子育て情報『就学先を決める就学相談を徹底解説!通常級・通級・支援級・支援学校、子どもに合った進学先はどこ?』

2016年9月28日 19:00

就学先を決める就学相談を徹底解説!通常級・通級・支援級・支援学校、子どもに合った進学先はどこ?

「盲学校」「養護学校」とわかれていましたが、学校教育法の改正に伴い障害ごとに分けた学校ではなく、制度上はすべて特別支援学校になりました。現在でも語尾に「~盲学校」や「~ろう学校」となっているのはそのためです。

■特別支援学校の就学基準
特別支援学校の支援対象となる障害の程度は以下のリンクの通りです。これは学校教育法によって定められているものです。

http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/044/siryo/__icsFiles/afieldfile/2010/08/18/1296501_03.pdf
障害のある児童生徒の 就学先決定について

以前は、この就学基準に該当している児童は原則特別支援学校へ進学することとされていましたが、現在は、子どもの状態が特別支援学校の就学基準に該当していても、就学先が特別支援学校に限られることはなく、その他の進学先も検討することができます。

■特別支援学校の特徴

1クラス当たりの人数は平均で3人と少人数であり、特別支援学校の教員は、通常の教員免許に加えて特別支援学校の教員免許を持っています。

また、医療的ケアは看護師などが行うことが原則ではありますが、保護者の同意や医療関係者による適切な管理など、一定の条件が満たされていれば、特別支援学校において教員がたんの吸引、経管栄養(胃ろう・腸ろう)、自己導尿の補助を実施することができます。そしてさらに、一人ひとりの教育、支援のニーズに合わせた、きめ細かい教育をするために「個別の指導計画」と「個別の教育支援計画」が立案・実行されます。


http://www.nise.go.jp/cms/13,3300,54,248.html
独立行政法人国立特別支援教育総合研究所(4)個別の指導計画と個別の教育支援計画

通常学級とは、上記の3つの学級、学校以外の学級を指します。

通常学級では、通級、支援学級よりひとクラスの人数が多く、さまざまな子どもと触れ合うことができます。しかし、一方で通級や支援学級のような手厚い教育サポートが受けられないという面もあります。

国立の特別支援学校は、その地域の国立大学付属の特別支援学校になります。教育機関でありながら、研究機関でもあります。ですので、研究の先端をいく教育が受けられる反面、入学には面接があり、定員も限られているため、希望しても入学できるとは限りません。

関連記事
新着子育てまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.