子育て情報『障害のある子の「親なきあと」ってどうなるの?今からできる対応策から体験談まで紹介します!』

2017年12月27日 15:00

障害のある子の「親なきあと」ってどうなるの?今からできる対応策から体験談まで紹介します!

のこされた子どもがスムーズに支援を受けられるよう、次の支援者に向けて子どもの特性理解のために必要な情報を伝える準備をすることも大切です。

子どもの特性や健康状態、支援に関する希望などを書きのこしておくことは、子どもだけでなく、親なきあとにサポートをする人にとっても助けになります。その際、助けになる本やツールを紹介します。

■『精神障害をもつ人のための親なき後に備える』
認定NPO法人地域精神保健福祉機構が制作した、親なきあとに備えたい保護者向けの本です。親なきあと対策の、入門書的な位置づけとなります。

実際に、親なきあとにのこされた子どもや、準備を始めている保護者の体験談、今から備えるべきこと、家族での話し合いに役立つ項目リストなどが掲載されています。

■「親心の記録」
一般社団法人日本相続知財センター制作の「親心の記録」は、支援者に対して、子どもについての情報を過不足なく伝えるために作成されたものです。

障害福祉サービス受給者証の番号や利用している医療機関や施設など、支援を受けるために必要な情報から、本人の特性まで記録できます。
次の支援者への情報伝達にこのような冊子を活用して書き残しておくことも、ひとつの方法となります。

※「親心の記録」は団体向けに寄贈されています。個人で希望する方は、下記HPよりお問い合わせください。

https://yukari-tokyo.jp/about-us/parent/oyagokoro-no-kiroku/
参考:「親心の記録」について・お申し込み|日本相続知財センターHP

成年後見制度とは2000年4月より開始した制度で、知的障害や発達障害を含む精神障害などにより、判断能力が十分でない人の法律行為を支援する制度のことをいいます。対象となる法律行為とは、銀行の手続きや遺産分割、不動産の売却などです。

成年後見制度には、家庭裁判所が成年後見人等を選任し既に判断能力が低下している人に対して支援する法定後見制度と、あらかじめ本人が任意後見人を選び近い将来に備え支援者と支援内容を決めておく任意後見制度があります。

後見人には本人の親族や、弁護士や司法書士、社会福祉士などの第三者や、福祉関係の公益法人が選ばれることがあります。成年後見制度については、以下の記事をご覧ください。


http://www.moj.go.jp/content/001130908.pdf
参考:いざという時に 知って安心成年後見制度 成年後見登記|法務省HP


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