子育て情報『自閉症スペクトラム障害とは?年代別の特徴や検査方法、治療法を紹介します!』

2016年9月29日 16:00

自閉症スペクトラム障害とは?年代別の特徴や検査方法、治療法を紹介します!

http://child-neuro-jp.org/visitor/sisetu2/images/hdr/hattatsulist.pdf
日本小児神経学会 「発達障害診療医師名簿」


自閉症スペクトラム障害はどうやって診断されるの?

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出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=28182000387

自閉症スペクトラム障害の診断は、本人の年齢や状態によって検査のボリュームは変化します。また総合的に問診や検査の結果を受けて自閉症スペクトラム障害の診断をしています。

医療機関を受診した際の臨床的な診断として、行動観察と生育歴について聞き取りを行います。■行動観察
遊びの空間で子どもを遊ばせ、それを注意深く観察することと保護者の方へのインタビューに基づいて行われます。

■生育歴
産まれてから今までの社会性や対人コミュニケーション、言葉の発達、幼稚園・保育園での様子や1歳半健診・3歳児健診での様子などをヒアリングします。発達面で知的障害の疑いがありそうか、発達にどんな特性がありそうかなどを見立てていきます。

自閉症スペクトラム障害について、より専門的な診断を行う場合には以下の検査が用いられることが多いです。

■ADOS(エイドス)
検査用具や質問項目を用いて、自閉症スペクトラム障害(ASD)の評価に関連する行動を観察するアセスメントです。
発話のない乳幼児から成人の方まで、幅広く対応しています。

■ADI-R
対象者の行動の系統や詳細な特徴を捉える検査です。精神年齢が2歳0ヶ月以上であれば、幼児から成人まで、幅広い年代に対応しています。社会性、対人コミュニケーションや限定的な行動・興味・反復運動などに焦点を当てて構成されています。

■PARS-TR
自閉症スペクトラム障害がある方の特性理解を深め、一人ひとりに合った支援を可能にしていくために、日常の行動の視点から簡単に評価できるアセスメントです。対人、コミュニケーション、こだわり、常同行動、困難性、過敏性の評価項目をもち、全57項目から構成されています。

自閉症スペクトラム障害には知的障害、てんかん、感覚過敏、鈍麻などの合併症を伴う場合があります。合併する障害があるかアセスメントを行ったうえで検査する場合が多いです。


■知能検査
知能検査は心理検査のひとつであり、精神年齢、IQ(知能指数)

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