「アーレン症候群」を知っていますか。文字が回ったり歪んだり…娘の検査からアーレンレンズを手にするまで
しかし多くの場合、子どものアーレン症候群の可能性は見落とされてしまうだろうと感じています。
なぜなら、
・子ども自身が生まれた時からそのように見えているので、他人と自分の見え方の違いに気がつきにくい
・子どもは言語で違和感を説明することが難しく、また、認知が広がっていない為に大人も存在を知らないことが多く、子どもの何気ないSOSを逃してしまうこともある
・通常の小学校生活においては、子ども自身の工夫によって対処している場合もあり、子ども自身が抱えている困難が表面化しづらい(ちなみに娘は教科書を事前に読み暗記していた為、音読もなめらかで、学校生活における学習面での困難に周りは気づきませんでした)
などの課題があるように思うからです。
病院では検査ができない!?日本でのアーレン症候群検査機関は限られている現状
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=28177002344
担当してくれた主治医から娘のアーレン症候群の可能性を告げられた当初はまだ私は半信半疑でしたが、
「日本で検査できる機関は筑波大学の一箇所のみですし、困り感が大きくなってから焦って受診するよりも、余裕を持って今のうちに行かれる方が良いかもしれませんよ。」
と主治医から背中を押して頂いたので、筑波大学心理発達教育相談室の予約の電話を入れました。
http://www.gakko.otsuka.tsukuba.ac.jp/wp/wp-content/uploads/2011/08/dfe7dcba1f6a3d6bdb38eabc81dee404-1.pdf
筑波大学附属学校教育局心理・発達教育相談室アーレン・シンドロームについて
電話にて予約確定後、自宅に質問票が郵送で届きました。
Yes or Noで答える形式ではありますが、その質問数に圧倒されました。
これらの質問と全く同じだったのかは記憶が曖昧ですが、アメリカ・アーレン協会のホームページ上にはセルフテストが掲載されています。
Webで探せば日本語に翻訳されたセルフテストも見つけることができますので、気になった方は試して頂くと良いかもしれません。
http://irlen.com/long-self-test-for-irlen-syndrome/
アーレンシンドローム・セルフテスト
困難を一人で乗り越えてきた娘の姿を知ることに…
そしていよいよ検査のために筑波大学東京キャンパスへ。