2017年7月4日 16:00
適応障害とは?うつ病・不安障害との違いって? 症状、原因、治療法、当事者へのサポートの仕方を解説
、転校、仕事上の問題(失業・復業、勤務条件、業務量が過度に多い、決定権のなさ、業務の目的が不明)など
・大きな節目や行事
結婚、妊娠・出産、就職、昇進、卒業、子どもの独立、クリスマスなどの行事など
・本人の健康の問題
病気、リハビリ、禁酒、禁煙、重病の疑いなど
・環境的な問題
引っ越し、経済状況、天災や戦争に遭遇など
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10186004046
人生において上記のようなストレスに遭遇することはよくあることでしょう。ストレスに遭遇した時、重く受け止めるか、さらっと受け流すか、心がそのストレスをどのようにとらえるかは本人の気質によっても変わります。
また、ストレスを感じた時に、そのストレスにどのように対応、対処していくかも人それぞれです。ストレスの捉え方・受け止め方である気質と、ストレスへの対応・対処法の2つを合わせて、本人の資質であると言えます。適応障害の発症を左右する原因の一つにその資質が関係しています。では具体的にどんなことがあるでしょうか。
・感情の揺れ幅が大きい
喜怒哀楽の表わし方、処理の仕方が分からず、感情の起伏が激しいなどです。
・傷つきやすい
周囲に言われた些細なことを気にしすぎて傷つきやすい気質です。
プライドが高すぎる場合も傷つきやすいと言われています。
・自立神経のコントロールがうまくいかない
ストレスは自律神経を介して脳に影響します。もともと自律神経のバランスが乱れやすい人は適応障害になりやすいと言われています。・0か100かで判断してしまう
別名、白黒思考や悉無律思考(しつむりつしこう)などといいます。物事を白か黒で判断し、グレーゾーンを認めない気質です。
・頼みごとなどを断れない
相手に悪印象を与えると思い、頼みごとなどを断れない人はストレスをため込みやすい傾向があります。
・まじめだが頑固
まじめにコツコツ仕事や勉強を進めるため、いい加減が許せずなかなか許容ができないという気質です。
この他には、ストレス経験が不十分なために、ストレス耐性が弱かったり、ストレスへの対処能力が低かったりする場合も考えられます。
適応障害はどのぐらいの期間続くの?
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=28144099985
適応障害は、ストレスのもとである明確な出来事や状況の始まりから3ヶ月以内に気持ちの面または行動面の症状が出現します。