある!?」
出産・育児の時期は、自分の母親の育児態度が思い出され、「母と同じ口調でわが子を叱ってしまう」と、自己嫌悪を感じることも。「私って、もしかして毒親?」と、心配になるママはどうすればいいのかをひも解いていきます。

それだけ、多くの人が、「こんなに感情的になってしまう私って、大丈夫?」と、心配しているのだと思います。

子育てをしていれば、感情的に子どもを叱ってしまう日だってあるでしょう。では、母親は、感情的になってはいけないのでしょうか? 引き続き、母子論の第一人者であるカウンセラーの信田さよ子さんにお話しを伺います。

この記事は、「『親にされたことを、わが子にしたくない』そんなママに限界がきたら…」の続きです。

■「感情的になった母親はひどい」のか?

―つい感情的に子どもを叱ってしまい、その後に激しい自己嫌悪に陥ります。

信田さよ子さん(以下、信田):「感情的になった母親はひどい」と考えると、「感情的になってはいけない」「怒ってはいけない」と抑制しなければという気持ちになりますが、それは誤解です。

たとえ否定的な感情だったとしても、湧き上がる感情そのものに良い悪いはないんです。「怒りの感情を抱く」ことと、「それをどのように表現するか」は、別の話として考えた方が良いですね。

―そうなんですか?

信田:怒ったらすぐに怒鳴ってしまう、思わず子どもを叩いてしまうという人は、「怒り」を「抑える」しか方法がない、だから我慢しなければというふうに考えがちです。

近年の心理学の成果は、どれほど怒りの感情が激しくしても、その表現方法は「選択」できることを明らかにしたことです。

―表現方法を、「選択」ですか?

信田:それには、自分の怒りを客観的に眺める必要がありますね。「怒りの温度計」という比喩は、とても役に立ちます。

ゼロから10までの目盛りの温度計で「今6度だ、このままの状態を続けると9度を超えてしまう」というように、自分がどこまで怒りを抱いているか、怒りの程度をウォッチするのに温度計の比喩は役立ちます。

怒りの温度計が上昇しているときであっても、ゆっくりとそして落ち着いた声で、「パン屋さんでは、パンに指でさわってはいけません」と、伝えることはできるでしょう?

―なるほど。そんなふうに考えれば良いんですね。

信田:怒ったらすぐ大声で怒鳴ってしまう、という人は、行動の選択肢は怒鳴る以外にもあることを知らないか、怒鳴るという行為を許している、自分を正当化しているんだと思います。

もし、「自分の子どもだから怒鳴ってもかまわない」と考えているとすれば、はなはだ迷惑な話だと思います。子どもを所有物だと思っているのではないでしょうか?

■叱るのはいけないことなのか?

叱らない親と怒鳴る親。子どもを成長させる親はどっち?【毒親連鎖を防ぐ「後悔しない子育て」 第2回】

© kazoka303030 - stock.adobe.com


―所有物というか、子どもに対して「責任がある」と思っているんです。

信田:なるほどね。そういう方は、もしかすると「怒る」と「叱る」を混同しているのかもしれませんね。最近は、「怒ると叱るは違う」と、さまざまな子育て本に書いてあり、ひとつの定番化になっているほどです。でも、「怒る」と「叱る」の違いを理解している人は、案外と少ないのかもしれません。

「叱る」行為の大前提として、「自分の感情を爆発させるためではなく、相手の成長のため」という目的がある点を、意識してみましょう。

つまり下の存在を成長させるために、上の存在がきつく諭し気づかせるように導くことが、「叱る」という行為です。そこには、「上から下への勾配関係」があります。

―なるほど。

信田:けれども、最近では子どもに対して「上から目線」になることをためらう親が増えています。「子どもを対等な人として扱うことが大切」、「押し付けない」「強制しない」、「なぜなら子どもの自主性が大切だから」といった育児観が広がることで、上から目線の命令口調は否定されるようになってきました。

けれども、「〇〇してはいけません」「〇〇しなさい」と発言しないことは、親が責任を取ることに怯えているんじゃないでしょうか。もっとはっきり言えば、「叱らない親」「お願いする親」の本質は、私には責任逃れのように感じられるのです。
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