子育て情報『知的障害の診断・検査の内容は?診断の年齢や相談機関、診断までのプロセスまとめ』

2016年8月3日 19:00

知的障害の診断・検査の内容は?診断の年齢や相談機関、診断までのプロセスまとめ

いきなり専門医に行くことは難しいので、まずは無料で相談できる身近な専門機関の相談窓口を利用するのがおすすめです。子どもか大人かによって、行くべき機関が違うので、以下を参考にしてみてください。

【子どもの場合】
・保健センター
・子育て支援センター
・児童発達支援事業所など

【大人の場合】
・発達障害者支援センター
・障害者就業・生活支援センター
・相談支援事業所など

その後、すすめられた場合は、医療機関に行き医師からの診断を受けましょう。診断を受けて知的障害だった場合は今後どのように対応していけばいいか聞くことができますし、仮に知的障害でなくとも普段の行動を見直すきっかけになると思います。

児童相談所などは電話やファックスでの相談にも対応してくれるため、事前に気になることを聞いてもいいですし、診断に抵抗がある方はまずは相談するだけでも大丈夫です。

身近な相談センターに行って相談し、知的障害の疑いがあり、診断を希望すればそこから専門医を紹介してもらえます。自宅の近くに相談センターがない場合には、電話での相談に乗ってくれることもあります。知的障害を含め、発達障害の専門機関は他の病気に比べると少ないですが、発達障害者支援法などの法が整備されたことの影響もあり、年々増加はしています。


診断を受けられれる医療機関としては、子どもの場合は小児科、大人の場合は精神科が一般的です。その他、神経科や心療内科なども挙げられます。また、保健センターなどでは知能検査や適応能力を診断する検査を受けられる可能性もあります。

以下のリンクは発達障害の診療を行える医師の一覧です。

http://child-neuro-jp.org/visitor/sisetu2/images/hdr/hattatsulist.pdf
日本小児神経学会 「発達障害診療医師名簿」


診断の流れ、必要な持ち物は?

知的障害の診断・検査の内容は?診断の年齢や相談機関、診断までのプロセスまとめの画像

出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=28061000257

使用する検査は病院などによって異なりますが、「WISC」・「WAIS」や「田中ビネー」など標準化された知能検査や社会適応能力検査を用いて、知的障害の診断を行います。幼児期の子どもは知能検査や発達検査を受けたり、保護者が質問の回答や記入を行ったりします。検査機関によっても異なりますが、知能検査は正確な結果を得るため、通常1年に1回など期間をあけて測定します。

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