「子どもの教育費の負担を重いと感じる」昨年よりも負担感が増す傾向に。子どもの教育資金に関する調査2020
妻より夫が教育熱心な家庭では“教育のことで夫婦喧嘩をよくする”傾向
配偶者がいる人に、夫婦間で教育方針が一致しているか、異なっているか聞いたところ、「一致している」(「非常に」と「やや」の合計、以下同様)は81.2%となり、子どもの教育には夫のほうが熱心か、妻のほうが熱心か聞いたところ「夫のほうが熱心」は34.0%、「妻のほうが熱心」は66.0%となった。
また、子どもの教育のことで夫婦喧嘩をよくするか、全くしないか聞いたところ「よくする」は29.0%に。夫婦の教育方針の状況別にみると、「よくする」と回答した人の割合は、教育方針が一致している人では26.0%、異なっている人では42.0%となり、教育に対する意見のくい違いから、ぶつかり合ってしまうことがあるのではないか。さらに、夫婦の教育熱の状況別にみると「よくする」と回答した人の割合は、夫のほうが教育熱心という家庭では40.7%、妻のほうが教育熱心という家庭では22.9%となった。
「子どものインターネット・SNS利用に不安を感じる」小学生の親の8割弱
全回答者に、子どもの将来に関する項目を提示してどの程度不安を感じるか聞いたところ、≪学校生活≫では「不安を感じる」(「非常に」と「やや」の合計、以下同様)が54.7%に。子どもの就学段階別にみると、「不安を感じる」と回答した人の割合は、未就学児の親では68.1%、小学生の親では62.1%とどちらも6割を超える結果となった。
≪インターネットやSNSの利用≫では、「不安を感じる」が64.7%に。子どもの就学段階別にみると、「不安を感じる」と回答した人の割合は、小学生の親(77.0%)が最も高いという結果に。近年のスマートフォンの普及などに伴い、インターネットやSNSが小学生にも身近なものとなり、多くの小学生が利用できるようになっています。小学生の親には、自身の子どもがインターネットやSNSをめぐるトラブルに遭遇するのではないかと不安を持っている人が多いのではないか。
親の大半が子どもの受験や就活に不安を抱く「子どもの就活に不安を感じる」母親の7割強
受験・進学や就職活動といった子どもの進路については、どの程度不安を感じているのでしょうか。
高校生以下の子どもの親に、≪受験・進学≫についてどの程度不安を感じるか聞いたところ、「不安を感じる」は77.9%に。