子育て情報『情緒障害とは?症状・原因・支援方法や、教育・福祉・医療における情緒障害の定義の違いを解説します』

2016年10月24日 18:00

情緒障害とは?症状・原因・支援方法や、教育・福祉・医療における情緒障害の定義の違いを解説します

障害の種別に分かれ、その子に合った指導が受けられますが、情緒障害のある子どもは「自閉症・情緒障害通級指導教室」に通うことになります。

・対象者
通常の学級におおむね参加でき、一部特別な指導(社会的適応のための特別な指導や強化の補充指導など)を必要とする程度のものであるとされています。

・どのような指導がされるか
基本的には、特別支援学校などにおける、障害がある生徒の自立を目指した教育的な活動を参考とした指導が中心で、社会的適応性の向上が目的とされています。

通級指導を受ける場合、大半の時間を通常学級で過ごし、通級指導を受ける時間は限られています。そのため、必要に応じて各教科などの補充的な指導は行っていますが、個別の指導内容を設定することはできません。

自閉症・情緒障害特別支援学級
特別支援学級とは、通常学級ではなく特別支援学級に籍を置き、よりきめ細かな指導を受ける少人数の学級です。もし、子どもに手厚い指導が必要な場合は、上記の通級指導教室ではなく特別支援学級に通う場合が多いです。情緒障害のある子どもは「自閉症・情緒障害特別支援学級」で指導を受けることになります。


・対象者
文部科学省は、自閉症・情緒障害教育の対象を以下のように定めています。

一 自閉症又はそれに類するもので,他人との意思疎通及び対人関係の形成 が困難である程度のもの
二 主として心理的な要因による選択性かん黙などがあるもので,社会生活へ の適応が困難である程度のもの
平成25年教育支援資料Ⅶ 情緒障害|文部科学省HP

http://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/micro_detail/__icsFiles/afieldfile/2014/06/13/1340247_12.pd
選択性かん黙や不登校などの感情面での問題のために、通常の学級では学習を行うことが難しく、社会的適応のための特別な指導を行う必要がある子どもが対象者であるとされています。

・どのような指導が受けられるか
情緒障害や自閉症のある子どもなどが、人とのかかわりを円滑にし生活する力を育てることを目標に指導を受けることができます。 特別の教育課程を編成することができることが特徴です。基本的に主な授業は特別支援学級で受けますが、体育や図画工作、給食の時間は通常学級の子どもたちと過ごすこともあります。

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