2016年11月7日 14:00
宿題は何のためにするの?泣くほど嫌がる長男を救った1冊の本
小学生になると出される宿題。一体何のためにやるもの?
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10367009158
みなさんは「宿題」と聞くとどんなイメージを抱きますか?嬉しいもの?イヤなもの?イヤだけどやらなくちゃいけない?
我が家は長男の宿題に本当に悩まされました。
嫌がる子どもに、無理に取り組ませる宿題。そのたびに子どもも親もヘトヘトになると、「一体何のためにここまでしなくてはいけないのだろう…」と思うことも。
今回は1冊の本をご紹介しながら、子どもに合った家庭学習のありかたについて、考えてみたいと思います。
現在小5の長男は、読み・書き・計算に困難さを持った「学習障害」と診断を受けています。それでも就学相談の時点では、IQが平均以上ということ、言語性が高くおしゃべりが達者だったことなどから、普通級への就学を勧められ入学しました。
学校では、音読や漢字の書き取り練習、計算の宿題が毎日出されます。
読み書きと計算が苦手な長男は宿題を前にするたび大泣きし、自分の頭を自分で叩きながら取り組んでいました。
このように、私たち親子が学校生活の中で1番苦しんだのが、宿題だったのです。
親の思い込みが、子どもを追い詰めていた
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このままではいけない…と思った私はその後、就学相談や担任の先生と相談をしたり、通級学級に入級したり、宿題の量を減らしてもらったりなどの対策を取りましたが、状況は一向に変わりませんでした。
当時の私は、「宿題はみんなしなくてはいけないものなのだ。」と考えていました。
担任の先生からも「量は減らしていいので、みんなと同じものをやってください。」と言われたこともあり、
「みんなはもっとやってるんだよ、減らしてもらったのだからわがまま言わずにがんばりなさい!」
と、大泣きする長男叱り、やらせていたのです。
しかし、心の中ではずっと思っていました。
音読や漢字の書き取り・計算は本当に彼にとって、毎日しなくてはならないものなのだろうか?
もっと、彼に合ったやり方、彼に合った課題や目標でもいいんじゃないだろうか…?と。