緘黙症(かんもくしょう)とは? 話さないのではなく、話せない…症状、相談先、接し方まとめ
自治体運営や医療機関に委託運営されており、保健師さんまたは看護師さんが相談に乗ってくれます。中には、療育指導を実施をしている子育て支援センターもあるので、お近くのセンターに問い合わせてみてください。
3. 児童相談所
都道府県ごとに設置されており、児童福祉を専門とした機関です。医師、児童心理士、児童福祉士がおり、相談に乗ってもらえます。必要に応じて発達検査を行ってくれる場合もあります。また、全国共通児童相談所ダイアルがあり、189番にかけると24時間365日、児童福祉に関する相談を受けてくれます。
青年・成人の方で場面緘黙症のある方にとっては、電話や対面での相談はなかなかハードルが高いと思います。webで予約できる相談機関、病院や、メールで相談に乗ってくれるところを探すことをおすすめします。
1. 精神保健福祉センター
都道府県ごとに設置されており、精神保健の向上を専門とした機関です。ここでは電話相談、施設によってはメール相談を受け付けているところもあります。また、精神障害者向けのデイケアを行っているところもあります。
以下は全国の精神保健福祉センターの一覧です。
http://www.mhlw.go.jp/kokoro/support/mhcenter.html
全国の精神保健福祉センター一覧
2. 心の耳
厚生労働省が行っている、働く人向けの心のポータルサイトです。ここでは、メール相談を受け付けており、場面緘黙症の症状でうまく話せない方や、電話や面接に大きなハードルを感じる方におすすめです。以下はそのリンクです。
http://kokoro.mhlw.go.jp/mail-soudan/
働く人の「こころの耳メール相談」
3. 相談事業所など
上記の他にもお住まいの地域の自治体に相談窓口が設置されている場合がほとんどです。
電話や対面での相談が多いのですが、お住まいの地域の自治体に確認してみましょう。
場面緘黙の治療・支援機関
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10272001385
上記の相談先で紹介された病院へ行くことをおすすめします。直接病院へ行く場合は、心療内科や精神科を受診してみましょう。その上で、必要があればカウンセリングを受けていきましょう。
この他にも、子どもに対しては療育施設や発達支援センターで療育を行うことで、場面緘黙が緩和されるケースもあります。