乳幼児揺さぶられ症候群(SBS)とは?どんな時に起こってしまうの? 症状、予防法について紹介します!
と思うほどの激しい揺さぶりによって引き起こされる乳幼児揺さぶられ症候群。なぜ、赤ちゃんをそんなにも激しく揺さぶるということが起きてしまうのでしょうか。
乳幼児揺さぶられ症候群が起きた過去の事例を見てみると、赤ちゃんを揺さぶってしまった原因として多いものは「育児ストレス」です。
パパ・ママやおじいちゃん・おばあちゃんなど、子どもの周りにいる大人が子どものことでイライラしたり、腹を立ててしまったりする時に激しく揺さぶってしまうようです。特に、子どもが泣きやまない時に、ただあやすつもりが「どうして泣きやんでくれないの…?」といったストレスと相まって、激しく揺さぶってしまった、というケースが過去の事例で多く挙げられています。
また、赤ちゃんをあやす力加減がわからない、突然ママに赤ちゃんをみることを頼まれて戸惑うパパが乳幼児揺さぶられ症候群を起こしてしまうことも多いと言われています。
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/kodomo/katei/boshihoken_unkyo/unkyo27.files/27unkyo_siryo10.pdf
子ども虐待による死亡事例等の検証結果等について(第11次報告)の概要
http://www.japo-web.jp/info_ippan_page.php?id=page35
日本小児眼科学会ホームページ
どのくらいで乳幼児揺さぶられ症候群になるの?
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10132107003
では、具体的にどの程度激しいと赤ちゃんが乳幼児揺さぶられ症候群になってしまうのでしょうか。
目安として、1秒間に2~3往復以上揺さぶり、それを5~10秒続けると乳幼児揺さぶられ症候群は起こると考えられています。
これは周りから見ると誰もが子どもの安全を危ぶむほど、かなり激しい揺れです。
つまり、赤ちゃんの身体を支えてゆっくりと揺らす、膝の上でピョンピョンとさせてあやす、などといった通常のあやし行為で乳幼児揺さぶられ症候群が起きることはありません。
また最近、「ベビーカーに子どもを乗せている時に段差がありガクンと揺れてしまった。」「チャイルドシートに子どもを乗せているときに大きな振動を与えてしまったが大丈夫?」