2017年7月14日 14:00
3年半も不登校だった僕が、慶應義塾大学に行けた理由〜通信制高校活用のススメ〜
全日制高校と違って単位制で履修の時間を自由に決めることができるからこそできたことです。
また、僕は空いていた平日の時間の大半を「仕事」の時間に使っていました。
働く目的は、遊ぶお金がほしいからではなく、将来に向けてプログラミング技術を磨くこと。むしろお金はおまけのような感覚でした。高校生でもプログラマーとして働ける会社を見つけて勤務していたのですが、そこで学んだことはとても大きかったです。
毎日社会人といっしょに仕事をする機会をもてるのは、まさに通信制高校ならではのメリットだと思います。ほぼ毎日仕事をしていましたが、働くこと自体が楽しくて仕方なかったので、遊ぶ時間は必要ありませんでした。
プログラマーとしての業務に必要なのは「コミュニケーション」と「勉強」です。
仕事を通じて、その2つのスキルはどんどん磨かれていきました。
この経験は社会人スキルとして一生活きていくでしょう。
新しい人に会って新しい友達が出来ると、新しい情報を知る事が出来ます。
そして多くの人から自分の知らない世界を教えてもらうことにより、自分のやりたいことが新しく見つかる場合もあります。
もちろん時間はたっぷりあるので、そのやりたいことにすぐさま取り組むこともできます。
やりたいことにフットワーク軽く、自分の満足のいくようにひたすら模索できるのは時間を自由に使える環境があったおかげだと思っています。
今の大学に行くことができたのも、志望大学の先輩方に会って将来の夢を語り、受験の相談に乗っていただけたから。夢の実現のために自由に動ける時間が得られたのは、とても良かったと思っています。
僕の高校時代は自由そのものでした。
そして何も出来ないのび太くんだと思っていた自分でも、時間の使い方を理解し、使いこなす事が出来れば、どんなことでも出来るようになると分かりました。
エンジニアは生涯勉強し続けなければいけない職業です。勉強し続けるには仕事と休みの合間に勉強の時間を作らなければいけません。それは自分の限られた自由をマネジメントするということです。
高校時代、平日いつ・どこに行き、誰と会うのも自由。
全て自分で選択して生活してきたお陰で、自分の自由をマネジメントする癖が付きました。
その能力はこれから先、エンジニアの僕にとって大きく役に立ってくれるはずです。