子育て情報『発達検査とは?子どもの発達特性が分かる検査の種類や検査内容を紹介します』

2016年11月24日 21:30

発達検査とは?子どもの発達特性が分かる検査の種類や検査内容を紹介します

です。

年齢において一般的と考えられる行動や反応と、対象児者の行動や反応が合致するかどうかを評価する検査です。検査は、「姿勢・運動」(P-M)、「認知・適応」(C-A)、「言語・社会」(L-S)の3領域について評価されます。なお、3歳以上では「認知・適応」面、「言語・社会」面の検査に重点が置かれます。検査結果としては、この3領域の「発達指数」と「発達年齢」が分かります。

また乳幼児向けの検査用具には、振ると音が鳴るガラガラや積木、ミニカーといった乳幼児にとってなじみのある材料が使われています。このような検査用具を使うことによって、子どもの自然な行動が観察しやすい検査となっています。検査者は検査結果だけでなく、言語反応、感情、動作、情緒などの反応も記録し、総合的に判断します。


■適用年齢:生後100日後から成人
■時間:約15~60分程度
■形式:1対1(検査者と被検査者)の個別式検査
■料金:公的病院でおおよそ840円(保険診療・3割負担の場合)

乳幼児精神発達診断法は、上記と同様に年齢と発達の度合いの比較を行い、実際の年齢とどのくらい差があるかを評価する検査です。

新版K式発達検査と異なる点は、面接者が保護者に対して子どもの様子を個別に面接し、各項目について尋ねることで行われる点です。

乳幼児精神発達診断法では検査した項目と月年齢を軸にした図である「発達プロフィール」を作成します。子どもに直接検査を実施する方法に比べて、子どもの状態や障害に左右されることがなく、普段の生活の状況に基づいて判断されることになります。

なお「津守・稲毛式乳幼児精神発達診断法」と「遠城寺式乳幼児精神発達検査」のふたつがありますので、追って説明していきます。

■津守・稲毛式乳幼児精神発達診断法
「運動」「探索」「社会」「生活習慣」「言語」の5領域の438の質問項目から構成されています。適用年齢別に「1~12か月まで」「1~3歳まで」「3~7歳まで」の3種類の質問紙を用いて検査・面接を行います。なお5領域ごとに「発達年齢」が算出されます。
・適用年齢:生後1ヶ月から7歳まで
・時間:約20分程度
・形式:母親など子どもの養育者に個別面接

■遠城寺式乳幼児精神発達診断法
「運動」「社会性」「理解・言語」の3領域6の質問項目から構成されています。0歳0ヶ月から検査を受けることができます。

・適用年齢:0歳0ヶ月~4歳8ヶ月まで
・時間:約15分程度
・形式:母親など子どもの養育者に個別面接

http://forum.nise.go.jp/soudan-db/htdocs/index.php?key=mudncwnlg-477
国立特別支援教育総合研究所


発達検査の結果から分かること

発達検査とは?子どもの発達特性が分かる検査の種類や検査内容を紹介しますの画像

出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10272003213

発達検査の検査結果から子どもの発達の度合いが示された「発達プロフィール」

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