子育て情報『気分障害(うつ病・双極性障害)とは?「感情がコントロールできない」症状や原因、診断基準を説明します』

2016年10月26日 19:00

気分障害(うつ病・双極性障害)とは?「感情がコントロールできない」症状や原因、診断基準を説明します

このような性格を一般的に循環気質と表現します。

気配りも上手で、常に周囲の人の中心的役割を果たしていますが、気分が高揚しているときと沈み込んでいるときが周期的に訪れるため、状況に応じながら気分や思考がポジティブになったり、ネガティブになったり変化します。

しかし、現在では循環気質の性格だけではなく様々な気質の人も発症することが分かっており、執着気質がその一つです。執着気質とは一つのことにたいして徹底的に自分を追い込む頑張り屋さんのような人です。

「疲れてなんかいない」といって自分自身を鼓舞し、さらに頑張り過ぎることを継続することで双極性障害を知らない間に発症している場合があります。

■生物学的要因:
近年双極性障害には生物学的要因もあることが明らかになってきています。それは、脳細胞内にあるミトコンドリアの機能異常です。

ミトコンドリアはエネルギー物質を生産する働きの他に、情報伝達にかかわるカルシウムの濃度を調整する機能をもつ物質です。
ミトコンドリアの異常によってカルシウム濃度の調整がうまく行われなくなると細胞内の情報がうまく伝わらず、双極性障害の発症を誘因するものと考えらます。しかし双極性障害は発症する確率も低くはっきりとした原因はまだ解明されていません。研究が今後進んでいくことが期待されます。

http://dr-maedaclinic.jp/dm150.html
気分障害l 前田クリニック


気分障害の相談先と治療先

気分障害(うつ病・双極性障害)とは?「感情がコントロールできない」症状や原因、診断基準を説明しますの画像

出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10161008453

気分障害に区分される疾患はストレスが多い現代社会ではいつ、誰が発症してもおかしくない疾患です。

気分が上がらず憂鬱な気分のまま数週間が経ってしまったり、逆にテンションの上がり下がりにムラがあり不安を感じる場合は以下の行政機関に相談するか、医療機関の受診をおすすめします。

■児童相談所:
児童相談所は、すべての都道府県と政令指定都市に最低1つ以上設置されている児童福祉の専門機関です。主に、「子どもの養育に関する相談」、「障害に関する相談」、「性格や行動の問題に関する相談」などの育児に関する相談ができる機関となっています。

http://www.mhlw.go.jp/support/jidousoudan/
全国児童相談所一覧l 厚生労働省

■全国精神保健福祉センター:
各県、政令市にはほぼ一か所ずつ設置されている、保健・精神保健に関する公的な窓口です。

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