子育て情報『失語症とは?原因や症状、リハビリの方法や周りの人とのコミュニケーションまとめ』

2016年12月28日 20:20

失語症とは?原因や症状、リハビリの方法や周りの人とのコミュニケーションまとめ


失語症と構音障害・失声症・学習障害の違いは?

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失語症と症状が似ているため混同されやすい障害・疾病に構音障害、失声症、学習障害があります。それぞれ失語症とは何が違うのかを見ていきましょう。

失語症と同じ言語障害である構音障害は、「言葉が出にくい」という点で失語症とよく似ています。しかし失語症と構音障害では、ダメージを受けている脳の部分が異なります。

私たちは話す内容は言語中枢で考えますが、話すという行為のときには、呼吸筋や口を動かす運動中枢を使います。

構音障害は、運動中枢がダメージを受け、言葉を話すのに必要な唇、舌、声帯など発声・発語器官の麻痺などによって発声や発音がうまくできなくなる状態をいいます。失語症は言語中枢がダメージを受けている状態のため、麻痺がなく口を動かすことができても、言語中枢からの指令が不十分なため言葉が出なくなったり、正しくない単語が口から出たりします。

失声症とは、主としてストレスや心的外傷などによる心因性の原因から、声を発することができなくなった状態を言います。


「発声器官に問題はないのに、話すことができなくなった」という点は失語症と共通していますが、失語症の原因は脳の損傷であり、心理的なショックや精神的なストレスなどが原因ではない点で異なります。

http://www.mindbody.jp/14305458359006
参考:心因性失声症|心身条件反射療法協会

失語症と同様に、読む・書く・話す・計算するといった能力に困難が生じるもののひとつに、学習障害があります。学習障害とは、全般的な知的発達に遅れがないものの、「聞く」「話す」「読む」「書く」「計算・推論する」能力のうちいずれかまたは複数のものの習得・使用に著しい困難を示す発達障害の一つです。

学習障害の原因ははっきりとは解明されていません。しかし学習障害は先天的な脳の機能障害であるのに対して、失語症は、脳の言語中枢が何らかのきっかけで損傷を受けた結果生じる後遺症であり、症状もその損傷を受けた後に現れる後天的なものである点が、学習障害とは異なります。


失語症の原因は?

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失語症の原因は、脳の言語中枢が傷つくことです。

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