2017年6月26日 11:00
角砂糖でカロリー補給をする息子、我が家の偏食との向き合い方
「食べなさい」「イヤだ」の押し問答の挙句、私はひとつも手をつけない息子の食事を取り上げて、シンクにバーンと捨てて、自己嫌悪するなんてこともありました。
偏食は気にしなくて良い???
そんな私の偏食に対する考えが変わったのは、児童精神科医の佐々木正美先生の言葉です。
「子どもの健康に影響が出ていないのなら、偏食は気にしなくていい。
無理強いしないで食べられるものを作ってあげなさい。無理強いしなければそのうち食べられるようになる。」
と先生の著書にありました。
先生のお子さんも偏食があったこと、給食を無理に食べさせないで欲しいと学校にお願いに言ったこと、佐々木先生の家ではビュッフェスタイルで自分で食べたいものを取り分けていたこと、成長と共に偏食は自然に改善したこと……
本に書かれていた先生の実体験にずいぶん励まされました。
早速我が家でもトライ!
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10323001402
それからの私は息子の偏食を治そうとやっきになることはやめ、息子が食べられる食材で食べられるメニューを考えるようになりました。
こうして向き合ってみると、食べられる食材は少ないですが、意外とバランスが取れた「偏食」だと気づきました。
佐々木先生の家のビュッフェスタイルをアレンジし、お皿に全てのおかずを少量ずつ盛り、全部食べることが出来たら、魚や豆など好きなものをお代わりできるルールとしたのです。
その結果、限られた食材なのでメニューは工夫してもマンネリになってはしまいますが、イライラは激減しました。
給食も食べることを無理強いせず、帰宅後におにぎりなどの軽食を用意し対応しました。
また実家に帰るときは今も息子が食べられるものを作って持っていくようにしています。
外食も「蕎麦屋しか行けない」と考えず、「蕎麦屋だけでも行けるところがある」と考えるようになりました。
息子の偏食に変化が…
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10272001601
息子に変化が現れたのは小学校3年生の時。
それまで学校給食は仕出し弁当だったのですが、学校に給食室が出来て学校調理に変わり、温かい給食が提供されるようになりました。