子育て情報『自閉症スペクトラム障害とは?年代別の特徴や検査方法、治療法を紹介します!』

2016年9月29日 16:00

自閉症スペクトラム障害とは?年代別の特徴や検査方法、治療法を紹介します!

、知能偏差値などによって測定されます。最近では、ウェクスラー式知能検査、田中ビネー知能検査、K-ABC知能検査などがよく使われています。

■脳波検査
自閉症スペクトラム障害はてんかんとの合併症を伴っている場合があるため、CTやMRIといった脳波検査を行ういます。自閉症スペクトラム障害の子どもの場合は狭い空間に入るとパニックになることもあるので、検査をする際には注意が必要です。

■感覚プロファイル
自閉症スペクトラム障害をはじめ、発達障害の人たちの感覚特性を客観的に把握するためによく使われている尺度です。質問票は保護者と本人が記入し、聴覚、視覚、触覚、口腔感覚など、幅広い感覚に関する125項目で構成されています。■Vineland(バインランド:社会生活能力検査)
0歳から92歳の幅広い年齢帯で、同年齢の一般の人の適応行動をもとに、発達障害や知的障害、あるいは精神障害の人たちの適応行動の水準を客観的に数値化する検査です。対象者にどんな特性があるのかを評価してくれます。
また教育や福祉分野の個別支援計画の立案はVinelandの評価に基づいて行われることがあります。

また、精神疾患との合併症の疑いがみられる方には精神病に関する検査を行う場合があります。

「自閉症スペクトラム指数(以下AQ)」という評価尺度があります。AQは50項目の設問に本人が答えていきます。数値が高いほど自閉症スペクトラム障害の傾向が強いといわれています。

しかし、AQが高いから低いからといって自閉症スペクトラム障害がある・ないと断定できるわけではありません。あくまで、本人の一人称的な視点から評価された指標であり、他者からは違った印象を持たれている可能性もあります。あくまで参考として捉えて、社会生活に大きな困難がある場合には専門機関への相談を行い、医療機関で診断してもらうことをおすすめします。



自閉症スペクトラム障害は治せるの?

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出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10165000943

自閉症スペクトラム障害を根本的な治療法や手術といった医学的な方法は確立していません。しかし、早期からの療育や環境調整などを行うことで症状を緩和したり困りごとを軽減することができます。教育・療育によるアプローチで本人が困難への対応法を学んだり、保護者や家族が困難を未然に防ぐためのフォローなどを学び、お互いに生きやすい環境をつくっていくことが可能です。

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