子育て情報『国家資格の「公認心理師」誕生!臨床心理士との違いは?受験資格や経過措置をわかりやすく解説します!』

2017年8月9日 16:40

国家資格の「公認心理師」誕生!臨床心理士との違いは?受験資格や経過措置をわかりやすく解説します!

/患者に対する見立てのすべてを指します。

その中でも心理検査がアセスメントの補助として使われることがよくあります。代表的な心理検査は、ロールシャッハ・テスト、バウムテスト、HTPテスト、風景構成法、YG性格検査、MMPI、東大式エゴグラムなどがあります。

2.心理面接(カウンセリング)
心理面接とは、一般的にいわれる「カウンセリング」の意味です。自分のことや家族のこと、職場や学校での悩みなどを聞き取っていきます。これは医師と公認心理師が連携して数回にわけて行う場合もあります。

3.関係者への面接
公認心理師などのセラピストは、常に症状を持つ人やなにか問題を抱えている人と直接会えるわけではなく、時には不登校や引きこもりの子どもの両親、発達障害の子どもの保育士、問題行動を起こす生徒の担任など関係者としか会えないことがあります。

そのようなときに役立つ代表的な心理療法として「家族療法」があります。
家族療法は、人間関係の相互作用に着目し、相互作用の悪循環を切断して良い環境を作っていくなどをすることで”問題”とされていたことが再び起こらないように、変化することを進めていく心理療法です。

必ずしも家族全員が来る必要はなく、また対象が家族でなくても2名以上の対人コミュニケーションが少しでも関わるところ(職場、地域、学校など)であれば使うことができます。

4.心の健康に関する教育・情報提供活動
心の健康に関する教育のことを、「心理教育」と呼びます。友達を作ったり、仲直りするスキルや、怒りの表現やストレス発散に関する知識など、普段学校では学べないようなスキルを教育という形で学ばせることで、社会的に適応できるよう導いていきます。

また、地震や台風などの天災による緊急事態が発生した際にも、被害者の心理ケア等で公認心理師は求められていくでしょう。

公認心理師は、医師ではないために「診断」することはできません。心理職はクライエント(=カウンセリングや福祉での相談者)から自身の成育歴や環境、生活、人格、症状などをよく聴き取り、どのような人なのか査定してから具体的な助言をしていきます。つまり、診断するのは医師の役割で、じっくり時間をかけてクライエントを全人的に看て理解するのが公認心理師の役割です。


公認心理師の働く場は、ほとんどがこれまで臨床心理士が働いてきた領域と重なると考えられます。

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