子育て情報『乳幼児揺さぶられ症候群(SBS)とは?どんな時に起こってしまうの? 症状、予防法について紹介します!』

乳幼児揺さぶられ症候群(SBS)とは?どんな時に起こってしまうの? 症状、予防法について紹介します!

揺さぶりを受けた直後、赤ちゃんが以下のような症状を見せた場合、乳幼児揺さぶられ症候群の可能性があります。

・元気がなくなる。
・機嫌が悪くなる。
・傾眠傾向(すぐに眠ってしまう状態)
・嘔吐(ウイルス感染による嘔吐症と間違われやすいです。)
・けいれん
・意識障害(呼んでも、応えない)
・呼吸困難
・昏睡(強く刺激しても目を覚まさない状態)
・死

https://www.jpeds.or.jp/uploads/files/070815_shaken.pdf
このように、乳幼児揺さぶられ症候群は死に至る可能性もあります。赤ちゃんを激しく揺さぶってしまい、このような症状が現れた場合は、すみやかにかかりつけの小児科か最寄りの救急救命センターへ子どもを連れていきましょう。

また、命が助かった場合でも、以下のような症状・後遺症を起こしてしまうこともあります。

・脳の周りの出血(硬膜下血腫、クモ膜下出血など)や脳の中の出血
・失明、視力障害
・言葉の遅れ、学習の障害
・後遺症としてのけいれん発作
・脳損傷、知的障害
・脳性麻痺

https://www.jpeds.or.jp/uploads/files/070815_shaken.pdf
初めにあげた硬膜下血腫やクモ膜下出血とは、脳の表面で起きた出血が原因で起こります。


頭蓋骨と脳の間には、頭蓋骨側から「硬膜」「クモ膜」「軟膜」の3つの膜があります。硬膜下血腫やクモ膜下出血は、硬膜・クモ膜と脳の間に血液が溜まってしまう状態を指します。

乳幼児期という脳の発達においてとても重要な時期に、乳幼児揺さぶられ症候群で脳内が傷ついてしまうと、身体機能や精神機能、学習機能などさまざまなところに影響が出てきてしまうことがあります。

http://neurosurgery.med.u-tokai.ac.jp/edemiru/kumomakka/shoujyou.html
東海大学医学部脳神経外科ホームページ

http://www.neurosurgery.jp/neurotrauma/index.html
東京慈恵会医科大学脳神経外科学講座ホームページ


どうして乳幼児揺さぶられ症候群が起こってしまうの?

乳幼児揺さぶられ症候群(SBS)とは?どんな時に起こってしまうの? 症状、予防法について紹介します!の画像

出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10272000702

周りから見ても「あんなに赤ちゃんを揺らしては危険ではないか…?」

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