子育て情報『素行障害(CD)とは?症状や原因、ADHDとの関わり、周囲の対応法などを詳しく説明します』

2016年12月27日 15:43

素行障害(CD)とは?症状や原因、ADHDとの関わり、周囲の対応法などを詳しく説明します

つまり親しい友人がおらず、グループに所属しないことが条件であるといえます。

3. 集団行動型行為障害:
集団行動型行為障害は行為障害の症状を満たしているにもかかわらず、人間関係に問題を抱えておらず、友人がいることが特徴の疾患です。

4. 反抗挑戦性障害:
反抗挑戦性障害とは、親や教師など目上の人に対して拒絶的・反抗的な態度をとり、口論をしかけるなどの挑戦的な行動をおこしてしまう疾患です。

反抗挑戦性障害は『DSM-5』では独立した疾患として扱われていますが、『ICD-10』では行為障害に含まれます。


素行障害の合併症

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出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11038018544

素行障害の代表的な合併症として反抗挑戦性障害が挙げられますが、これは小児期発症型の素行障害をもつ子どもによくみられます。反抗挑戦性障害が重度になるにつれて素行障害の症状もあらわれてきてしまうのです。反抗挑戦性障害とは、親や教師など目上の人に対して拒絶的・反抗的な態度をとり、口論をしかけるなどの挑戦的な行動をおこしてしまう疾患です。

合併してしまう主な原因は、自分より偉い人との間に挑戦的な感情をもってトラブルを起こしてしまうという、共通の症状があることと言われています。


しかし素行障害は反抗挑戦性障害に比べて、人や動物に向けた殴るなどの攻撃的な行動や、物の破壊、または盗みや詐欺など違反行為がみられるため、両者をしっかりと区別することが重要です。

また、そのほかの代表的な合併症としてADHD(注意欠陥・多動性障害)があげられ、ADHDをかかえている人が”人間不信的行動”という二次障害として素行障害を発症することがあります。

大阪市立大学の児童精神科外来を受診した7歳から14歳のADHD41例を対象にした研究では、37%に反抗挑戦性障害が、22%に素行障害が認められました(Takahashi et al.,2007)。

http://nanba-nagata.com/medical/jidouseisinka/
ADHDとは、不注意(集中力がない)、多動性(じっとしていられない)、衝動性(考えずに行動してしまう)の3つの症状がみられる発達障害のことです。 年齢や発達に不釣り合いな行動が、社会的な活動や学業に支障をきたすことがあります。

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