2018年2月16日 11:00
アダルトチルドレンとは?症状や、生きづらさの原因は?回復のアプローチや取り組み方も解説します
を抱いている
・「NO」が言えない
・しがみつきと愛情を混同する
・被害妄想におちいりやすい
・表情に乏しい
・楽しめない、遊べない
・フリをする
・環境の変化を嫌う
・他人に承認されることを渇望し、さびしがる
・自己処罰に嗜癖している
・抑うつ的で無力感を訴える。その一方で心身症や嗜癖行動に走りやすい
・離人感がともないやすい
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参考:斉藤学著『アダルト・チルドレンと家族―心のなかの子どもを癒す』(学陽書房1996/4/1) P.96~105
心の問題はさまざまな形で現れますが、アダルトチルドレンに共通してみられるのは自尊感情の低さです。
尊大で誇大的な傾向が目立つ人もいますが、これは自己評価が低く、他人に自分の真価を知られることを恐れていることから来ています。他人の評価を気にするがゆえに、尊大な態度を取り、自分に従う者だけを周囲に集めようとするのです。
人が、自分を価値ある存在とみなすようになるためには、「親のあたたかさ」と「明確に定義された限界」、「丁寧な処遇」が必要だとされています。これらがそろった家庭で育つと、子どもは自尊感情を育みやすいと言われています。
アダルトチルドレンが育つ家庭では、自尊感情を育む条件が欠落しているか、矛盾した形でしか存在しない場合が多くみられます。親が何らかの問題を抱えているため、子どもの心の成長に必要なものを満たせるだけのエネルギーがほとんど残っていない場合が多いからです。
その結果、子どもは家族の病の犠牲となり生きづらさを抱えるようになってしまうのです。
精神面で、アダルトチルドレンとしての影響が現れてくるのは思春期以降、さらにはっきりと現れるのは、成人後、20代半ばにさしかかってからとされます。自分の行動、思考、感情や人間関係に支障をきたしたり、なんらかの生きづらさを感じるようになります。理由なく孤独感に見舞われたり、家族との関係がぎくしゃくするほか友人関係や会社での自分の役割、自分の人生の選択などさまざまな場面で違和感を持つことがあります。
アダルトチルドレンと精神疾患との関係は?
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10161015784
アダルトチルドレンとは、状態像を示す用語で、診断のための医学用語ではありません。