発達障害と診断後、子どもの成長のためにはどう関われば良い?
これは、長時間の着席が目標なので、着席している間に飽きて集中が途切れないよう、娘の好きなおもちゃやゲームなどを活用し、遊ぶことにしました。
しかし、娘1人の遊びではすぐ飽きてしまうかもしれない。そこで、私も一緒に娘と遊ぶことにしました。
着席の練習と同様、娘が機嫌の良いときに、15分程度から取組みました。また、学校での学習にも慣れるよう、興味の低い活動でも少しずつ練習しました。
この時も、集中ができるだけ続くよう、合間に娘の好きなお絵描きの時間を挟むなど、していました。
この方法は娘には合っていたようで、着席できる時間は、少しずつ増えていきました。
小学生になり、集団参加も安心…と思いきや
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10230001574
指示や場面に応じて着席することや、長い時間座ることに慣れてきた娘。
しかし、いざ就学すると、今度は別の問題が生じてきました。それは、みんなが手を挙げるのを見て、解からない問題でもつられて手を挙げてしまうことでした。
そんなとき、娘の「聞く力」を伸ばしたのはフルーツバスケットだった
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10417000548
この問題を療育の先生に相談したところ、「指示の聞き分けを、ゲーム感覚で練習してみましょう」とアドバイスをもらいました。
さっそく家で練習です。フルーツバスケットの応用で、方法は簡単です。・家族4人(2人以上が良いです)で、それぞれ違う種類の果物を持ちます。
・司会の人を決め、その人に「みかんを持ってる人~?」と聞いてもらい、実際に持ってる人だけが返事をして手を挙げます。
・手に持つのは、子どもが理解していれば、果物でなくても構いません。
参加人数が多ければ、何名かは同じ種類を持った方が、より実戦向きかもしれません。
最初は、授業中と同様に戸惑いながらも、周囲と一緒に手を上げていた娘。
間違えたときには「あれ?今はみかんだっけ?」など、司会が言った言葉を確認できるような声かけをすると、娘も自分で間違いに気付けるようでした。
このゲームも、学習というよりは、ちょっとした息抜きの時間に、遊ぶ感覚で取組んでいました。