2017年9月10日 11:00
「行きたい!」と言うのに準備は渋る我が家の兄弟。変化をもたらしたホワイトボード活用法とは
子どもが「やればいいんでしょ!」とふて腐れてしまうことありませんか?
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11038010993
我が家では電車で習い事に通う事が多いので、「外出前のトイレ・支度をする時間」「家を出る時間」「電車の時間」の3つを紙に書いて子どもたちに提示することにしています。発達障害のある小学1年生の息子と小学4年生の娘が、出発の時間に合わせて行動できるように行う、我が家の習慣です。
ある日、子どもたちが玄関先で支度を整えているのを確認し、「靴を履いておいてね」と伝えて私はその場を離れました。しばらくして聞こえてきたのは、リビングでの話声とピアノの音。
慌てて様子を見に行ってみると、玄関には荷物が放り出され、子どもたちはリビングで遊んでいます。
「何をしているの!?出かける時間は伝えてあるでしょ?」
「ちょっとピアノが弾きたくなっただけ」「今本を読んでいるからちょっと待って」と一向に慌てる様子がありません。
こんなこともあろうかと、いつも余裕を見て一本前の電車を利用しているので遅刻することはありません。
とはいえ、「わかったよ、行けばいいんでしょ」とふて腐れてしぶしぶ靴を履く子どもたちを見ていると、私も怒りを抑えきれず声を荒げてしまいます。結果、何とも言えぬ重い雰囲気のまま駅までの道のりを進むことになりました。
案の定、駅に着いたのは乗る予定だった電車が出発した後。
次の電車まで少し時間があったので、落ち着いて話をすることにしました。
子どもたちに伝えたこと
「ママはどうして怒ったと思う?」
「出発する時間なのに遊んでたから?」
「靴を履いてって言われたのに、本を読んでたから?」
娘と息子が答えます。この言葉から、出発前に準備をせず別のことをしていたことはいけないことと理解はしているようです。私は続けます。
「そうだね、その行動は確かにおかしいよね。
でもママが一番引っかかっているのは、違うところなの。この習い事をしたいって言ったのはあなたたちで、絶対にやめたくないんだよね?」
「そうそう!絶対にやめたくない!」
「だってすごく楽しいもん!やめろって言われたらイヤ!」
子どもたちは習いごとに行きたくないわけではないのです。むしろ、「行きたい!」という意思を持っています。