夜尿症とは?おねしょとは違うの?発達障害との関係は?原因や対処法、治療について紹介します
また、子どもの原因に合った方法で対処をすることで改善できる場合もあるので試してみましょう。
■睡眠前の水分制限
就寝2~3時間前の水分制限が大切になります。この時間に多く飲ませすぎないことに加え、塩分濃度の高い味噌汁や、尿量を増やす牛乳を夜には避けることも夜尿の対策としておすすめです。
■起こさない
夜尿を防ぐために夜中にトイレに行かせようと子どもを起こすと、睡眠リズムが乱れてしまいます。それによって、夜間尿量を調整する抗利尿ホルモンの分泌を減らしてしまい、尿量が増え、夜尿につながってしまいます。
■体を冷やさない
夜尿の原因が膀胱型の場合、体を冷やすことで膀胱がより硬くなってしまい、尿を溜めたまま朝まで保つことが難しくなってしまいます。ゆっくりとお風呂につかり、体を温めてから寝るようにしましょう。
夜尿症のある子どもとの向き合い方
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10250000496
夜尿症は子どもの意思にかかわらず生じてしまう疾患です。
無意識におねしょをしてしまうことに不安を感じていたり、外泊行事などでおねしょをしてしまい自信をなくしてしまったりする子どももいます。そこで、子どもと接する上で大切になってくることがあります。
■焦らない
夜尿の原因は子どもによって異なります。他の子やきょうだいと比較しないようにすることが大切です。また、治すには時間が必要になるので焦らず、夜尿がなかった日などは、子どもの自信にもつながるのでほめてあげましょう。
■怒らない
夜尿は子どもの意思にかかわらず起きてしまうことです。「夜尿がないのは当たり前」と子どもを責めたり注意しても、解決しません。水分を取りすぎないよう配慮するなど、子どもの成長を見守りながら、その時に合った対応をすることが大切です。
子どもが夜尿症に対して不安を抱えていたら、「夜尿症は治るもの」と安心させ、一緒に治していきましょう。
医療機関での受診
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10367004286
夜尿症は、加齢とともに自然治癒していくことが多いと言われていますが、子ども自身が悩んでいる場合や学校行事での外泊などに不安を感じている場合、医療機関での治療を検討してもよいでしょう。