子育て情報『子どものSOSサインに気づくには?いじめ早期発見・早期解決のために覚えておきたいこと』

2017年3月2日 13:00

子どものSOSサインに気づくには?いじめ早期発見・早期解決のために覚えておきたいこと

もしかしたら、いじめがあるのでしょうか?」とご相談くださる保護者の方が、多くいらっしゃいます。

「お腹が痛い」「頭が痛い」「学校に行きたくない」という症状は、実は、かなり深刻です。

お子さんがそう言いだす前に、次のような症状が1つでも見られたら、夕食時にさりげなく学校での様子を聞いてあげて下さい。

・急に元気がなくなる
・帰ってくるとすぐに部屋に閉じこもる
・理由のわからない成績の低下
・親の前で携帯メールを見なくなる
・友達から電話があっても、出たがらない
・おねしょをする
・妙に明るく装う
・教科書に落書きがある
・服が破れていたり、汚してくる
・物をよく無くす
・急にお金を欲しがる
・擦り傷や打撲がある
・頭痛などを訴え、学校に行きたがらなくなる

また子どもの発するこうしたサインにいち早く気づくためには、学校の保護者同士のネットワ―クを作っていくことも大切です。両親共に仕事を持っていたり、自由選択制で校区を超えた学校に通学したりすると、保護者同士のネットワークがどうしても希薄になりやすいです。

保護者同士でお子さんの情報を共有できる機会を少しでも作り、お子さんのサインに気付きやすくなるようなネットワークを作っていきましょう。


子どものいじめ、解決を困難にしているものとは

子どものSOSサインに気づくには?いじめ早期発見・早期解決のために覚えておきたいことの画像

出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10161002184

いじめ問題の解決を困難にしているのは、「証拠がない」ことに尽きます。今のいじめで一番多いのは、教師や親など大人の見ていないところでの、言葉の暴力や無視などの精神的ないじめです。


暴力を受けたのなら、体に傷が残ります。ノートや文房具など持ち物を壊されても証拠が残ります。けれども、言葉による暴力は証拠がありません。

これを解決するためには、冷静な文書化が必要です。

「子どもからの聞き取り+証拠集め」を通して、以下のような「事実」を文書にまとめていくのです。

・いつ、誰が、どこで、どのようないじめをしたのか
・加害者は一人か、複数か。その名前は
・それを目撃していた子どもはいるのか。いたら、それは誰か
・具体的にどんなことを言われたのか
・具体的にどんなことをされたのか
・怪我をさせられたことはあるのか
・子どもはどう感じているのか
・学校や担任の対応はどうだったのか

時系列に従い、いつ、誰が、どこで、どのようないじめをしたのか。

関連記事
新着子育てまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.