子育て情報『国家資格の「公認心理師」誕生!臨床心理士との違いは?受験資格や経過措置をわかりやすく解説します!』

2017年8月9日 16:40

国家資格の「公認心理師」誕生!臨床心理士との違いは?受験資格や経過措置をわかりやすく解説します!

といった声にこたえるためにも、幅広い年代や状況に対応でき、国家資格である「公認心理師」の誕生は多くの人が待望していた資格といえます。

また、公認心理師は、名称独占資格(その資格保持者でなければ、その名称を名乗ったり、紛らわしい名称を用いてはいけない)です。例えば「特定公認心理師」といった一般の資格を作ったり、肩書きを名乗ったりすることで、公認心理師資格を持っているかのような、間違った認識をさせてしまうことを防ぎ、禁止しています。

しかし、医師や弁護士のような業務独占資格ではないため、公認心理師の資格所有者でなくても心理職の行うアセスメント、カウンセリングなどを行うことは許されています。

公認心理師の「師」が「士」でないのは、名称独占によって既存にある臨床心理士などの民間資格が廃止せざるを得なくなってしまうのを避けるためです。

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参考:浅井伸彦「あたらしいこころの国家資格「公認心理師」になるには’16~’17年版

http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-12200000-Shakaiengokyokushougaihokenfukushibu/h28kakutei_4.pdf
出典:厚生労働省「平成28年中における自殺の内訳」


公認心理師の仕事と活躍の場

国家資格の「公認心理師」誕生!臨床心理士との違いは?受験資格や経過措置をわかりやすく解説します!の画像

出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=29982000231

公認心理師の仕事は、公認心理師法では以下の4つが挙げられています。

1.心理査定(アセスメント)
2.心理面接(カウンセリング)
3.関係者への面接
4.心の健康に関する教育・情報提供活動

1.2に関しては、公認心理師も民間資格である臨床心理士も同じですが、2つの資格についての違いはこの記事の後半「公認心理師と臨床心理士の違いは?」の章でご説明いたします。

では、公認心理師が具体的にどのような仕事をするのかをみていきましょう。


1.心理査定(アセスメント)
心理査定とは、カウンセリングを行う際の、もしくは医師による診察が行われる際のアセスメントです。初対面の際の印象から面接時の表情、態度、話し方、初回面接の内容などから読み取れる情報、心理査定など、広く含めたクライエント(=カウンセリングや福祉での相談者)

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