子育て情報『レット症候群とは?女の子のみに発症する具体的な症状、予後、診断基準、医療費の助成などご紹介します』

2017年7月22日 15:00

レット症候群とは?女の子のみに発症する具体的な症状、予後、診断基準、医療費の助成などご紹介します

B.非典型的レット症候群の診断要件
退行のエピソードがあること(但し、その後、回復期や安定期が存在する)
4つの主要診断基準のうち2つ以上を満たすこと
B-3. 11の支持的診断基準のうち5つ以上を満たすこと

典型的レット症候群診断のための支持的(補助的)診断基準
1.覚醒時の呼吸異常、
2.覚醒時の歯ぎしり、
3.睡眠リズム障害、
4.筋緊張異常、
5.末梢血管運動反射異常、
6.側弯・前弯、
7.成長障害、
8.小さく冷たい手足、
9.不適切な笑い・叫び、
10.痛覚への反応の鈍麻、
11.目によるコミュニケーション、じっと見つめるしぐさ

http://npo-rett.jp/rett_medi01.html
※アメリカ精神医学会『DSM-5』(精神疾患の診断・統計マニュアル第5版)での除外について
アメリカ精神医学会の出版する『精神疾患の診断・統計マニュアル』の第4版においてはレット症候群はレット障害の名前で「広汎性発達障害」のカテゴリとしてその診断基準が記載されていました。しかし、その後レット症候群はX染色体の遺伝子の問題であるという事実が判明し、2013年の第5版改訂の際に広汎性発達障害のカテゴリーからレット症候群の名前は除外されました。


子どもがレット症候群かも、と不安を感じたら

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出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=28144083536

◇乳幼児健康診査
乳幼児健康診査は乳児健診とも呼ばれ、母子保健法の定めにより各自治体が実施するものです。各市区町村の保健センターなどで行い、赤ちゃんが順調に発達しているかどうかを確認し、病気の予防や早期発見をするための検査です。3ヶ月、6ヶ月、1歳半といった乳幼児の発達の節目に受けることができます。レット症候群の場合には、初期症状が生後6ヶ月~1歳半ごろから出始めるので、3、6ヶ月の時点ではもちろん、1歳半健診の際にも、見過ごされてしまうことがありますので注意が必要です。

乳幼児健診では普段の子育てで疑問に思っていることや、なかなか話す機会がない不安などを専門家に相談できる場でもあります。乳児健診は同じ月齢の赤ちゃんを育てるほかの保護者も来ており、育児の工夫や悩みを共有したり情報交換したりできる場としても利用できます。


検査を受けるには、出生届を出した自治体から送られてくる受診票の案内に従います。

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