子育て情報『一時預かりとは?預かりを行うのは保育所だけ?一時預かりの特徴、対象年齢、障害のある場合などについて』

2017年5月11日 16:40

一時預かりとは?預かりを行うのは保育所だけ?一時預かりの特徴、対象年齢、障害のある場合などについて

この章では一時預かり保育において子どもがどのような環境で過ごすのかについてご紹介します。

一時預かり保育のひとつの特徴は、周囲の子どもの顔ぶれがほぼ毎度異なるということです。この点が、定型的な通常の保育所・幼稚園との違いです。これまでは保護者や親族との見知った人の中で過ごしていたのに、一時預かりにおいて、いきなり見知らぬ集団に飛び込むということもあって、緊張してしまってのびのびと過ごすことのできない子どもも少なくはないようです。

保育者はこの点を十分に理解しているので、配慮を行った保育を行います。普段の保育において立てる保育目標を立てることはできないものの、当日の子どもの顔ぶれや、一人一人の子どもの心身の状態や、保育場面への適応の状況を考慮して、それぞれに見合った保育やかかわりを行います。

一時預かり保育のもうひとつの特徴としては、小さな縦割り保育であること、つまり子どもたちの年齢がばらばらなことがあげられます。施設や園によっては、通常の保育クラスの中に一時預かりの子どもに交じってもらうこともあるようですが、たいていは一時預かりの子どもだけのクラスがある場合が多いです。


年齢によって、発達の課題や遊びの質や生活のリズムが異なっているために、子どものニーズに合わせた保育を行っています。

また、一週間のうちに何度も一時預かり保育に通う子どもの場合には、少しずつ場慣れしてくるので、在園児のクラスと交流をもつこともあります。このあたりは、子どもの状況に合わせて柔軟な対応を行っているようです。

このように年齢が違ったり、環境が異なっても、楽しく保育に参加できるような気配りや配慮、環境づくりを行いながら保育を行っています。


利用時間や料金は?

一時預かりとは?預かりを行うのは保育所だけ?一時預かりの特徴、対象年齢、障害のある場合などについての画像

出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11032006324

一時預かりにかかる費用は自治体や実施施設によって異なります。料金が1時間単位で決められている場合もあれば、半日・1日単位で決められている場合もあります。だいたい、1日あたりに換算すると1,500円から5,000円くらいの幅の中で料金が定められていることが多いようです。

また、生活保護世帯・住民税非課税世帯は全額免除、所得税非課税世帯は半額を減額される、などの世帯の状況によって支払う金額が変動する決まりを取り入れている自治体もありますので、お住まいの市町村のHPをご確認ください。

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