ずりばいとは?ハイハイとの違い、始まる時期、しない理由、練習法や相談先を紹介します。
3. 精神面
まず、自らの意思で移動できるということ自体が赤ちゃんの喜びになるといわれています。行きたいところに行くことで好奇心を満たしたり、愛着のあるオモチャやパパママに近づけるという満足感が持てることで、情緒が安定する時間が増えていきます。社会的な体験が増え、コミュニケーションの意欲や自我を育むきっかけにもなります。
4. 生活面
ずりばいするようになると、それ以前より運動量も刺激量も増えるため、食欲や睡眠欲を感じることが多くなり、食事や睡眠の時間が規則的になっていきます。一人遊びをする時間が若干増えるので、パパママは直接赤ちゃんのお世話をする負担が軽くなり、その分お出かけや知育遊びに費やせる時間が増えるかもしれません。
このように、赤ちゃんとってのずりばいは、大人にとっての運動や勉強のような、「しないよりはしたほうがいい」という位置づけになる動作です。パパママが赤ちゃんの成長段階に合わせて、適度に促してあげることを意識してみてはいかがでしょうか?
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参考書籍:榊原洋一、小西行郎、開一夫、小林美由紀/監修『赤ちゃんの「脳」がわかる育児BOOK』(成美堂出版,2009)
http://www.blog.crn.or.jp/
参考リンク:日本赤ちゃん学会ブログCRN
https://conobie.jp/article/9242
参考リンク:Conobie 「うちの子早くたっちしないかな‥」実は“ゆっくり”が育む発達もあるんです。
ずりばいしない、ハイハイに進まない……。理由は?
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10337000349
まずは、寝返りはできるのにずりばいしないという赤ちゃんには、どんな理由があるのか考えてみましょう。
首がすわった直後の赤ちゃんにとっては、首で頭の重みを支えることは負荷が大きいものです。首だけでなく肩や背中に十分な筋力が備わらないうちに赤ちゃんをうつぶせにすると、頭を持ち上げた姿勢を維持できず、頬や顔面が床についてしまいます。うつぶせによる頭の重みや息苦しさを嫌う赤ちゃんもいるし、うつぶせが苦手なうちは窒息の危険性もあるので、目は絶対に離さないでください。苦しそうに泣く時は無理強いせず、短時間であお向けに戻してあげてください。