子育て情報『知的障害の診断・検査の内容は?診断の年齢や相談機関、診断までのプロセスまとめ』

2016年8月3日 19:00

知的障害の診断・検査の内容は?診断の年齢や相談機関、診断までのプロセスまとめ

■ウェクスラー式知能検査
ウェクスラー式知能検査は、年齢ごとに3つのテストに分類されます。
・幼児(3歳10ヶ月〜7歳1ヶ月)→WPPSI
・児童(5歳から16歳11カ月)→WISC
・成人(16歳〜)→WAIS
IQが求められるだけでなく、脳の発達具合を下位検査を用いて導出し、総合的に判断することができます。ウェクスラーにはA式検査とB式検査の2種類があり、A式が言語性検査、B式が動作性検査です。

http://forum.nise.go.jp/soudan-db/htdocs/index.php?key=mudncwnlg-477
教育相談情報提供システム 「発達検査」 国立特別支援教育総合研究所

http://www.taken.co.jp/contents/vinet/vinet_top.htm
田研出版 「田中ビネー知能検査V」

適応能力を評価する検査は大きくわけて3つあります。

■適応能力検査の種類
・vineland-II(全年齢)
・ASA旭出式社会適応スキル(幼児〜高)
・S-M社会生活能力検査(乳幼児〜中学生)

これらの検査を年齢や状況に応じて使い分け、総合的に知的障害の診断が下されます。

http://www.nichibun.co.jp/kobetsu/download/pamphlet/2016catalogue.pdf
日本文化科学社 「心理検査カタログ」 2016年


専門機関での診断は受けるべき?どこへ行けばいいの?

知的障害の診断・検査の内容は?診断の年齢や相談機関、診断までのプロセスまとめの画像

出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=28061000275

言葉を習得するのが著しく遅いなどの言語能力の遅れや、運動能力の遅れ、社会性の発達の遅れなどで気になることがあるなど、子どもの知的障害を疑ったら、一度は専門機関へ相談されることをおすすめします。医療機関で診断を受けるかどうか、決めるのは本人やご両親の判断となります。ですが、適切なサポートを受けられないまま、生活する上で最も困難さを感じるのは本人です。


少しでも早く症状に気づいてあげられれば、フォローして困難の乗り越え方を手助けすることも可能になりますし、できるだけ生活しやすい環境を整えてあげることもできるかもしれません。親や家族で抱え込まず、専門家や周りの人たちの協力を得ながら、その子にあったやり方で接することが大切です。

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