子育て情報『「障害」という表記は変えるべき?残すべき?皆さんはどう思いますか?』

2017年1月29日 17:04

「障害」という表記は変えるべき?残すべき?皆さんはどう思いますか?

運動会でも “障害物競争”の種目名をなくしている学校もあると聞いたことがあります。


「自閉症」という名前がもたらしている誤解・弊害は?

「障害」という表記は変えるべき?残すべき?皆さんはどう思いますか?の画像

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同じように、言葉のせいでネガティブな印象を与えてるものに「自閉症」があると思います。

自閉症の「閉」には、「閉める」「閉ざす」という印象を受けますが、今もこのまま使われており、この障害名により随分と誤解が生まれています。

自閉症がこれだけ認知されてきているのに、字面だけで判断して“自閉→自分の心を閉ざしている→鬱みたいなもん”と考えてしまう人たちもいるようです。「私は若い頃自閉症だった」とか「あいつは自閉症だから付き合いが悪い」なんて平気で言う人もいます。

私もママ友から息子について「殻に閉じこもっているの?」「鬱病みたいなもの?」「治療すれば治るんでしょ?」「もっと愛情をたっぷりかけて育てたら?」という言葉をかけられたことが何度もありました。

自閉症は後天的にかかってしまった病気でもなく、薬により治癒するわけでもなく、親の育て方が原因でもないのですが…

自閉症の特徴として、興味関心が限定的であり、外界とのコミュニケーションが難しいことがあります。

たとえよく喋っていたとしても相手の気持ちを推し量ることが困難ですので、察したり空気を読むことが苦手でトラブルになることがあります。
相手の顔色や声のトーンをキャッチして共感しながら会話する意思疎通はなかなか出来ず、一方的な話し方になってしまうこともあります。

そういった意味で“自分の世界にいる=自分だけの独特の空間にいる”という特徴を表しているのが「自閉症」という言葉であり、その言葉ゆえ誤解を生んでしまっているように感じます。


言葉が変わると、社会の見方も変化する

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一方で、呼び方が変わったことで社会の見方が変化したものもあります。

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