子育て情報『急性脳症はウイルスが原因?意識障害などの症状・治療や社会的サポートについて紹介します。』

2017年3月31日 10:00

急性脳症はウイルスが原因?意識障害などの症状・治療や社会的サポートについて紹介します。

また上記の他には出血傾向や血圧低下、尿の排出量の低下などの全身症状をともなうこともあります。

http://www.development.m.u-tokyo.ac.jp/Acute%20Encephalopathy/AESD.pdf
参考:AESD診断基準

http://www.development.m.u-tokyo.ac.jp/Acute%20Encephalopathy/ANE.pdf
参考:ANE診断基準

http://www.development.m.u-tokyo.ac.jp/Acute%20Encephalopathy/MERS.pdf
参考:MERS診断基準

http://idsc.nih.go.jp/disease/influenza/051121Guide.pdf
参考:インフルエンザ脳症ガイドライン|厚生労働省 インフルエンザ脳症研究班

◇確定診断
急性脳症において特徴的な脳浮腫が頭部画像所見でみられる場合は、けいれん重積型急性脳症または急性壊死性脳症などの急性脳症として確定診断がなされます。

髄膜検査、血液検査などによって確定診断を行うことはできず、頭部画像所見の検査が行えない場合などは意識障害の程度や持続性を観察したうえでの臨床的・総合的な診断を行います。◇頭部画像検査(CT,MRI)
急性脳症の特徴である脳浮腫があるかどうかを確認するために行います。

◇髄膜検査
髄膜刺激症状と30分以上の意識障害が伴う場合には髄膜検査を行います。髄膜刺激症状とは首の硬直や膝を曲げた状態で股関節を直角に屈曲し、そのまま膝を伸ばそうとすると抵抗があることをいいます(ケルニッヒ徴候などがあります)。これは急性脳症と似た症状がある髄膜炎や急性脳炎との鑑別のために行います。

◇血液検査
発症12~24時間後、アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ(以下AST)の軽度上昇がみられることがあります。
ASTは細胞内でつくられる酵素のひとつです。肝臓もしくは心臓や腎臓などの臓器に多く存在し、体内でのアミノ酸代謝やエネルギー代謝の過程で重要なはたらきをします。このASTが何らかの異常で肝臓にある肝細胞が破壊されることにより、血液中に漏れ出します。急性脳症が疑われる場合はこのASTの値が上昇するといわれています。

◇脳波
夜間や何らかの理由により頭部画像検査ができなかった場合、脳波検査が用いられることがあります。

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