高機能自閉症とは?アスペルガー症候群とは違うの?症状や診断基準、障害者手帳の取得について紹介します!
しかし、周囲からの本人に対する要求水準が年齢とともに高まり、ストレスを感じることによって二次障害の症状が表出し、そこで初めて医療機関を受診して、高機能自閉症だと判明する、というケースもあります。
知人がうつ病になり、病院へかかったところ、アスペルガーだと診断されました。今までも生きにくさを感じ、職場などでもいじめやリストラを受けたことがあるようです。しかし、まぁ普通に暮らせていました。しかし、2年前から仕事上のトラブルを引き金に精神が落ち着かなくなり、うつ病で入退院を繰り返すようになってしまいました。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q11108788401
高機能自閉症でよく表出される二次障害について以下にまとめました。
■高機能自閉症の二次障害
・不安障害・・・社会恐怖、パニック障害、強迫性障害
・適応障害
・身体表現性障害・・・てんかん性障害、小児心身症
・気分障害・・・大うつ病性障害、気分変調性障害
・その他の疾患・・・統合失調症、反抗挑戦性障害と行為障害など
http://icedd.nise.go.jp/pdf/lecture/lecture-list/lecture-list019.pdf
参考:独立行政法人 国立特別支援教育総合研究所 植木田 潤/『二次障害の理解と対応』
高機能自閉症の人の困りごとは?
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10161015685
ここでは、高機能自閉症の方の困りごとをいくつか紹介します。
高機能自閉症は他人に気付かれにくい障害であるがゆえに理解を得ることが困難なことがあります。
また自らをコントロールできず様々なトラブルを誘発し、ストレスによる二次障害を起こすことがあります。
高機能自閉症の困りごとは、それを引き起こしている原因もはっきりしていることがあり、困りごとを解決するためには本人の努力だけでなく、周囲の協力も必要な点がいくつかあります。
■高機能自閉症であることが気付かれにくい
繰り返しになりますが、高機能自閉症は知的・言語能力に明らかな遅れがなく、その他の症状も軽度の場合には本人も周囲も高機能自閉症だと気付かない場合があります。人間関係のトラブルが絶えなかったり、タスク管理ができなかったり、急なスケジュールの変更に混乱してしまったりなど「自分はダメだ」