年末年始に「アナログゲーム療育」を!みんなで楽しくやってみませんか?
友達と遊ぶ前の段階として大人がリードして、ゲームを楽しむためのスキルを獲得していきましょう。
ゲームをして遊ぶには、「勝ちと負けを理解する」「ルールを守る」ことが必要です。まずは勝ち負けが分かりやすくルールもシンプルなゲームを、大人と一緒にやってみましょう。
◇スティッキー
リングでスティックを束ねたタワーから、サイコロで出た色のスティックを引き抜き、タワーを倒してしまった人が負けです。勝ち負けが視覚的に分かりやすく、ルールも簡単です。
まずは大人と一対一で遊んでみましょう。スティックをうまく引き抜けたときは大げさによろこび、タワーを倒してしまったときは大げさに残念がるアクションを大人が見せることで、子どもは勝ち負けを理解していきます。
子どもがルールを理解できたらほかの大人や友達も誘って一緒にやってみることで、集団への参加もスムーズになります。
なかなか友達の輪に入れなかったり、友達とゲームをすることに抵抗を感じる子どもにおすすめのゲームです。
初めは遊んでいる様子を見てみることや、大人と二人で遊ぶことから初めてみましょう。ある程度ゲームに慣れてから友達や他の大人を誘うことで、集団で遊ぶことにチャレンジします。
◇キャプテン・リノ
配られたカードを積み上げて、崩した人が負けというゲームです。積み上げたカードの見た目のインパクトといつ崩れるかという緊張感は、見ているだけでもドキドキしてしまうほど。他の子どもたちがゲームを楽しみ、一喜一憂する様子や、ゲーム中の歓声を聞くことで、ゲームへ興味を感じやすくなります。
ゲームに参加したがらない子は、まず見学してみることからはじめましょう。ほかの子が遊んでいる様子からゲームのルールを理解したり見通しを持つことができれば、子どもの安心感や興味に繋がります。
http://www.gameryouiku.com/2015/10/19/
参考:集団参加への勇気を取り戻すキャプテン・リノ|アナログゲーム療育のススメ
◇禁断の砂漠
プレイヤー全員で協力しながら、古代の砂漠都市を発掘して飛行機の部品を集め、脱出するゲームです。プレイヤー同士が競い合うのではなく、協力してクリアを目指すゲームなので、友達に負けてしまうことで癇癪を起こしやすい子にもおすすめです。また年齢の違う子どもたちで混ざってプレイすることで、年下の子をフォローしたり、年上の子に交じって活躍できたという成功体験を得る場にできます。